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» 2013年06月19日 17時00分 UPDATE

D89クリップ(62):みんな笑顔のお祭り〜Maker Faire: Taipei 2013 (1/5)

ハイテクノロジの国、台湾でもMaker Faireはもちろん大人気。台湾で初開催のMaker Faireでは、100組以上の出展者が集まる盛り上がりになった。

[高須 正和,ウルトラテクノロジスト集団チームラボ]

台北にMaker Faireがやってきた!

 Maker Faireは自らの手を使ってものづくりを楽しむ人たちが集まるイベントだ。筆者は2008年に東京で開催された第2回目(当時はMake: Tokyo Meetingという名称)から毎回参加し、2009年からは出展もしている。

 会場の雰囲気は開催地によってさまざま。例えば、日米のMaker Faireを比べると、共通点もあるが、違う部分も多い(米国西海岸で開催されたMaker Faire Bay Area 2012のレポート)。

 2013年5月18、19日の2日間にかけて、台湾で初めてのMaker Faireが首都の台北で開催された(2012年7月に「第0回」と呼ばれる小規模なイベントはあった)。

 台湾と日本は、地理的な距離だけでなく、「ボーカロイドやアニメが人気」「豊かで楽しむことに熱心」など、いろいろな意味で近しい関係にある。筆者の使っている電子機器でも台湾製は多い。その隣国台湾のMaker Faireでは、一体どのような作品が展示され、雰囲気を作り出しているのだろうか。現地の様子をレポートする。

 ハイテクノロジの国、台湾でもMaker Faireは大人気だ。それにARBロボコンも併催され、会場は連日の大賑わいとなった。

 規模としては、出展120組・来場1万人という大盛り上がりだった。来場者数は東京のMaker Faireに匹敵する。第1回でこの盛り上がりは非常に盛況だったといえる。何よりも、会場の至る所で笑顔を見かけたのが印象的だった。

001.jpg 空気銃のデモ。みんないい表情!
002.jpg RIGHT HERE,RIGHT NOW! 台北にMaker Faireがやってきた!
003.jpg アドバルーンまで上がる盛り上がり
004.jpg 会場は大混雑!

3Dプリンタ大国、台湾

 会場内には多種多様な3Dプリンタが展示されていた。その多くは海外輸入品ではなく、台湾製のものだった。

 ビックリしたのは、下写真の光造形型3Dプリンタ。オープンソースプロジェクトのB9creatorと同様、市販プロジェクタを使って光造形を行う仕組みとなっている。

005.jpg 光造形型3Dプリンタ
006.jpg プロジェクタを使った光造形システム
007.jpg かなり細かい滑らかな出力が可能だ

 光造形型3Dプリンタは、光硬化性のプラスチックに光を照射して造形する。プラスチックを溶解して成形する積層型3Dプリンタと比べ、より細かく滑らかな形状を作り出せるが、狙った箇所に光を正確に照射する機構が必要になる。展示品はその機構に市販プロジェクタを使い、価格を20万円程度に抑えている。公式サイトもFacebookYahooブログのみという割り切りようだ。

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