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» 2013年07月01日 10時00分 UPDATE

ITアウトソーシングサービス提供企業のリコージャパンが選んだ製品:中堅・中小企業 仮想環境のバックアップ、専門家に聞く「ファースト提案」の中身

複合機やプリンターなどのオフィス向け画像機器やITサービス、コミュニケーションの領域まで、オフィスのトータルソリューションを提供するリコージャパン。同社では昨年から本格的にスタートさせた「マネージドITサービス」が好評だ。このサービスは、中堅・中小企業で高まるITアウトソーシングニーズに応え、IT環境の状況や要望に併せて、対象機器ごとや、導入や運用・保守などの活用フェイズごとにサービスをモジュール化、必要なサービスを組み合わせて提供するという新しいサービス提供のスタイルとなっている。最近では、CA ARCserveシリーズで仮想化バックアップソリューションを大幅に強化している。この分野でのユーザーニーズがどのようであり、その解決策にはどのようなものがあるのか。リコージャパンの「マネージドITサービス」担当者に話を聞いた。

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ITアウトソーシングニーズに応えて人気のリコージャパン「マネージドITサービス」

 リコージャパンといえば、複合機やプリンターなどのオフィス向け画像機器で有名だが、実は実務改善を含めたコンサルティングから、ITサービス、コミュニケーションの領域まで、オフィスのトータルソリューション提供でも定評がある。それもそのはず、近年、OA機器はたいていネットワークに接続され、その制御にサーバーを用いる。サービス提供範囲が機器そのものから企業情報システム全体に拡がっていくのは当然のことといえる。

mhad_araki.jpg リコージャパン ICT事業本部 IT事業センター IT事業推進室 マネージャー 荒木一夫氏

 そのリコージャパンが2012年4月から本格展開しているサービスに「マネージドITサービス」がある。これは、同社がそれまで企業から個別に依頼を受け、設計・開発・運用を行っていたITサービスを徹底的にモジュール化。中堅・中小企業を中心としたITアウトソーシングニーズの高まりに応えるサービスである。リコージャパン ICT事業本部 IT事業センター IT事業推進室 マネージャー 荒木一夫氏は、次のように語る。

 「当社はこのサービスを、お客さまのIT環境の構築から運用保守などのサービスを担当するグループ企業「リコーテクノシステムズ」と一体となり、日本全国約380箇所のサービス拠点で展開しています。機動力とカバー力をセールスポイントに、ワンストップでお客さまの経営課題を解決することを使命としています」

 こうした配慮の行き届いたサービスは好評を博し、リコーテクノシステムズは、市場調査会社J.D.パワーによる2012年日本IT機器保守サービス顧客満足度調査<サーバー機器>で総合満足度第一位を獲得している*。


マトリクスで徹底的にモジュール化された「マネージドITサービス」

 その「マネージドITサービス」の形態は大きく3パターンある。

 第1は「マネージドITサービス Select」と呼ばれるもので、サービスの対象を「スマートデバイス」「パソコン」「サーバー」「ネットワーク」に分類、情報システムの「導入・展開」「運用」「管理」「保守」「回収」の5つのライフサイクル時に発生するサービスを取捨・選択して選べるというものである。例えば、サーバーを対象にした「サーバーサポートサービス」なら、サーバーの保守からサーバーOS・仮想化ゲストOS・の日常的な稼働支援・障害復旧支援、システム環境や対応履歴に基づくシステム相談を実施するというものだ。こうしたサービスが合計24種類ラインアップされている(今後も随時拡充予定)。

mhtable.png リコージャパンが提供するマネージドITサービス Selectのラインアップ 

 第2は「マネージドITサービス ソリューションパック」で、上記のSelectサービスを組み合わせ、ワンパッケージで提供する。現在は、ネットワークセキュリティをパッケージしたゲートウェイ・セキュリティパックを提供している。

 第3は「マネージドITサービス カスタマイズ」で、各企業の状況をヒヤリングし*、最適なサービスを柔軟に提案・構築するというものである。

 リコージャパンが力を入れているのは、マネージドITサービスSelectだ。全てサービスの提供範囲を明確に定義しており、技術的にも検証済み。コストは価格体系表に基づいて計算する。これらによって、品質の確かなサービスを迅速かつリーズナブルに提供することが可能である。

* 技術的要件ヒアリングなどは、リコーテクノシステムズのコーディネータと連携して対応する。


サービスメニューに仮想化バックアップソリューションを大幅強化

mhad_hanaki.jpg リコージャパン ICT事業本部 IT事業センター IT事業推進室 花木陽一氏

 2013年4月、同社はこのサービスをさらに拡充させた。その真意は、マネージドITサービスで扱う製品のバージョンのアップデートをさらに加速化するとともに、仮想化を始めとしたニーズが高まっている新しい技術やサービスを、その体系の中核に取り込むことにある。

 データバックアップもその1つである。以前から同サービスではサーバーのデータ保護メニューの中に、CA ARCserve Backupでのバックアップサービスを掲げてきた。リコージャパン ICT事業本部 IT事業センター IT事業推進室 花木陽一氏は次のように語る。

 「サーバーバックアップといえば、歴史の長いCA ARCserve Backupは代表的な製品であり、技術者もなじみが深く信頼性も高いと認識しています」

 これに加えて、仮想化環境のバックアップに強いディスクイメージベースのCA ARCserve D2Dや、ARCserve D2Dのファミリー製品で、VMware vSphere仮想環境のバックアップに特化したCA ARCserve Central VM Host Based BackupがマネージドITサービスのメニュー入りしたというわけだ。

 こうしてリコージャパンは、本格的に企業の仮想化環境へのサーバー移行、またその環境のバックアップニーズに応えているが、そこで多く求められるものとして以下のような3つのケースがある。

ケース1:「サーバー統合で仮想化環境に移行するのだが、バックアップ運用ルールはできるだけ簡単なものにしておきたい」

 こういうケースでは、仮想マシンにエージェントソフトウェアをインストールせず、外から仮想マシンを丸ごとバックアップするというのが最適だ。これを実現するのがCA ARCserve Central Host-Based VM Backupで、バックアッププロキシを1台立てるだけで、この環境のバックアップ体制が整備できる。リストアする際には仮想マシン単位、ファイル単位など、希望の粒度で復旧することが可能だ。また、ARCserve D2D特有の増分したデータのみを継続的にバックアップする仕組みであるため、定期的にフルバックアップを行う製品に比べ、ストレージでのバックアップデータ量増加を抑制し、バックアップ時間を短縮できる。

 ちなみに、仮想化環境へ移行した後にいま一度バックアップ環境を考えることになった、というケースも現場では割とよく発生する問題だ。仮想化を実施する時点でバックアッププロセスの設計をあまり考慮しておらず、既にリソースは満杯でバックアップエージェントを導入する余裕がないことも少なくない。そういう場合でもCA ARCserveシリーズであれば、仮想マシンにエージェントソフトを導入せずにバックアップが可能であるため、既存の環境を変更せずにバックアッププロセスを適用できる利点がある。

mhad_dd.gif ドラッグアンドドロップ操作でのデータ復旧イメージ バックアップしたイメージからの復旧は、仮想マシン単位のほかファイル単位でのリカバリも可能なため、利便性も高い
mhad_case01.jpg エージェントレスでのバックアップのイメージ エージェントレスで実施できるため、個々のサーバーに新たに負荷をかけることなくバックアップを実行できる。増分バックアップにより、短期間でのバックアップが可能だ

ケース2:「部署や拠点などで仮想マシンのバックアップポリシーが異なる。管理が複雑化するのは避けたいが、ポリシーごとにバックアップしたい」

 このケースの最適解は、VMware、Hyper-V、Citrixなど仮想環境に最適なセット製品であるCA ARCserve D2D Advanced Virtual Edition per Host licenseの選択だ。仮想マシンをエージェントレスで丸ごとバックアップすることはもちろん、「ドライブ単位でバックアップしたい」「バックアップデータは物理ディスク上に置きたい」「仮想化環境がHyper-Vである」といった個別バックアップ要件にも1つのライセンスで柔軟に対応し要望を満たすことができる。

mhad_case02.jpg バックアップポリシーを考慮したバックアップのイメージ 部門や拠点ごとに異なるバックアップポリシーで運用する場合、通常であれば複雑な構成でバックアップ計画を策定する必要があり、それぞれに適したバックアップツールを選定する必要があるが、CA ARCserve D2D Advanced Virtual Edition per Host licenseを採用すれば、単一のライセンスで個々の要件に対応できる利点がある

ケース3:「Windows OSとLinux OSが混在環境だが、バックアップ環境は統一したい。アプリケーションもまとめてバックアップしたい」

 情報システムにWindows環境、Linux環境が混在する、データだけではなくアプリケーションもバックアップ対象に含めたいという場合に有効なのが、CA ARCserveシリーズのフラッグシップ製品 CA ARCserve Backupの利用だ。OSの混在環境や多様なバックアップポリシーにも対応でき、簡単・高速にバックアップできるのが最大の特徴。さらに合成フルバックアップ機能を用いると、初回実行時のみフルバックアップ、それ以降は増分バックアップのみで済むため、仮想マシンの負荷を軽減できる。加えて標準で備わっている重複排除機能を利用すると、同じデータはバックアップしないのでディスク使用容量の削減が可能である。

mhad_case03.jpg アプリケーション整合性を考慮したバックアップのイメージ* 要件の異なるさまざまなアプリケーションの実行環境を一括で管理できる。さらに、「合成フルバックアップ」を利用すれば、初回以降、増分バックアップのみで済むため、仮想マシンの負荷を軽減できる。重複排除機能と併せて利用することで、ストレージ容量も削減できる

* Linux環境へのエージェント導入はマネージドITサービス対象範囲外。


Windows XPの保守サポート終了対策でデスクトップ仮想化に集まる注目

 一方、クライアント環境では、Windows XPの保守サポート終了があと1年に迫り、多くの企業では次に打つ手を模索し始めていると荒木氏は語る。これを契機に同社では、資産管理やサーバー環境の見直し、デスクトップ仮想化、またそのデータ保護のあり方について提案する機会が増えているという。デスクトップ仮想化の領域においても、CA ARCserveシリーズを利用することによって、エージェントレスでデスクトップ環境をまるごとバックアップする、ユーザーデータだけをバックアップする、管理サーバーだけをバックアップするといったことが可能だ。花木氏は語る。

 「これからはバックアップソリューション1つをとっても、総合提案が重要になってきます。現在、技術的な営業支援を担当するスタッフのスキルの幅をさらに広げようと、200名以上が日本CAの技術研修を熱心に受講しています。このデスクトップ仮想化のバックアップなども今後有望な分野と認識しています。マネージドITサービスとともにトータルにお客さまへ価値提案をしていきたいですね」

 花木氏の言葉を荒木氏は次のように補足した。

 「私たちリコージャパンは、このマネージドITサービスを軸に、パートナーである日本CAのさまざまなソリューションを組み合せ、中小・中堅企業の皆さまを始め幅広いお客さまへ最も適したソリューションとITアウトソーシングの提供で、お客さまの生産性の向上と社員の方々のIT活用に対する満足をお届けしたいと思っています」

 中堅中小企業の求める旬の仮想化バックアップソリューション、普及に力を尽くすのはリコージャパン×CA ARCserveシリーズの強力タッグだ。

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全仮想マシンのバックアップに6日間も要しタイムリーなリストアや設定変更ができずにいた佐倉市役所。バックアップ時間の短縮と一般的なPCの知識だけで直感的に運用ができるツールを模索。たどり着いた仮想環境専用のイメージバックアップソフトで6日間を5時間に短縮した。

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提供:CA Technologies
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2013年7月31日

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関連リンク

本稿で紹介したマネージドITサービスのメニュー詳細などが確認できます。

本稿で取材に応じていただいたリコージャパンのWebサイト。本稿で言及したマネージドITサービスの他、多様なサービスを提供している。

本稿のバックアップソリューションで採用されているCA ARCserve製品群などの機能詳細はこちら。

仮想環境の災害対策、バックアップ操作を実機で体感いただけるトレーニングです。少人数制で開催しています。

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