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» 2013年07月05日 18時00分 UPDATE

業務で使えるバックアップの基礎知識(2):これで差がつく、知っておくべきバックアップの技術と戦略 (1/4)

バックアップの計画を立てるに当たっては、いくつかのバックアップ技術や戦略を考慮すべきです。これらを利用してバックアップ手法を工夫することで、一見困難と思われるバックアップも解決可能です。

[伊吹山正郁,シマンテック]

 前回は、バックアップの基本的な考え方について説明しました。第2回となる今回は、オンラインバックアップやステージング、重複排除など、バックアップ計画の設計や運用に当たって必要となるバックアップ技術や戦略のメリットとデメリットについて解説します。

システムを停止せずにバックアップ

 業務システムを停止することなくバックアップを取る方法を「オンラインバックアップ」と呼びます。通常、この方法を採るバックアップソフトウェア製品では、SQL ServerやExchange Serverといった各業務アプリケーションに向けて「エージェント」が用意されています。

 こうしたエージェントは、各アプリケーションがもともと備えているバックアップ機能と連携することでバックアップを取ります。実際にバックアップデータを作成するのはアプリケーションであり、バックアップソフトウェアはバックアップ先となるディスク装置などにバックアップデータを橋渡しする役割を担います。そのため、アプリケーションの観点から見ると、整合性を保ちつつバックアップが取れます。

オンラインバックアップのメリットとデメリット

 オンラインバックアップのメリットは、まず、アプリケーションを停止させずにバックアップを取れる点にあります。アプリケーションを止めてしまうと業務に大きな影響を与えてしまう場合でも、オンラインバックアップが実行できれば、業務への影響を最小限に抑えられます。

 その半面、オンラインバックアップの実行時には、アプリケーションが動作しているサーバに負荷がかかりやすいため、アプリケーションの負荷の少ない時間帯を見極めて計画的にバックアップを実行する必要があります。

 一方、リストア時には、アプリケーションに関する知識が必要となります。バックアップを取ることはアプリケーションの動作中に可能でも、リストア時にはアプリケーションをあらかじめオフラインにするなど、下準備が必要になる場合があります。そのため、あらかじめアプリケーションの仕組みやリストア手順を確認した上で作業に臨む必要があり、アプリケーションに関してある程度の知識を必要とします。

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