LPI-Japan、2014年1月を目標に「HTML5認定試験」開始へ試験範囲はCSS3やレスポンシブWebデザイン、JavaScript

エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は7月8日、「HTML5認定試験(HTML5 Professional Certification)」の開発に着手したことを明らかにした。2014年1月からの配信開始を目標にしている。

» 2013年07月08日 20時27分 公開
[高橋睦美,@IT]

 エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は7月8日、「HTML5認定試験(HTML5 Professional Certification)」の開発に着手したことを明らかにした。2014年1月からの配信開始を目標にしている。

 HTML5認定試験は、次世代のWeb標準として注目を集めるHTML5を扱うWebプロフェッショナルの知見や技術力を、中立的な立場で認定するもの。HTML5に関する基本的な知識や静的なコンテンツを制作するスキルを認定する「HTML5 認定試験 Silver(Markup Professional)」と、応用知識や動的なアプリケーションを制作できるスキルを認定する「HTML5 認定試験 Gold(Application Development Professional)」という2つのレベルの試験を用意する。受験料はいずれも1万5750円を予定している。

 試験は、NTTソフトウェアのほか、HTML5開発者のコミュニティ「html5j」やLPI-Japan理事企業の協力を得ながら、オープンコミュニティの枠組みの元で開発していく。Silverでは、Webの基礎知識に始まり、CSS3やレスポンシブWebデザインなどを問う。Goldではさらに、JavaScriptやCanvas、SVG、ストレージや通信、パフォーマンスなど幅広い分野が出題される予定だ。

 LPI-JapanはHTML5認定試験によって、Webアプリケーションエンジニアの技術力向上とWebデザイナへの新たなキャリアパスの提供を目指す。ひいては、日本のITビジネスの推進とWebプロフェショナルの人財育成に貢献したいとしている。

 LPI-Japanは、Linux技術者のスキルを認定する「LPIC」や、PostgreSQLをはじめとするオープンソースデータベースのスペシャリストを認定する「OSS-DB技術者認定制度」を実施してきた特定非営利活動法人。プラチナ・スポンサー企業として、NEC、日立製作所、富士通などが名を連ねる。

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