第4回 画面を構成するさまざまなコントロールと画面遷移連載:Windowsストア・アプリ開発入門(6/6 ページ)

» 2013年10月17日 17時15分 公開
[山本康彦(http://www.bluewatersoft.jp/),BluewaterSoft]
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ユーザー入力

 ユーザーからの入力や指示を受け付けるためのコントロール。

○文字列の入力

 ユーザーに文字列の入力や編集をしてもらう。

コントロール 説明
PasswordBox パスワード入力用
RichEditBox 書式付きのテキストを編集できる(入力時の書式設定はプログラムで行う)
SearchBox 検索ボックス(「特集:次期Windows 8.1&Visual Studio 2013 Preview概説(中編):大きく変わるWindowsストア・アプリ開発 〜 検索コントラクトに関連する変更点 (2/3)」を参照、第10回で解説予定)
TextBox 一般的な文字列入力コントロール
文字列入力用のコントロール

○選択

 選択肢をユーザーに提示し、選択してもらう。

コントロール 説明
CheckBox 選択肢ごとにオン/オフを選択する。
タッチ操作ではToggleSwitchコントロールを使う方がよい
ComboBox ドロップ・ダウンに表示される選択肢から1つを選ぶ
DatePicker 日付を選択する(「特集:次期Windows 8.1&Visual Studio 2013 Preview概説(後編):大きく変わるWindowsストア・アプリ開発 〜 そのほかの変更点 (3/4)」を参照)
ListBox 縦スクロールする選択肢の一覧から1つまたは複数を選ぶ
RadioButton 選択肢の一覧から1つを選ぶ。
タッチ操作では、GridViewコントロールかListViewコントロールを使う方がよい
Slider 一定範囲から数値を選ぶ
TimePicker 時刻を選択する(「特集:次期Windows 8.1&Visual Studio 2013 Preview概説(後編):大きく変わるWindowsストア・アプリ開発 〜 そのほかの変更点 (3/4)」を参照)
ToggleSwitch 選択肢ごとにオン/オフを選択する。
従来からあるCheckBoxコントロールより、タッチ操作しやすい
選択用のコントロール

○命令

 ユーザーからの作業指示を受け付ける。

コントロール 説明
AppBarButton アプリバーに配置する丸いボタン(「WinRT/Metro TIPS:アプリ・バーを簡単に実装するには?[Windows 8.1ストア・アプリ開発]」を参照)
AppBarToggleButton アプリバーに配置する丸いボタンで、オン/オフの状態を維持するもの(「WinRT/Metro TIPS:アプリ・バーを簡単に実装するには?[Windows 8.1ストア・アプリ開発]」を参照)
Button 一般的なボタン
HyperlinkButton ハイパーリンクを表示する。
クリックされると、Webページが既定のブラウザで開かれる。
なお、TextBlockコントロールなどでハイパーリンクを表示するには、Hyperlinkコントロール(Windows.UI.Xaml.Documents名前空間)を使う
MenuFlyout メニューをフライアウトとして提示する(「WinRT/Metro TIPS:簡単にフライアウトを出すには?[Windows 8.1ストア・アプリ開発]」を参照)
RepeatButton 押されている間はClickイベントを発生し続けるボタン(Windows.UI.Xaml.Controls.Primitives名前空間)
ToggleButton オン/オフの状態を維持するボタン(Windows.UI.Xaml.Controls.Primitives名前空間)
命令用のコントロール

文字列

 文字列を表示するためのコントロール。

コントロール 説明
RichTextBlock 書式付きのテキストを表示する
RichTextBlockOverflow 連結したRichTextBlockコントロールからはみ出したテキストを表示する
TextBlock 文字列を表示する一般的なコントロール
文字列を表示するコントロール

図形

 図形を表示するためのコントロールで、Windows.UI.Xaml.Shapes名前空間に属している。ツールボックスには表示されていないが、ほかにLine、Path、Polygon、Polylineの各コントロールがある。

コントロール 説明
Ellipse だ円、円
Rectangle 矩形、正方形
図形を表示するコントロール

静止画

 画像を表示するコントロール。なお、ほかのコントロールにも、画像をImageBrushオブジェクトに変換してからBackgroundプロパティやForegroundプロパティにセットすれば表示できるものがある。

コントロール 説明
Image 画像を表示する(「WinRT/Metro TIPS:画像ファイルを表示するには?[Win 8]」と「WinRT/Metro TIPS:画像をバインドするには?[Win 8]」を参照)
静止画を表示するコントロール

動画とオーディオ

 動画とオーディオを再生するコントロール。

コントロール 説明
CaptureElement カメラからの動画ストリームを表示する(「WinRT/Metro TIPS:Webカメラで撮影するには?[Win 8]」を参照)
MediaElement 動画ファイルや音声ファイルを再生する(音声の再生は「WinRT/Metro TIPS:アプリに埋め込んだ効果音を鳴らすには?[Win 8/WP 8]」を参照)
動画とオーディオを再生するコントロール

HTML

 Webページを表示するコントロール。

コントロール 説明
WebView URLまたはHTML文字列を与えて表示させる(「WinRT/Metro TIPS:WebViewコントロールで簡易Webブラウザを作るには?[Windows 8.1ストア・アプリ開発]」を参照)
HTMLを表示するコントロール

進行中の表示

 進行状況を表すコントロール。実際の進行割合を示すか、ただ動き続けている状態を示す。

コントロール 説明
ProgressBar 水平方向の移動で進行状況を表すコントロール
ProgressRing 回転で進行状況を表すコントロール
進行中の表示をするコントロール

そのほか

コントロール 説明
AppBarSeparator アプリバーでボタン間に区切りの縦線を入れる(「WinRT/Metro TIPS:アプリ・バーを簡単に実装するには?[Windows 8.1ストア・アプリ開発]」を参照)
ScrollBar 通常は単独では使わない(Windows.UI.Xaml.Controls.Primitives名前空間)
そのほかのコントロール

「連載:Windowsストア・アプリ開発入門」のインデックス

連載:Windowsストア・アプリ開発入門

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