マキシマイズ、IE 6/7向けに開発した古いWebアプリの移行を支援するソフトWindows 7+IE 9の環境で古いWebアプリを利用可能に

マキシマイズは2013年10月29日、Internet Explorer(IE)6および7用アプリケーションの延命を支援するソフトウェア「Browsium Ion 3.0」の国内提供を開始した。

» 2013年10月30日 08時00分 公開
[高橋睦美,@IT]

 マキシマイズは2013年10月29日、Internet Explorer(IE)6および7用アプリケーションの延命を支援するソフトウェア「Browsium Ion 3.0」の国内提供を開始した。同社Webサイト上で無償評価版の申し込みを受け付けている。

 Browsium Ion 3.0は、米ブラウジアムが開発した、IE 6/7アプリの延命ソフトウェアだ。IE 6/7用に開発された古いWebアプリケーションを、IE8/9/10で動作できるようにし、2014年4月に控えるWindows XPのサポート終了に向けたOS移行を支援する。

 マキシマイズによると、従来、古いWebアプリケーションを延命しようとしても、アプリ自体の書き換えには多大なコストと期間が必要になるといった課題があった。たとえIE 9の「互換モード」を利用しても、JavaScriptなどを利用している場合、必ずしもうまく動作するとは限らない。

 これに対しBrowsium Ionでは、URLに応じてIE 9のブラウザ互換モードを自動で切り替え、Javaのバージョンを含むブラウザ設定を自動制御し、さらに必要に応じてJavaScriptなどHTMLも自動的に差し替えることによって、古いWebアプリケーションをIE 9上で利用できるようにしている。ブラウザ利用のルールは、Active Directoryのグループポリシーなどを利用して配布が可能だ。また、利用するのはIE 9のブラウザエンジンのみとなるため、マイクロソフトのライセンスポリシーに準拠した形で利用できることもメリットという。

 同社はBrowsium Ionによって、IE 6/7用のアプリをWindows 7上のIE 9で利用できるようになり、Windows 7以降の新しいOSへの移行が促進できるとしている。

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