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» 2014年02月21日 18時00分 UPDATE

ドリキンが斬る!(7):初物買いするならどっち? ドリキン流iPadの選び方 (1/2)

2013年末にアップルから発表されたMacBook Pro RetinaとiPadの新ラインアップ。前回ご紹介したMacBook Proの選び方に続き、今回はiPad編をお届けします。同時に、タブレット端末の今後のあり方についても触れてみます。

[ドリキン,@IT]

 こんにちは! drikinです。「初物買いするならどっち?」というテーマで書き始めた記事ですが、気付いたらもう2月になってしまいました(汗)。

今回筆者が選んだのはiPad Air!

 前回のMacBook Pro編では僕なりの購入基準をお伝えし、MacBook Pro Retina 15インチを購入するに至るまでのプロセスを紹介しました。記事に対して「やっぱり13インチがベストだな」という意見が目に付いた気がします(笑)。ともあれ、僕の記事が1つの判断基準になったのならばうれしいです。

 ということで今回はその続編、iPadの購入判断基準について僕なりの考えを紹介します。

 結論からいうと、今回僕はiPad mini Retinaではなく、フルサイズのiPad Airを選びました。iPad miniの登場以降、メインiPadはいったんはフルサイズiPadからminiに移行したのですが、今回またフルサイズiPad Airに戻るという状況になっています。その理由を以下に述べていきます。

「iPad Air」vs「iPad mini Retina」

新型iPad Airと旧型iPad mini比較(新型iPad mini Retinaもほぼ同様の傾向)

 と、その前に、最新のiPad AirとiPad mini Retinaのスペックおよび違いについて簡単におさらいしておきましょう。

 2013年末のiPadラインアップの更新により、フルサイズiPad、iPad miniともに大幅にスペックが更新されました。特にiPad miniは、従来は処理能力の面でフルサイズiPadにかなり大きな差を付けられていたのですが、今回のラインアップではCPU/GPU性能およびメモリ搭載量が一気にジャンプアップ。iPad AirとiPad mini Retinaはほぼ同等のスペックに並ぶことになりました。

 ですので処理能力的な視点で見ると、どちらのモデルを選んでも違いがない状況です。カメラについてもカタログスペックは全く同等です。

 旧iPad miniの最大の弱点はRetinaディスプレイを搭載していなかったことですが、今回のアップデートで、ついにiPad miniもRetinaディスプレイを搭載しました。ですから、現モデルのiPad選びにおいては、純粋に「画面の大きさ」「本体のサイズおよび重さ」など、物理的なスペックの違いが選択のポイントになると思います。

 またフルサイズiPadは「Air」という名が表すとおり、大幅に軽く、薄くなったこと(第4世代iPadから約180g軽量化)、逆にiPad miniはRetina化したことで若干重く(旧iPad miniから約20g重く)なりました。この結果、旧iPadの重量差が約340gだったのに対して、新iPadではその差が約130gと、重さの差が大幅に縮まっています。

iPhone 5s時代のiPadとの付き合い方

 今iPadを購入する場合は、他のデバイスの環境も重要なポイントになってくると思います。僕の場合、iPhone 5sを購入してからiPadとの付き合い方が変わりました。

「何でもiPad」から「特定用途iPad」へ

iPad Air(左)と旧iPad(右)を比較すると大幅に軽量化されている

 iPhone 5sの登場以前、iPadは「大画面なiPhone」であるだけでなく、「高速なiOSデバイス」という意味合いの強いものでした。

 僕の場合、iPhoneでは処理能力的に辛い作業や重いアプリケーションをiPadで使いたいという状況が多々ありました。また、たとえiPhoneで行えるのと同様の作業でも、パフォーマンス的にiPadの方が快適なことも多かった上、バッテリーも1日持つしで、一時期は「iPhoneは不要、iPadだけで生活する」なんてことも行っていました。

 ただ、iPadだけで生活するとなると、やっぱりフルサイズiPadはどうしても大き過ぎます。そうして困っていたところにiPad miniが登場したので真っ先にこれに飛びつき、「これなら“真にiPadだけ生活”が実現できる」と夢見た頃もありました(笑)。

 しかしiPhone 5sが登場して状況が一変しました。iPhone 5sが最速のiOSデバイスとなり、すなわちiOSアプリケーションが最も快適に動作する環境になりました。

 しかもカメラ性能はiPadとは比較にならず、ハイエンドコンパクトデジカメすら凌駕しようという勢いですし、何よりも常にポケットに入れておくことができ、片手で使えるデバイスとして外出時には便利です(電話ですから当たり前ですが)。

 バッテリーも、僕の使い方だとほとんど持ちを気にせず1日中使えるようになったので、外出時はiPhone 5sだけで事足りる、もっと正確にいえば「iPhone 5sが快適」という状況になりました。

 また僕の場合、MacBook Pro Retina15インチを購入するまで、iPadが最大サイズのRetinaディスプレイであり、写真を大画面で見たいときなどには必須でした。けれど前回ご紹介したとおり、今となっては15インチのRetinaディスプレイがあるので、写真を見るにはMacBook Pro Retinaの方が快適です。こうなってくると、iPadの用途は大分限られてきます。

 僕の場合、KindleやNewsstandで購入している雑誌の閲覧、自宅でくつろいでいるときのネット・SNS閲覧、特定のiPad専用アプリ利用など、iPadの活用方法が、「何でもiPad」から「特定用途のiPad」に変わりました。

閑話休題〜タブレットの今後〜

最近ちょっとお気に入りのWindows 8.1タブレット

 話がiPad選びからちょっと脱線してきましたが、脱線ついでにもうちょっと、タブレットの今後について最近感じることを書き記しておこうと思います。

 僕の場合はちょっと極端かもしれませんが、一時期の「全てをiPadで済まそう」とした時期から打って変わって、今ではかなり用途を限定してiPadを使うようになりました。周りの友人や同僚などからも「最近はあまりタブレットを使わなくなった」といった話を聞くことが増えた気がします。

 もちろん世の中的な流れとしては、ノートパソコンからタブレットへの移行が進んでいて、この勢いはますます伸びていくと思うのですが、僕らのように元々パソコンを使いこなしているユーザー、さらにはプログラムや画像編集、映像作成などクリエイティブな用途でコンピューターを利用しているユーザーにとっては、現状では結局、パソコンが一番効率が良いということなんですよね。

 それでもiPadには、Retinaディスプレイという、まだパソコンでは一般的ではない高解像度のディスプレイが備わっていて、それが差別化要因になっていたのですが、僕の場合、MacBook Pro Retinaの導入で状況が変わりました。普及価格帯の4Kディスプレイも登場し始めており、今後Retina品質のPCディスプレイが一般的になってくることを考えると、一部の人達の「PC回帰」が進む気がしています。

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