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» 2014年06月16日 15時17分 UPDATE

コートジボワール戦開催地「アリーナ・ペルナンブッコ」のITインフラは日本製

W杯開催に湧くブラジル。TV中継などで見掛ける出来たての現地スタジアムには、日本のIT技術が使われている。

[原田美穂,@IT]

 2014年6月12日から約1カ月間にわたり、ブラジルでFIFA ワールドカップが開催されている。6月15日朝(日本時間)には日本対コートジボワール戦が行われたので、観戦した読者も少なくないだろう。4年に一度の巨大スポーツイベントに絡めて、各社、自社技術のPRにも余念がないようだ。本稿ではW杯に関わるIT技術として聞こえてきたものの一部を紹介する。

複合的なIT技術を駆使したスタジアム

 もっとも大々的にサッカーW杯ブラジル大会にコミットしているのはNECのようだ。既に関連コンテンツを自社Webサイトで展開している。

 NECでは、日本にとってのグループリーグ初戦の会場となるコートジボワール戦が開催された「ペルナンブッコスタジアム」(レシフェ市)だけでなく、フォンテノバスタジアム(サルバドール市)、グレミオスタジアム(ポルトアレグレ市)などでも、同様に、スタジアム全体の包括的なITシステム導入を担当した。

 ペルンナブッコスタジアムでのシステム受注に際しては、ブラジル・サンパウロに拠点を構えるOAS Arenas社と協業、ポルトアレグレ市のスタジアムにおけるITインフラ全般を受注している。提供するシステムとしては、IPネットワーク、通信ネットワーク、監視カメラ246台によるセキュリティソリューション、音響システム、火災検知システム、ビル管理システムなどが挙げられている。

 セキュリティおよび画像データ管理といったITシステムから、同社の注力分野の1つであるデジタルサイネージと音響システム、設備全体の複合的な情報を管理するシステムなどを組み合わせた大掛かりなものだ。

 同社Webサイトによると、この包括的な設備管理のためのIT環境では、避難誘導なども想定しており、数分で、数万人規模の観客を避難誘導できるとしている。

 ITだけでなく、社会インフラなども展開する同社は、南米への進出が比較的早く、1968年にはブラジルでの事業をスタートさせており、同社の強みの1つでもある、電気系インフラの事業も推進している。今回のスタジアムのITインフラ受注に際しても、現地のデベロッパー企業と共同で受注している。

 一方、パナソニックのブラジル子会社であるパナソニック ブラジルは、会場となるスタジアムの一つ「アレーナ パンタナウ」のAV・セキュリティソリューションを提供している。導入システムは、フルIPデジタルサイネージおよびスクリーン250台の他、セキュリティシステムも含まれる。

本記事公開時、同スタジアムでの画像認識などのシステムも運用しているとの記載がありましたが、画像認識ソリューションは同社スタジアムソリューションの1つとしてラインアップされているものであり、同スタジアムで実際に導入されているものではありません。訂正しておわびいたします(修正日:2014年7月7日)。



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