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» 2014年06月24日 10時00分 UPDATE

サーバーを超えたサーバー:Cisco UCSが「ビジネスインフラ」に進化しつつあることを、あなたは知らない

迅速な事業展開には、インフラ調達やアプリケーションデリバリに時間はかけられない。「ビジネスインフラ」としての製品機能をそろえつつあるCisco UCSの秘密を探る。

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 販売開始から約5年になるCisco Unified Computing System(Cisco UCS)。その勢いは止まらない。例えばx86ブレードサーバー市場では、2011年から2013年にかけて、主要サーバーベンダーが軒並みシェアを落とすなか、シスコだけが気をはいている。最新の2014年第1四半期の米国x86ブレードサーバー販売額シェアで第1位、世界では第2位となった*他、2013年における年間サーバー売り上げの成長率で、シスコは43%を達成。他に唯一売り上げが伸びた主要ベンダーで3%の伸びにとどまったことを考えると、驚くべき成長率だといえる。

*「IDC Worldwide Quarterly Server Tracker, Q1 2014」調査より


基礎体力の充実は欠かせない

 その理由は何か。まず、基本的な部分で安定的に優位性を発揮していることを、無視するわけにはいかない。Cisco UCSでは、インテル®の最新プロセッサが出荷開始されると、すぐに新機種に導入する方針だ。インテル® Xeon® プロセッサE5-2000 v2製品ファミリ搭載製品は2013年10月、インテル® Xeon® プロセッサE7 v2製品ファミリ搭載製品は2014年2月に登場している。各種ベンチマークテストで必ずといっていいほど記録を更新している。加えて、省エネルギー性でも優れるため、サーバー買い換えの効果として示しやすい。

 いま、Windows Server 2003の延長サポートが2015年7月に終了することが、IT運用担当者の頭を悩ませている。だが、例えば4〜5年前に導入した、インテル® Xeon® プロセッサ5300番台搭載のサーバーを、最新のインテル® Xeon® プロセッサE5-2600 v2搭載サーバーに買い換えた上で、Hyper-Vを活用して6〜10台のサーバーを1台に集約すれば、コストが削減できることに加え、性能が最大885%向上し、アイドル時(何も演算処理をしていない状態)の消費電力も最大66%削減できる、とシスコシステムズでは試算している。

cisco_01.jpg UCSなら最新サーバーを既存インフラで直に利用可能

 Cisco UCSのソフトウェアによるネットワーク/ストレージ接続設定機能と、容易に機能を有効化できるHyper-Vの使い勝手の良さで、移行作業は短時間で済ませられる。また、複数のサーバー機を1台のサーバー機であるかのように、一括運用できるCisco UCSのユニークな機能は、TCO(総所有コスト)の削減と機動的なIT運用に直結する。

フラッシュ活用の第3の方法とは

 上記のように基礎体力に優れ、TCOを低減して機動的なITを実現するCisco UCSだが、最近ではさらに革新的な機能を実現し、一般的なサーバー機との差別化を図るとともに、利用範囲を広げる進化をしている。

 特筆したいのは、データアクセスにおける革新だ。データベースはますます高速化が求められるようになってきている。今後さらに大量のデータから、ビジネスに役立つ分析を迅速に実施するニーズが高まってくる。するとソフトウェア側ではインメモリデータベースなどの利用が不可欠になり、サーバーにはこれを支える基盤の提供が求められるようになってくる。また、デスクトップ仮想化をエンドユーザーにとって快適な環境として運用するには、アクセスが集中しても対応できるI/O性能と全般的な低遅延が欠かせない。

 フラッシュという記憶媒体に注目が集まっているのはそのためだ。現在、フラッシュで注目されているのは、サーバー機のPCIeスロットに装着するカード型のPCIeフラッシュ、そして外付けストレージ装置の記憶媒体を全てフラッシュとしたオールフラッシュストレージだ。サーバーベンダーであるシスコは、アプリケーションを直接的に高速化するため、PCIeフラッシュをCisco UCSのオプションとして提供してきた。

 PCIeフラッシュとオールフラッシュストレージはどちらにも一長一短がある。性能面で有利なのはPCIeフラッシュだが、容量や単位容量当たりコストでいうと、外付けのオールフラッシュストレージの方が有利なケースが多い。

 そこで、シスコが新たな発想とともに投入したのが「Cisco UCS Invicta」シリーズ。「Cisco UCS Invicta C3124SA アプライアンス」「Cisco UCS Invicta スケーリング システム」の2種類が販売されている*。Invictaアプライアンスは外付け装置型で3〜24TBの容量を実現。一方、Invictaスケーリングシステムはサーバーとともにフラッシュをラックに組み込む形態で、柔軟な構成を実現。最大240TBまでの容量拡張ができる**Cisco UCSとは最大40Gbpsの帯域幅で接続可能だ。どちらもフラッシュをRAID構成でき、PCIeフラッシュのデータ保全性に関する懸念を払しょくしている。また、ハードディスクドライブに比べるとまだまだ高価なフラッシュという記憶媒体を、複数のサーバーおよびアプリケーションで共用できるようにして、コスト効率を向上させている。

*米国・オーストラリアなどでは販売、提供開始。日本での提供開始は2014年Q3を予定。
**今後対応での予定サイズ。



cisco_02.jpg Cisco UCS Invictaシリーズ

 シスコはUCS Invictaを、PCIeフラッシュの延長線上に位置付けている。UCS Invictaは単なるストレージという装置ではない。あくまでもアプリケーション運用担当者が、アプリケーション、サービス高速化のために利用するパーツだ。だから、インストールや利用が、ストレージ運用専用の担当者を必要とするような複雑なものであってはならない。UCS Invictaは、シスコのインフラ運用管理ツールである「Cisco UCS Director」によってサーバーと一元管理でき、設定もシンプルかつ短時間で確実に行えるようになっている。

 UCS Invictaの効果は大きい。フラッシュの大幅な採用による高速化で、I/O分散のためのサーバー数を半数以下に減らすことができ、ハードウェア保守費用が削減できる。さらにフラッシュはハードディスクドライブに比べて電力消費量がかなり低いため、スペースコストと電力コストで、さらに大きな効果が見込める。また、サーバー数の削減は、通常CPU数やコア数で規定されているデータベース管理ソフトウェアのライセンス料と保守料についても、積極的に削減していけることを意味する。

UCS DirectorやACIの連携で、インフラ管理の自動化をさらに加速する

 Cisco UCSの最も革新的な部分は、サーバーの初期設定と運用時の設定変更の双方で、ASICによるソフトウェア化と論理化が進んでいて、このために運用担当者の作業は大幅に簡素化され、迅速で確実にサーバーを活用できるということにある。使っている人でないとなかなか分かりにくいが、逆に使ってみると、こんなに便利だったのかと気付く人が多い。

 簡単に表現すれば、Cisco UCSでは、UCS Managerという管理ツールから、スイッチに接続されたサーバー機が、ブレードサーバー、ラックマウントサーバーの別なく見え、それぞれに対して設定ファイルを適用するだけで利用を開始できるようになっている。BIOS設定画面やネットワークアダプター設定ツールを使い分けるようなことは不要だ。多数のブレードサーバー、ラックマウントサーバーを、事実上、1台のサーバーであるかのように管理できる。ネットワーク接続にしても、帯域配分や接続構成の設定がソフトウェア的に完結する。だから、初期導入時にサーバー機へケーブルを挿した後、その物理的なケーブル配線に触ることはほとんどない。また、ブレードサーバーやラックマウントサーバーにネットワークアダプターを後から追加する必要も、通常は発生しない。今はやりの言葉でいえば、Cisco UCSこそ「Software Defined」の先にあるサーバーであるといえよう。

 シスコは、上記のようなサーバー設定の論理化は重要だが、それだけでは十分でないことに、早くから気付いていた。

 そこでまず1つ、シスコではデータセンター内のサーバーに加え、ストレージ、ネットワークまでを統合運用管理できるUCS Directorという管理製品を提供してきた。このツールでは当然ながら、UCS以外のネットワークや他社ストレージなども、管理対象に含めることができる。さらに同社は、クラウドサービス環境でのサービスポータル、複数の仮想化技術に対応した「Cisco Intelligent Automation for Cloud(CIAC)」を提供している。CIACでは、新たな仮想マシンの配備に際して必要となる作業を事前設定するだけで、一連の作業を自動的に実行できるようになっている。シスコはこのように、企業の社内か、サービス事業者であるかを問わず、インフラの要素全般に関する設定作業の自動化に力を入れてきた。

cisco_03.jpg UCSD+APIC+UCSの組み合わせ

 これをさらに進めたのがシスコの提唱している「ACI(Application Centric Infrastructure)」という考え方と仕組みだ。直訳すれば「アプリケーション指向のインフラ」、すなわち、「個々のアプリケーションのニーズを満たすために、インフラが自動的に構成、設定される」世界を目指している。

 現在のACI/APICは、Software Definedなネットワークサービスおよびセキュリティのポリシに基づいたネットワーク機器、環境設定を提供する。UCS Director 5.0の画面上で、特定のサービス、アプリケーション(仮想マシン)を想定した設定の流れを作成しておき、アプリケーション担当者は、こうした事前作成された手順からアプリケーションに適したものを選択して適用するだけで、ネットワークアクセスを含めた即座に最適なアプリケーション運用環境を手にすることができる。

 上記で「ネットワークサービスおよびセキュリティのポリシ」といっているのは、例えば仮想ネットワーク、ACL、特定のファイアウォールルール、負荷分散などの設定だ。こうした作業は、複数の人々が分担して行う必要があるため、手順書の作成や稟議に無駄な時間を費やすことが多くなっているのが現状だ。ACIはこのような無駄を排除し、迅速なアプリケーションの展開を可能にするとともに、企業としてのガバナンスを適切に確保する新たな手段として利用できる。シスコは、セキュリティ製品やアプリケーションデリバリコントローラなどの主要パートナー企業と協力し、マルチベンダーの構成で、こうした世界を推進している。

 アプリケーションニーズとはビジネスニーズだ。最新のインテル® Xeon® プロセッサを搭載したCisco UCSとUCS Directorを使うユーザー組織は、IT運用をビジネスに直結させられるような環境を、いち早く使えるようになる。

特集:「いままでの常識を打ち破り続けるサーバ」、Cisco UCS の研究

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提供:シスコシステムズ合同会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2014年7月23日

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