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» 2014年07月25日 18時00分 UPDATE

Androidで動く携帯Javaアプリ作成入門(53):変わらないと生き残れないAndroid Lの新機能まとめ (1/4)

新しいUIテーマ「Material Design」や、新しいランタイム「ART」、生まれ変わったNotification、Android TVアプリ、グラフィックス、マルチメディア、ストレージ、ネットワーク周りなどの新機能をテーマ別に紹介します。

[緒方聡,株式会社イーフロー]

Androidは「L」でこんなに変わる!

「Androidで動く携帯Javaアプリ開発入門」のインデックス

連載目次

 Google I/O 2014(6月25〜26日開催)で、次期Androidが「L」という開発コードでプレビューリリースされました。Android 4.4「KitKat」の次期バージョン「L」は、まだスイーツのコードネームを持たず、7月21日の原稿執筆時点で「開発者プレビュー」という位置付けです。

 このAndroid Lは、かなり大きなアップデートであり、さまざまな新機能が詰め込まれています(参考「新しいUIデザイン思想『Material Design』がベース:Android L、Android Wear、Android TV、Android Autoの開発者向け現状まとめ」)。

 新機能を大まかに分類すると、以下のようになります。

  • 大きく変わったUIテーマ「Material Design」
  • 新しいランタイム「ART」
  • 「生まれ変わった」Notification
  • Android TVアプリ
  • グラフィックス、マルチメディア
  • ストレージとネットワーク周り
  • その他

 今回は、Android Lのアップデートの内容を、公式サイト内の情報を基に、分かりやすく解説していきます。

これまでのAndroidから大きく変わったUIテーマ「Material Design」

 Android L開発者プレビューには「Material Design」が採用されています。

android53_01.jpg Dark MaterialテーマとLight Materialテーマ(Android L公式サイトより引用)

 見ためは「フラットデザイン」なのですが、アニメーションとエフェクトが組み合わさることで、シンプルでいて操作した反応が分かりやすいUIに仕上がっています。

android53_02.mp4画像をクリックすると動画が再生します

 Material Designでは新しいウィジェットと、アニメーションと影をカスタムする新しいAPIが提供されます。

新しいウィジェット「RecyclerView」「CardView」

 Android L開発者プレビューでは「ウィジェット」が2つ追加されます。

android53_03.jpg RecyclerViewの例(Android L公式サイトより引用)

 「RecyclerView」と呼ばれる新しいウィジェットはListViewを進歩させた感じです。ListViewに比べ動的表示のパフォーマンス改善が行われ、使いやすさも向上しています。

android53_04.jpg CardViewの例(Android L公式サイトより引用)

 また、新しい「CardView」と呼ばれるウィジェットを使用すると、重要な情報を一貫性のあるカード形式で表示できます。

影の大きさや描画順序に影響を与える「ビューのZ座標」

 Android L開発者プレビューでは、X座標、Y座標に加え、Z座標もビューのプロパティに追加されました。この新しいプロパティがビューの高度を決めることになり、影の大きさや描画順序に影響を与えるようになります。

 何層にもレイアウトを重ねて複雑になりがちだった画面設計が簡単になりそうな予感がします。

状態の変化を表す「Material Design」のアニメーション

 Android L開発者プレビューでは、UIコントロールにタッチフィードバック用のカスタムアニメーションを作成するための新しいAPIが用意され、状態の変化やアクティビティの遷移を表現できます。

android53_05.mp4「Material Design」のアニメーションの例(Android L公式サイトより引用)(画像をクリックすると動画が再生します

 新しいAPIでは、タッチイベント時のタッチフィードバックアニメーション、ビューの表示/非表示がはっきりと分かるアニメーションエフェクト、アクティビティ切り替え時の遷移アニメーション、より自然なカーブを描くアニメーション、ビューのプロパティ変化時の状態変化アニメーションなどが可能になります。

 タッチフィードバックは、ボタンなどのいくつかの標準ビューに組み込まれています。新しいAPIを利用することで、カスタムビューに同様のアニメーションを組み込めるようになります。

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