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» 2014年08月06日 10時00分 UPDATE

トリプルディスプレー、20万円の椅子、IDEが重くならない開発PCは当たり前:「C#で高みを目指す」技術者集団でありパイオニアである「グラニ」が今、求める人材とは

設立は2012年9月、ソーシャルゲームの大ヒットタイトルを「C#」で開発する技術集団「グラニ」。そのグラニが「社内SE」を欲している。その狙いを、グラニの歴史と思想から、ひも解いてみよう。

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 「神獄のヴァルハラゲート」「モンスターハンター ロア オブ カード」を運営する企業、グラニをご存じだろうか。グラニは日本でも有数の「C#使い」が集まる技術者集団であり、その言語を駆使し、ユーザーに価値のあるプロダクトを提供することを追求し続けている。そのグラニが「社内SE」を募集したいという。狙いを聞いてみた。

大ヒットゲームを運用しながら3カ月でPHPからC#に全て置き換えた

 今回インタビューに応じてくれたのは、グラニ 取締役開発本部長の福永尚爾氏、そして取締役 CTOの河合宜文氏(Microsoft MVP for Visual C#)だ。

grani_futari.jpg グラニ 取締役 開発本部長 福永尚爾氏(左)とグラニ 取締役 CTO 河合宜文氏(右)

 「当時は無名だったグラニがいきなりヒットゲームを出し、驚かれたことを思い出す」と福永氏は振り返る。そのゲームとは「神獄のヴァルハラゲート」。2013年1月にリリースした後もファンを多く獲得し、2014年2月には「GREE Platform Award 2013」で総合大賞を受賞している。

 このゲームはソーシャルゲームとしての意義もさることながら、技術的にも大きな意味を持った。リリース当初はPHPでコーディングされていたが、リリースした3カ月後の2013年4月には、これを全てC#に置き換えるプロジェクトをスタートしたのだ。

 「神獄のヴァルハラゲート」は、グラニにとっての生命線の一つだ。チームメンバーが一丸となり、「この作業が失敗してしまうと、会社の売り上げが消えてしまう」と、精鋭のメンバーそれぞれが経営者の心境でプロジェクトを進めたという。高い技術力を持つ開発メンバーの尽力により、2013年7月ごろには無事、C#への完全移行が完了した。

 「別業界でバリバリC#をやっていたが、グラニのC#への取り組みに注目し、仲間になってくれたメンバーも多い」(河合氏)。

グラニはパイオニア――AWS上のWindows Server、GitHubでOSS貢献、社内ハッカソン

 グラニが推す「C#」、それはつまり、Windows ServerやMicrosoft Visual Studioに注力していることも示している。

 グラニが提供するソーシャルゲームの構成は、クラウドとしてAWS(Amazon Web Services)上のWindows Serverを利用し、開発環境はMicrosoft Visual Studio 2013でサーバーサイドはC#のASP.NETで実装するなど、マイクロソフトの提供する基本的なスタックを利用している。

grani_kawai.jpg 河合氏「大量のデータを効率良くさばくには、C#の持つ非同期並列処理機能が欠かせない」

 「大規模なソーシャルゲームはFusion-ioを使ったオンプレミスの強力なデータベースを使った事例が多いが、グラニはクラウド上で、C#でも運用できるという実例を作っている。AWSにとっても、Windows Serverを使った事例はチャレンジングだったと思う。グラニはパイオニアであるべしと考えており、いけるという判断ができれば、事例がなくても自分たちでトラブルシューティングをしつつ、実行する」(河合氏)。

 当時、大規模クラウドへのデプロイは、Windowsではほぼ事例や方法論がなかった。グラニは独自にデプロイライブラリを作るなどして、この障壁を突破する。

 先に走って道を示すことで、業界に貢献する――このような思想は、グラニのエンジニアにも広まっている。グラニにはもともと、Microsoft MVPを持っているメンバーが複数名存在することもあり、コミュニティで著名なエンジニアが個人的にも勉強会などで活動しているという。「会社の中で作ったものであっても、成果物をOSSとして公開することも構わないし、みんなGitHub上でいろんなものを公開している。こういうことは、ずっと継続してほしい」(河合氏)。

 グラニは、最近「社内ハッカソン」も開催している。「今まで触っていなかったような技術に触れるという目的で、会社にいる上で必要なスキルを増やしてもらうよう、開催している。平日、朝から晩まで別の会場に部署全員で移動し、Unityを触って1日でゲームを作ってみよう、など」(福永氏)。「会社の技術濃度を高めることを追求している。皆が社内向けに情報発信をし、情報を浴びられるようにしている。ハッカソンで共通言語ができ、さらに別の情報を浴びる、そんなサイクルを目指している」(河合氏)。

grani_office2.jpg グラニの休憩施設には、バーカウンターやダーツも

エンジニアへの環境作り――「最高」を「当たり前」に

 エンジニアの活動を支援するという意味では、グラニのオフィス環境も特筆すべき点だろう。エンジニアが働く環境として、福永氏は「27インチ(2560x1440)のトリプルディスプレーが標準。座って仕事する以上、重要なパーツである椅子も20万円まで選んでいい」とさらりと述べる。「職位が高い人のみが良い環境になるのではなく、皆同じ条件、高水準な環境で業務に取り組む」(河合)。

 実際、オフィスの様子を見ると、広い机の上に所狭しと大きなディスプレーが並んでおり、エディター、実際の画面、デバッグ情報などが一面に表示されている。もちろん、キーボードやマウスもそれぞれのエンジニアがベストだと思うものを、自由に選択できる。

grani_office.jpg オフィスで作業するグラニのエンジニアの様子

 Windowsの開発環境、つまりVisual Studioは「重い」「高い」などという言葉もよく聞かれる。この点について河合氏は「そもそもIDEを使わないのは開発生産性上、論外。椅子やモニターなどハードウェアにコストを掛けることは一般的になってきたが、ソフトウェアにコストを掛けないのはおかしい。最も高いのは人件費でありエンジニアの効率を上げるために、ソフトウェアにもしっかり投資をするべき。『Visual Studioが重い』というのは過去の印象の問題で、今どきのPCであれば十分動作する。グラニではエンジニアが快適に働けるよう最新のPCを使っている」

グラニが求める「社内SE」の姿とは

 グラニは「多数精鋭」を目指す企業だ。共に同じ思想を持つ仲間としてジョインしてほしいのは、エッジなC#エンジニアに加え、向上心のある社内SE経験者なのだという。

grani_fukunaga.jpg 福永氏「最終的に『グラニに入って良かった』といわれるような企業を目指している」

 「グラニの思想を共有しつつ、Active Directoryの知識があるなど総合的なスキルを持つエンジニアに来てもらいたい。社内SEの経験がある方が望ましい。さまざまな技術に関心のある『社内SE』がいたら、ぜひ来てほしい」と河合氏は語る。

 グラニは「一生働ける会社」を目指している。これは、全員がこの目標に向かって取り組もう、というメッセージだ。その一方、グラニという企業を利用し、野望を実現するような人も歓迎している。「独立して業界に刺激を与えているような人が、実はグラニの卒業生だったということも自分たちにとっての刺激になる」(福永氏)。

 技術的な“高み”を目指すメンバーが集まり、最高の環境が用意された企業での「社内SE」――グラニが望むのは、これをチャンスと捉えることができるエンジニアなのではないだろうか。

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提供:株式会社グラニ
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2014年9月14日

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