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» 2014年08月20日 07時00分 公開

Oracle DBaaS & Big Data Summit基調講演レポート:オラクルがIn-Memory DatabaseとBig Data SQLで示す「データベースの未来」 (1/4)

日本オラクルは2014年7月、データベースクラウドとビッグデータをテーマにしたイベント「Oracle DBaaS & Big Data Summit」を都内で開催した。これまでにない新たなデータ活用を可能にする新製品「Oracle Database In-Memory」などの国内リリースを記念して開催された同イベントの基調講演の内容をダイジェストで紹介する。[プライベートクラウド/データベース統合][ビッグデータ][Oracle Database 12c][Big Data][Engineered System]

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オラクルが目指すのは「NO.1クラウドカンパニー」。インメモリDBの市場でもトップに立つ!

日本オラクル 代表執行役社長兼CEOの杉原博茂氏

 日本オラクルは2014年7月、データベースクラウドやビッグデータに関する最新ソリューション、国内企業の導入事例を紹介するイベント「Oracle DBaaS & Big Data Summit」を開催した。ここでは、米オラクルから製品開発のキーマンも招聘して実施された同イベントの基調講演の要旨をレポートする。

 イベントの開幕に当たって挨拶に立ったのは、日本オラクル 代表執行役社長兼CEOの杉原博茂氏である。氏は初めに、情報技術の活用をめぐる目前の課題として、インターネット端末数の増加と、それが生み出すデータ量の爆発的な増加への対応が急務であることを強調。その一方で、特に日本企業では、レガシーシステムが現在も多く稼働している実情を指摘した。また、日本企業が直面している直近の経営課題として「少子化」と「グローバル化」を挙げ、国内の生産人口や消費者人口が減少していく中で、海外への進出に力を入れる企業が増えていることに言及。こうした状況に速やかに対応し、企業が引き続き成長を遂げていくためには、ITによる生産性の向上が不可欠だと力説した。

 「一度作ったシステムを長期間にわたって大切に使い続けることは、とても素晴らしいことです。しかし昨今、社会/経済活動で生み出されるデータの量は爆発的な勢いで増え続けており、それらの膨大なデータを迅速に処理して意思決定に生かすことが、企業にとって喫緊の課題となっています。特に少子化やグローバル化が進むわが国では、最新のITを活用した生産性の向上が急務です。今後、この問題に取り組んでいく上で鍵となる技術がクラウドにほかなりません」(杉原氏)

 こうした状況も踏まえて、オラクルは先ごろ、東京オリンピックが開催される2020年に向けた中期経営計画「VISION 2020」を策定した。杉原氏によれば、同計画で最大の目標として掲げているのは「クラウドの分野でNO.1と認知される企業になること」である。ここで言うクラウドとは、パブリッククラウドのみならず、企業内のプライベートクラウドや、パブリックとプライベートを組み合わせたハイブリッドクラウドまでを視野に入れたものだ。企業がこれらのクラウドを活用し、あらゆる人とモノがネットワークを介してつながって新たな付加価値が生み出される社会を、オラクルは「Modern Cyber Society」と表現する。その実現に向けた1つの鍵となるのが、Oracle DBaaS & Big Data Summitの開催に合わせて国内でリリースされた「Oracle Database In-Memory」である。

 Oracle Database In-Memoryは、メモリ上での高速なデータ処理を実現するOracle Database Enterprise Editionのオプション製品だ。既存のアプリケーションに変更を加えることなく、トランザクション(OLTP)系やアナリティクス(分析)系など、さまざまなタイプのシステムでデータベース処理を高速化することができる。杉原氏は、オラクル社内で検証した結果、多くのアプリケーションで100倍から数千倍もの処理性能の向上が見られたことを明らかにし、「Oracle Database In-Memoryは、これまで数時間かかっていたような処理を分単位、秒単位にまで高速化し、膨大なデータのリアルタイム活用を可能にします。こうした最新のインメモリデータ処理基盤を活用することで、企業はビッグデータによってリアルタイム経営を強化していくことができるのです」とOracle Database In-Memoryが企業経営にもたらすインパクトを強調した。

 なお、「既存のアプリケーションの変更が不要」であるということは、すでにOracle Databaseを利用している企業は、この超高速なインメモリデータ処理基盤をスムーズに導入/活用できるということを意味する。杉原氏は、日本のみならず、アジア太平洋地域、欧州、中東、アフリカ、北米といった各地域のデータベース市場において、Oracle Databaseが50%に近い数字でトップシェアを獲得しているという調査会社のレポートを紹介(注1)。「世界中で高い市場シェアを獲得しているだけでなく、製品を熟知したパートナー企業やエンジニアが世界中に存在することも、オラクルならではの大きな優位性です。日本企業がオラクル製品で構築したシステムは、国内だけでなく海外の拠点でも安心してご利用いただくことができるのです」と高い市場シェアに基づく安心感をアピールし、次のように宣言して挨拶を締めくくった。

 「RDBMSの市場でNO.1の地位を築いたオラクルは、今後Oracle Database In-Memoryにより、インメモリデータベースの市場においてもNO.1を獲得します」(杉原氏)

注1 米IDC 2013年発表資料「Worldwide Semiannual Software Tracker 2013 H2」。



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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2014年9月17日

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