連載
» 2018年03月12日 05時00分 公開

Google Chrome完全ガイド:Google Chromeの同期パスフレーズを設定してセキュリティを高める

Google Chrome同士がブックマークやパスワード、履歴などを同期する際、そのデータはGoogleのサーバ上で暗号化され、Googleアカウントの認証情報で保護されます。それが不安な場合は、暗号化キー(同期パスフレーズ)を自分で設定し、セキュリティレベルを上げることができます。

[小林章彦, 島田広道,デジタルアドバンテージ]
「Google Chrome完全ガイド」のインデックス

連載目次

 「Google Chromeの閲覧履歴やブックマークをPCとスマホの間で同期・共有する」で説明しているように、Google Chrome(以下、Chrome)は、ブックマークや閲覧履歴、Webページの認証に使ったID/パスワードなどを、同じChromeアカウントでログインしているPC/スマートフォン間で同期できます。

 ただ、パスワードや閲覧履歴といったプライベートな情報が、Googleのサーバ上で暗号化され、Googleアカウントの認証情報で保護されるだけであることに不安を持つ人もいることでしょう。

 このようにデフォルトのセキュリティ設定に不安がある人は、暗号化のキーとなる同期パスフレーズを自分自身で設定することで、セキュリティレベルを上げることができます。

Windows OS版Chromeで同期パスフレーズを設定する

 Windows OS版Chromeのアドレスバー横の[Chromeメニュー]アイコンをクリックし、メニューから[設定]を選択すると、[設定]タブが開きます。ここで、[ユーザー]枠にある[同期]をクリックします。

Windows版Chromeで同期設定の画面を開く Windows版Chromeで同期設定の画面を開く

 [同期の詳細設定]という画面が表示されたら、[暗号化オプション]枠にある[同期データを同期パスフレーズで暗号化する]を選択します。パスフレーズの入力欄が現れるので、任意の文字列を入力します。このパスフレーズは、Googleには送信されないため、パスフレーズを忘れてしまった場合は、後述の方法でリセットする必要があります。

Windows版Chromeで同期パスフレーズを設定する Windows版Chromeで同期パスフレーズを設定する

 この設定の完了後、Chrome上でこのパスフレーズをキーとした暗号化がデータに施されてから、Googleのサーバに同期データが保存されるようになります。こうした仕組みのため、このパスフレーズで暗号化された同期データを他の端末のChromeで同期するには、それらの端末にも同じパスフレーズを設定する必要があります。

他のWindows版Chromeでも同期パスフレーズを設定する(1/2) 他のWindows版Chromeでも同期パスフレーズを設定する(1/2)

他のWindows版Chromeでも同期パスフレーズを設定する(2/2) 他のWindows版Chromeでも同期パスフレーズを設定する(2/2)

 いったん同期パスフレーズを設定すると、Chromeに再ログインする際にパスフレーズを入力するまで、同期ができなくなります。その分、ログイン手順が面倒になります。

 すでに同期されたデータは、同期パスフレーズを設定しても失われません。

iPhone版Chromeで同期パスフレーズを設定する

 iPhone(iOS)版Chromeの場合、まずアドレスバー横にある[Chromeメニュー]をタップし、メニューから[設定]をタップします。次の画面でChromeにログイン中のアカウント名をタップし、その次の画面で[同期 <アカウント名> に同期しています]をタップします。

 [同期]という設定画面が表示されたら、[暗号化]をタップします。

iPhone版Chromeで同期の暗号化設定画面を開く iPhone版Chromeで同期の暗号化設定画面を開く

 [暗号化]画面では[同期パスフレーズで同期データをすべて暗号化する]をタップします。

iPhone版Chromeで同期パスフレーズの入力画面を開く iPhone版Chromeで同期パスフレーズの入力画面を開く

 その次の画面では、パスフレーズとして任意の文字列を入力します。

iPhone版Chromeで同期パスフレーズを設定する iPhone版Chromeで同期パスフレーズを設定する

 他のChromeでパスフレーズが設定/変更された場合、iPhone版Chromeには以下のような警告メッセージが表示されます。

他の端末で同期パスフレーズが設定/変更されたことを表すメッセージ 他の端末で同期パスフレーズが設定/変更されたことを表すメッセージ

 この場合、[パスフレーズを入力]ボタンをクリックして、正しいパスフレーズを設定します。

iPhone版Chromeで同期パスフレーズを再設定する iPhone版Chromeで同期パスフレーズを再設定する

 これで再び同期できるようになります。

Android版Chromeで同期パスフレーズを設定する

 Android版Chromeの場合もiPhone版と同様に、Androidの[メニュー]ボタンを押し、メニューの[設定]をタップし、[<アカウント名> に同期しています]−[同期 <アカウント名> に同期しています]とタップしていきます。[同期]画面が表示されたら、[暗号化]をタップし、[同期パスフレーズで同期データをすべて暗号化する]を選択して、次の画面でパスフレーズを入力します。

Android版Chromeで同期パスフレーズを設定する Android版Chromeで同期パスフレーズを設定する

同期パスフレーズの設定をリセットする

 前述のようにいったん同期パスフレーズを設定すると、Chromeへログインするたびにパスフレーズを入力しないと同期機能が働かなくなります。そのためパスフレーズを忘れてしまうと、同期できなくなるので、同期設定のリセットが必要になります。

 また初期設定の「Googleの認証情報で同期パスワードを暗号化する」に戻したい場合も、同様に同期設定のリセットを行う必要があります。

 同期設定をリセットするには、Chromeへログイン後、前述したChromeの同期設定画面で、[暗号化オプション]枠にある[同期をリセット]というリンクをクリックします。あるいは、直接「Chrome同期のデータ」ページを開いてもよいです。

Chromeの同期データを管理するためのWebページを呼び出す Chromeの同期データを管理するためのWebページを呼び出す

 「Chrome同期のデータ」ページが表示されたら、[同期をリセット]ボタンをクリックします。

Chromeの同期パスフレーズの設定をリセットする Chromeの同期パスフレーズの設定をリセットする

 リセットしたらChromeに再ログインし、パスフレーズの再設定などを行います(リセットすると、「Googleの認証情報で同期パスワードを暗号化する」に戻ります)。

Chromeに再ログインする Chromeに再ログインする

 ログイン後、そのChromeの設定が同期データとしてGoogleのサーバに保存されます。また別のPC/iPhone/Android端末などのChromeも、Googleアカウントが切断された状態となるので、再度、Chromeへのログインが必要となります。その時点で、再度同期が行われます。

■更新履歴

【2018/03/12】スクリーンショットを追加しました。Chrome最新版など最新の情報を反映しました。

【2014/08/29】初版公開。


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