マイクロソフトとクラウドパートナーが目指すハイブリッドクラウドの最適解柔軟で一貫性あるプラットフォームを提供するために

マイクロソフトは「Microsoft Cloud Platform」というビジョンの下で、オンプレミスのカスタマークラウド、サービスプロバイダーが提供するパートナークラウド、Microsoft Azureによるパブリッククラウドの三つのクラウドプラットフォームのシームレスな連携と活用を実現し、柔軟で一貫性のあるハイブリッドクラウド環境の提供を目指している。このMicrosoft Cloud Platformの実現をさらに加速するためのパートナー施策「Cloud OS Network(COSN)プログラム」について、日本マイクロソフトの野中智史氏と柿本岳文氏に話を聞いた。

» 2014年12月17日 10時00分 公開
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加速する企業の“クラウドシフト”に向けて

ALT 日本マイクロソフト ホスティングサービスプロバイダービジネス本部 本部長 野中智史氏

 企業のITインフラは、従来のオンプレミスにサーバーやネットワークなどのインフラを整備してシステムを構築するというものから大きく変化してきている。マイクロソフトの調査によると、企業のクラウド利用は堅調に伸びており、グローバルでは企業のIT投資の60%がアプリケーションの拡充に向けられ、そのうちの45%が2年以内にクラウド内のアプリケーションに向けられる予定であるという。

 また、61%の企業がオンプレミスからオフプレミス(サービスプロバイダー)へプライベートクラウドを移行しかつハイブリットクラウド環境を構築したいと考え、32%の企業がホスティング事業者を利用してプライベートクラウドを構築したいと考えているという結果も明らかになった。さらに、45%の企業はホスティング事業者を通じてパブリッククラウドを利用したいと考えているという。

 日本マイクロソフトの野中智史氏(ホスティングサービスプロバイダービジネス本部 本部長)は、「今まさに“クラウドファーストの時代”となっていますが、企業のIT環境はオンプレミスのクラウド環境も引き続き残り、加えてサービスプロバイダーのクラウド、パブリッククラウドの利用も進んでいます」と話す。さらに野中氏は、「これからは、ハイブリッドクラウドを活用したプライベートクラウド構築が主流となり、その実現には、これら三つのIT環境を用途に合わせて使い分けるとともに、それぞれのメリットを生かし相互にシームレスに活用できるようにすることが重要です」と説く。

 企業がオンプレミスでWindows ServerやHyper-V、System Centerを活用したITクラウド基盤を構築するケースが増えてきている現在、サービスプロバイダーの提供するパートナークラウドやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウドとシームレスな連携を可能にする、同一のプラットフォームを構築できる仕組みが求められているという。

Microsoft Cloud Platformを支える「COSNプログラム」

 マイクロソフトが推進する「Microsoft Cloud Platform」は、企業がビジネスを取り巻く環境の変化に対し、素早くかつ柔軟に対応しながら成長できるように、既存IT環境を生かしながら適材適所にクラウドを組み合わせる「ハイブリッドクラウド」を実現するためのビジョンである。

 Microsoft Cloud Platformにおけるハイブリッドクラウドは、企業が所有するオンプレミスのクラウド、クラウドサービスプロバイダーが提供するパートナークラウド、マイクロソフトのパブリッククラウドであるMicrosoft Azureがシームレスに連携することで、コスト効率と競争力の高い、スケーラブルで柔軟な一貫性のあるプラットフォームを提供する(図1)。このプラットフォームを構成する重要な要素が、Windows Server 2012 R2、Hyper-V、System Center 2012 R2、Windows Azure Packになる。

図1 図1 マイクロソフトの「Microsoft Cloud Platform」は、オンプレミス、サービスプロバイダークラウド、パブリッククラウドをシームレスに連携し、一貫したプラットフォームを提供する(クリックで拡大します)

 そして、Windows Server 2012 R2、Hyper-V、System Center 2012 R2、Windows Azure Packをベースとしたハイブリッドクラウド基盤を提供するパートナー(サービスプロバイダー)に向けたプログラムが「Cloud OS Network」(以下、COSN)である。COSNは、マイクロソフトのデータセンターで得られたベストプラクティスをリファレンスアーキテクチャとしてCOSNの参加サービスプロバイダーに提供し、Microsoft Cloud Platformを実現するクラウドサービスの展開を支援するプログラムになる(図2)。

図2 図2 COSNプログラムではマイクロソフトとサービスプロバイダーが密な協業を行い、技術面、マーケティング面でさまざまな支援が提供される(クリックで拡大します)

 2014年11月末現在、COSNプログラムに参加したサービスプロバイダーは、グローバルで約100社。マイクロソフトでは、2015年6月末までにこれを250社以上までに増やすことを目標としている。日本ではすでにビットアイル富士通TOSYSの3社が参加しており、今後も参加企業は増えていく予定となっている。

 「マイクロソフトではクラウドインフラを効率的にスケールアウトするノウハウを持っており、Windows Server 2012 R2、Hyper-V、System Center 2012 R2、Windows Azure Packを活用することで、これまでよりもコスト効率が良いインフラをサービスプロバイダーが構築することを支援しています。COSNに参加していただければ、お客さまの環境やマイクロソフトのMicrosoft Azureも含め、柔軟で一貫性のある包括的なプラットフォームを提供するためのノウハウを提供します。また、一緒にビジネスをドライブすることで、より多くのビジネス機会を得られるようになります」(野中氏)

 COSNプログラムに参加するサービスプロバイダーが増えれば、企業にとってもクラウド導入のハードルが下がり、現在利用中のオンプレミス環境やデータセンターもそのままで、クラウドへ移行することができる。また、Microsoft Azureの活用もスムーズに行えるようになるうえ、オンプレミスからサービスプロバイダークラウド、パブリッククラウドまでのシームレスなリソース連携ができれば、災害対策やバックアップなど、企業のビジネス要求に合わせた提案も行いやすくなる。

あらゆる環境で最新技術をシームレスに活用

ALT 日本マイクロソフト ホスティングサービスプロバイダービジネス本部 プリンシパル パートナー テクノロジー ストラテジスト 柿本岳文氏

 COSNプログラムに参加したサービスプロバイダーは、IT基盤となるWindows Server 2012 R2、仮想化基盤のHyper-V、運用管理基盤となるSystem Center 2012 R2、運用管理ポータルを提供するWindows Azure Packをベースとしたクラウドサービスを提供する。マイクロソフトのテクノロジーで構築されたMicrosoft Azureとプライベートクラウド、パートナーのクラウドサービスはシームレスな連携が可能だ。

 エンドユーザーはオンプレミスでもクラウドでも一貫性のある、Microsoft Cloud Platformのビジョンに則したプラットフォームを構築、利用、運用できるようになる。また、Windows Azure Packによって、クラウドサービスプロバイダーや顧客企業はAzureと同様のリッチなサービスポータルを利用できるようになる(図3画面1)。

図3 図3 Windows Azure Packは、Microsoft Azureと同様のエクスペリエンスやサービス、サービスマネジメントAPI、利用者のセルフサービスポータルを提供する(クリックで拡大します)
画面1 画面1 サービスプロバイダーの管理者用ポータル。Virtual Machine Manager管理下の全てのクラウドを管理できる。画面では、仮想マシンのクラウドのリソースと使用量を一覧表示している(クリックで拡大します)

 サービスプロバイダーには、マイクロソフトのデータセンターアーキテクトや開発パートナーから成る「COSNテクノロジーパートナー」の支援も提供される。各サービスプロバイダーのビジネス要件に合わせたプロジェクト範囲の決定を支援する他、技術ワークショップ、設計書なども提供され、構築計画に基づいて短期間でツールキットを使ってシステム構成検証(Proof Of Concept:POC)環境やパイロット環境を作り、本番環境へスケールアウトしてデプロイするまで支援を受けることが可能だ(図4)。

図4 図4 COSNプログラムに参加したサービスプロバイダーは、インフラ環境構築の支援を受けられ、マイクロソフトの最新のノウハウを利用したスケーラブルな環境の構築を短期間で実装できる(クリックで拡大します)

 「マイクロソフトは、これまで自社がサービスプロバイダーとして200以上のクラウドサービスを提供してきました。その中で培ったベストプラクティスやリファレンスアーキテクチャをCOSNプログラムに参加しているパートナーに提供します。これにより、最新のテクノロジーを用いたクラウドサービスを設計・構築し、コストを抑えて、マルチテナントで競争力のあるスケーラブルな環境を提供できるようになります」と日本マイクロソフトの柿本岳文氏(ホスティングサービスプロバイダービジネス本部 プリンシパル パートナー テクノロジー ストラテジスト)は話す。

 また、統一されたアーキテクチャでデータセンター環境を整備することによって、顧客企業やMicrosoft Azureとの連携だけでなく、「Microsoft Azure Site Recoveryサービス」などを活用して自社データセンター間との接続と連携なども行うことができ、サービスを充実させることも可能になる。

 「COSNプログラムに参加していただくことで、サービスプロバイダーはマイクロソフトが描く将来的なロードマップに乗って、ビジネスを進められることが大きなメリットになります。また、最先端の技術とノウハウで、データセンターを効率良く運営できるようになることも大きいと思います。重要なことは、一貫性がありながら、カスタマイズされた価値あるソリューションをお客さまに提供できるようになり、お客さまのクラウドシフトをさらに加速できることです。Microsoft Cloud Platformを実現するためには、サービスプロバイダーとの協業が最重要とマイクロソフトでは認識しています。ぜひ、COSNプログラムに参加いただき、一緒にお客さまのビジネスを成長させていきたいと思います」(野中氏)

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提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年1月31日

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