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» 2014年12月25日 18時00分 UPDATE

DNS Tips:国際化ドメイン名を使えるようにするための設定を教えてください

英数字以外の文字を使って表現されるドメイン名、「国際化ドメイン名」を使うための設定を解説する。

[米谷 嘉朗(JPRS),@IT]

 「国際化ドメイン名(Internationalized Domain Name、以降IDNと記載)」は、英数字以外の文字を使って表現されるドメイン名のことで、日本語で使われる漢字・平仮名・片仮名を使ったIDNは「日本語ドメイン名」と呼ばれる。

 IDNは、DNSプロトコル上では「A-Label」と呼ばれるASCII文字だけで表現される互換形式(注1)で扱われるため、DNSでIDNの名前解決ができるようにするためにはIDNゾーンをA-Labelで定義すればよい。

注1:IDNを互換形式に変換するアルゴリズムは「Punycode」と呼ばれており、Punycodeで変換された文字列に“xn--”の4文字をプレフィックスとして付けたラベルがA-Labelである。例えば、“ドメイン名例.jp”というIDNをA-Labelに変換すると“xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp”となる。なお、A-Labelに対して、人が見て分かるIDNの形式は「U-Label」と呼ばれる。A-LabelとU-Labelは1対1に対応する。


 U-LabelをA-Labelに変換するためには、以下のIDN変換用のWebサービスを使うと簡単である。

ここでは、“ドメイン名例.jp”というIDNを権威DNSサーバーに設定し、<http://ドメイン名例.jp/>にアクセスできるようにする例を示す。以下は、BIND 9での設定例である。

zone "xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp" { // “ドメイン名例.jp”をA-Labelで表記

     type master;

     file "domeinmeirei.zone"; // ゾーンファイル名は任意

};

リスト1 named.confでの設定(ゾーン定義部分のみ)

$TTL 3600

$ORIGIN xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp.

@    IN SOA ns.xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp. root.ns.xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp. (

              2014101500

              3600

              900

              3600000

              3600 )

     IN NS    ns1.xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp.

     IN A     192.0.2.21

ns1  IN A     192.0.2.10

リスト2 domeinmeirei.zoneでの設定

米谷 嘉朗(よねや よしろう)

ph_yoneya.jpg

所属:株式会社日本レジストリサービス (JPRS) 技術研究部

1999年から国際化ドメイン名(Internationalized Domain Name)の標準化にたずさわる。2003年にJPRS入社。IDN・EAI(Email Address Internationalization)等識別子国際化の活動、DNSに関連するコミュニティ活動に従事。IETF precis WG前共同チェア、DNSOPS.JP幹事。

著書・執筆:RFC 5504


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