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» 2015年01月06日 18時00分 UPDATE

海外Webサービスのトリセツ(20):絵文字だって使えちゃう〜GitHub(ギットハブ)の使い方:issueの裏ワザ編

海外Webサービスの使い方を「日本語で」分かりやすく説明するシリーズ、今月は「GitHub(ギットハブ)」でissueの投稿に使える裏ワザを紹介します。

[Nextremer 下岡聡子,@IT]
本連載「海外Webサービスのトリセツ」のインデックス

連載目次

 チーム開発の際に便利なWebホスティングサービス「GitHub(ギットハブ)」。以前4回にわたってGitHubの基本操作を紹介しましたので、今回はサービスを使いこなし「上級者」に一歩近づくための「issue(イシュー)」の便利なTipsを紹介します。

※各固有名詞の読みはユーザーによって異なるため、一つの参考としてください。

issueの管理とソートに役立つTips

 issueは、開発メンバー間で共有が必要な事項をスレッド形式で立てられる、掲示板形式の連絡機能です。これを活用すると、開発者とマネージャーがプロジェクトの進捗状況について容易にコミュニケーションを取れます。

tori20_1.png マネージャーと開発者がコミュニケーションを取れる場「issue」(クリックすると、大きなサイズの画像を表示します。以降も二重枠の画像は全て、クリックで拡大します)

1 ラベル

 「ラベル」は、issueをカテゴリ分けするためのツールです。無数に投稿されるであろうissueを各カテゴリにひも付けて分別するのにとっても便利です。

 ラベルの作成方法

 issue画面の左上にある「Labels」をクリックします。

tori20_2.png

 ラベル画面に遷移し、作成済みのラベルが一覧表示されます。

tori20_3.png issueをカテゴリ分けして、見た目を分かりやすくするのもラベルの役目。例えばバグとして定義されたものには「bug」、テストが必要なものには「TEST」、ミーティングでの決定内容を共有する場合は「MTG」など。組織のコミュニケーションスタイルに合わせて、さまざまなラベルを作成できます

 ラベルの新規作成は右上の「New Label」を、既存のラベルを修正もしくは削除したい場合には、当該ラベル列右端にある「Edit」「Delete」をクリックします。

tori20_4.png

 「New Label」をクリックすると、画面上部に入力欄が現れます。ラベル名を入力し、色を設定して「Create Label(ラベルを作成)」をクリックすると、ラベルを確定します。とっても簡単ですね!

tori20_5.png

 作成したラベルは一覧の最上列に表示されます。

tori20_6.png

 後は、該当するissueにラベルをひも付けるだけです(ひも付けは、各issueの画面で設定できます)。

2 マイルストーン

 次に、issueを絞り込む際にとても便利な「マイルストーン」を紹介します。

 マイルストーンは、鉄道や道路などで起点からの距離をマイルで示した「距離標識(里程標)」のことです。そこから転じて、開発プロジェクトの進捗管理で「節目」として設けられる時間的地点のことを指すようになりました。

 マイルストーンの作成方法

 ラベル作成時同様、issue画面の左上にある「Milestones」をクリックします。

tori20_7.png

 マイルストーン画面に遷移し、作成済みのマイルストーンが一覧表示されます。

tori20_8.png マイルストーン一覧 ひも付けられたissueが期日までに全てクローズされていない場合は、赤文字で遅延日程が表示されます(ドキドキ)

 マイルストーンを新規作成する場合は、右上の「New milestone」を、既存のマイルストーンを編集、クローズ(当該マイルストーンにひも付けられたissueが全て対応済みのとき)、削除する場合には既存列右端の「Edit」「Close」「Delete」をそれぞれクリックします。

tori20_9.png

 こちらが新規作成画面。マイルストーンのタイトルと説明、期間を指定して「Create milestone」をクリックすれば完了です。その後ラベルと同じように、issueの編集画面でマイルストーンをひも付けます。

tori20_10.png

 マイルストーンで絞り込んでissueをソートすれば、「いつまでに何をやらなければいけないのか」が一目瞭然になり、非常に役立ちます。

3 アサイン

 アサインの意味はご存じの通り、「人を指名する、割り当てる」です。issueを「この人に担当してもらいたい」という意思表示を行うための機能です。

 アサイン対象になるのは、同じリポジトリを閲覧できるチームの面々のみ。issue作成時、または既存issueの編集画面で設定できます。

tori20_11.png issue画面ではラベル、マイルストーン、アサインが同時に設定可能です

 アサイン方法

tori20_12.png

 「Assign someone to this issue(このissueに担当者を割り当てる)」をクリックし、表示されるチームメンバーの一覧から割り当てたい担当者を選択します


tori20_13.png

 アサインが完了すると、そのユーザーの名前がissue画面に表示されます。

 これで全て完了。保存ボタンなどをクリックする必要はありません(ラベル、およびマイルストーンをひも付けた場合でも同じです)。なお、一つのissueにつきラベルは複数適用できますが、マイルストーンとアサインはそれぞれ一つのみなのでご注意ください。


 issueの一覧画面では「Author(issueを作成した人)」「Labels(ラベル)」「Milestones(マイルストーン)」「Assignee(担当者)」、および「issueの状態」でソートをかけられます。これで何十、何百とあるissueも効率よく管理できますね(デフォルトは「オープン」×「日付昇順」でソートされています)。

tori20_14.png
tori20_15.png issueの状態別ソート

 issueの状態には、「日付降順」「日付昇順」「コメント最多」「コメント最小」「更新日付降順」「更新日付昇順」(画面上から順に)があります。

issueを楽しく使いたい! 絵文字の表示方法

 携帯電話のメールなどで日常的に使用するあの絵文字たちが、GitHubで使えることはご存じでしたか?

※issueの基本的な書き方「マークダウン」は、「issue(イシュー)編」をご覧ください

tori20_16.png 絵文字の種類と記述法の一覧「Emoji cheat sheet
tori20_17.png ページに記載がある通り、先頭「:」の後に相応の英単語をタイプすればかなりの数の絵文字を表現できそうです。お試しあれ。

 では早速、issueに絵文字を書き込んでみましょう。

tori20_18.png
tori20_19.png

 コメントエリアにコロンを打ち込むだけで、絵文字のオートコンプリートも可能です。これは使うしかないですね。

秒速でissueをwritingする方法

 通常のissue作成をマスターしたあなたに、より速くissueを完成させられるショートカット機能を紹介します。「GitHub Help」の当該ページから三つ解説しましょう。

References(参照)

tori20_20.png

 「issue番号」「リポジトリ内のコミットデータなどへのリンク」を、上記のように記載できます。

 自分のリポジトリ情報に当てはめてみましょう。元のデータはこちらです。

tori20_21.png

 これがこうなります。

tori20_22.png

 意味を順に解説します。

  • SHA(Gitでのリビジョン番号)→指定したコミット情報へのリンク(以下同)
  • ユーザー名@SHA
  • ユーザー名/リポジトリ名@SHA
  • #Num(issue番号)→指定したissueへのリンク(以下同)
  • GH-Num(GitHubのissue番号)
  • ユーザー名#Num
  • ユーザー名/リポジトリ名#Num

Task lists(タスクリスト)

tori20_23.png

 通常のリストを表示させる記号「-」の後ろに[ ]または[x]を付与すると「タスクリスト(チェックボックス)」として表示されます。

 [ ] はチェック無し、[x] はチェック付のボックスを表示します。

tori20_24.png

Quick quoting(クイック参照)

tori20_25.png

 コメントの一文を選択した状態でキーボードの「r」キーを押すと、選択した本文がコメント欄に返信用として複写されます。特定のコメントに返信したい場合に便利です。

 以下のように文章を選択して「r」キーを押すと……

tori20_26.png

 選択した文書が「秒速」で引用されました。

tori20_27.png

 他にも「#」でissueの番号呼び出し、「@」で特定ユーザーの名前参照など、知っておくと便利な機能があります。これを機に、一歩踏み込んだissue writingを試してみてはいかがでしょうか。

 次回は、GitHubが提供するオンライン/オフラインのトレーニングプログラムを紹介します。

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筆者プロフィール

下岡聡子

Nextremer 下岡聡子

Javaプログラマー、フリー翻訳者(英語・中国語)を経て、Nextremerにてインドでのグローバル受託開発システムのマネジメント、新規ビジネス企画担当。大学ではロシア語を専攻。

ITエンジニア向けの英語サービスも提供中。


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