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» 2015年01月19日 10時00分 UPDATE

顧客のニーズに最適なクラウドを提供するために:ノウハウを蓄積して“最先端のハイブリッドクラウド”の提供に生かす

マイクロソフトの「Cloud OS Network(COSN)プログラム」に参加し、一貫性あるプラットフォームを実現する「Microsoft Cloud Platform」ビジョンを協働で進めるビットアイル。COSNプログラムへの参加の意図や成果について、ビットアイルの鎌田健太郎氏と鈴木大昌氏に話を聞いた。

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System Center 2012を国内で初めてサービス化した実績

 都市型データセンターサービス、クラウドサービス、運用サービス、ソリューションサービスを柱に「総合ITアウトソーシングサービス」を展開しているビットアイル。特にクラウドサービスに関しては、2009年からサービス提供を開始するなど、いち早く最先端テクノロジの提供を進めてきた。

 Windows Serverをベースにしたプライベートクラウドサービス「プラットフォームサーバ Wシリーズ」は2012年からサービスを提供し、2014年12月には「次世代型ハイブリッド・マルチクラウド接続サービス」、2015年1月中旬からはMicrosoft Azureとの専用接続サービス「Microsoft Azure ExpressRoute」の提供も開始している(図1)。

図1 図1 Windows Server専用のプライベートクラウドサービス「プラットフォームサーバ Wシリーズ」(クリックで拡大します)

 そのビットアイルが掲げるクラウド戦略は、コロケーションやオンプレミス環境、クラウド環境を顧客のニーズに合わせて提供する「ハイブリッドクラウド」だ。インフラとサービスに強みを持つ企業として、顧客のニーズに最適で先進的なサービスを提供してきた実績がビットアイルにはある。例えば、2012年に開始した現在のWシリーズにつながる、Windows Server環境に最適なプライベートクラウドサービスは、Windows Server 2012とHyper-V、System Center 2012を組み合わせた日本国内初のサービスだ。

ALT ビットアイル マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 主任 鎌田健太郎氏

 マイクロソフトのMicrosoft Cloud Platformビジョンに沿って、シームレスなハイブリッドクラウド環境の実現を目指すための「Cloud OS Network」(COSN)プログラムに参加するきっかけも、同社の先進的な取り組みの結果といえる。ビットアイルの鎌田健太郎氏(プロダクトマーケティング本部 プロダクトマーケティング部 主任)は、COSNプログラムへの参加を決めた当時の背景を次のように説明する。

 「COSNプログラムに参加する前から、Windows Azure Packについては独自に検証を進めていました。Microsoft Azureと同じ操作性を、プライベートクラウドにも提供できるという点に注目していました。検証を進めるうちに、Cloud Cruiserという仮想マシン等の利用に対してコストを設ける仕組みが日本のエンタープライズ環境に合っていて、サービスとして提供できるのではないかと考えるようになりました。そうしたタイミングでCOSNプログラムへの参加をお声掛けいただきました」(鎌田氏)

 COSNプログラムでは、IT基盤となるWindows Server 2012 R2、仮想化基盤のHyper-V、運用管理基盤となるSystem Center 2012 R2、運用管理ポータルを提供するWindows Azure Pack、Microsoft Azureへのダイレクト接続をベースとしたシステムインフラ環境が提供される。

 ビットアイルでは、以前からマイクロソフトがパートナー向けに提供する技術検証や教育プログラムに参加しており、マイクロソフトの基盤製品やテクノロジの検証に関してはすでに多くのノウハウと実績があった。「マイクロソフトが掲げるMicrosoft Cloud Platformのビジョンと、当社が推進するハイブリッドクラウド戦略がうまくマッチした結果です」(鎌田氏)だったわけだ。

「Wシリーズ」に生きるCOSNプログラムの成果

 COSNプログラムに参加する以前から、さまざまな面でMicrosoft Cloud Platformビジョンに基づくハイブリッドクラウドを実現するための取り組みを進めてきている。2014年2月にリリースされたWシリーズのオプションサービスとMicrosoft Azureの日本リージョンとを連携させて、ハイブリッドクラウドとして利用可能なサービスは、既にリリース済みだ。

 このハイブリッドクラウドの大きな特長は、管理ツールとしてSystem Centerを提供するWシリーズとMicrosoft Azureの一元的な運用管理が可能なことと、Azure仮想ネットワークによるセキュアなデータ通信が可能なことだ。鎌田氏によると、WシリーズはCOSNプログラムの成果を少しずつ取り入れながら、次世代のプラットフォームに進化させている最中だという。

ALT ビットアイル マーケティング本部 アライアンス推進部 課長 鈴木大昌氏

 COSNプログラムに参加したことで、今後のサービスにどのような変化が生まれてくるのかということについて、ビットアイルの鈴木大昌氏(マーケティング本部 アライアンス推進部 課長)は次のように説明する。

 「技術の構成が変わることが大きなポイントです。例えば、ネットワーク仮想化技術の『NVGRE』(Network Virtualization using Generic Routing Encapsulation)を使うことで、これまでのVLAN(Virtual LAN)では実現できなかった、柔軟なネットワーク環境を構築できるようになります。また、最新のファイル共有プロトコルである『SMB(Server Message Block)3.0』を活用することで、より高速で冗長性の高いストレージ環境を構築できます。ユーザーにとってはそれほど大きな変化ではないと感じるかもしれませんが、内部ではとても大きな変化が起こると思います」(鈴木氏)

 運用管理面でもマイクロソフトの推奨構成を採用することで、自動化や効率化が容易になり、いくつかの作業ステップを省略、省力化できるようになるという。これは、プライベートクラウドを運用するIT部門や、それを顧客に提供するサービスプロバイダーにとっては大きなコストメリットを生む。2014年夏からはWシリーズで新しい構成での技術検証を開始し、一部に関しては、顧客に提供できる準備が整った段階だという。

 鈴木氏は「ニーズを見ながら、次世代プラットフォームに移行していきます。マイクロソフトの最新技術の検証を早くから進めてきたメリットが出せると考えています」と話す。

ハイブリッド・マルチクラウド接続サービスも提供開始

 COSNプログラムのもう一つの適用分野といえるのが、2014年12月に発表した次世代型ハイブリッド・マルチクラウド接続サービス「ビットアイル コネクト」だ(図2)。

図2 図2 「ビットアイル コネクト」は、ビットアイルクラウド、コロケーション、他社クラウド、既存オンプレミスシステムを一つのプライベートネットワークで接続する(クリックで拡大します)

 ビットアイル コネクトは、ビットアイルクラウド、コロケーション、他社クラウド、既存オンプレミスシステムを、一つのプライベートネットワークで接続するサービス。オンプレミスとパブリッククラウドをつなぐハイブリッドだけではなく、複数のクラウドサービスをシームレスつなぐ、“マルチクラウドでのハイブリッド”に対応したことが大きな特長だ。

 パブリッククラウドとしては当初「ニフティクラウド」と「アマゾン ウェブ サービス」に対応し、2015年1月からは順次Microsoft AzureとIBMのSoftLayerにも対応する。ユーザーに対しては専用バーチャルL3スイッチを提供し、このL3スイッチを通じて、ビットアイルのデータセンター内のシステム間だけでなく、ユーザー拠点で稼働するシステムや他社のパブリッククラウド上のシステムとプライベートネットワーク通信を可能にする。

 「ビットアイルのサービスを利用いただいているユーザー約680社のうち、25%以上の220システムがハイブリッドクラウド環境で稼働しています。ハイブリッドクラウドのニーズはより高まり、今後クラウドサービスの機能がさらに進化して、複数事業者のクラウドサービスを適材適所で活用するマルチクラウドが広がると予測しています。『ビットアイル コネクト』はそうした環境をいち早く提供するものです」(鈴木氏)

 ビットアイル コネクトは、同社のハイブリッドクラウド戦略を具現化したサービスといえる。Microsoft Azureとの接続には高速で安全な閉域網(専用線)接続を提供する「Microsoft Azure ExpressRoute」サービスを利用し、COSNプログラムで提供されるさまざまな技術も活用するという。このように、ビットアイルはCOSNプログラムを活用して、自社の戦略とビジネスを推進している。

今後の「日本初のサービス」展開に期待

 COSNプログラムの効果としては、マイクロソフトの最新テクノロジにいち早く触れることができる点を大きく評価している。ビットアイルは新しい技術をいち早くサービス化することに秀でた企業であり、顧客のニーズを素早くくみ取り、それに迅速に対応するためには、最新情報に触れて、ノウハウを積み重ねることが欠かせないという。そうした同社のスタンスにもマッチしていると鈴木氏は話す。

 新しいAzureのサービスである、機械学習サービス「Azure Machine Learning」やデータセンター間の接続サービス「Azure Site Recovery」に注目し、ハイブリッドクラウドの利用形態拡充に取り込んで行きたいとしている。

 鎌田氏は「テクニカルな支援を受けながら、タッグを組んで、クラウドを盛り上げていきたい」と、今後の展開に期待を寄せる。国内初の新しいサービスが提供される日も近いはずだ。

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提供:株式会社ビットアイル
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年2月18日

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