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» 2017年08月15日 05時00分 公開

Tech TIPS:一目で分かる、各Windows OSでのInternet Explorerのサポート終了時期

Windows OSに標準装備されているInternet Explorer(IE)。Windows OSごとにIEの各バージョンの終了時期を整理して、分かりやすく図示してみた。

[島田広道,デジタルアドバンテージ]
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連載目次

対象ソフトウエア:Windows 2000/Windows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 8.1/Windows Server 2003/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016、IE7/IE8/IE9/IE10/IE11


解説

 Windows PCには、いずれかのバージョンのInternet Explorer(IE)が必ずインストールされている。Windows ServerでもServer CoreやNano Serverでない限り、やはりIEがインストールされる。そして、ユーザーが直接使うWebブラウザーに限らず、さまざまなアプリケーションがHTMLファイルなどを表示する際のコンポーネントとしても、IEはよく利用されている。

 そのIEにも「サポート期限」があることをご存じだろうか? サポート終了をめぐって大きな話題になったWindows XPと同様、IEもMicrosoftによる延長サポートが終了すると、セキュリティパッチの無償提供が停止される。それ以後に発覚した脆弱(ぜいじゃく)性は修正されず、セキュリティ面でひどく脆くなってしまう。

 従って、サポートが終了するまでにIE(場合によってはOS本体)を上位のバージョンにアップグレードする必要がある。それには、IEのサポート終了時期を把握しておかなければならない。

 そこで本稿では、Windows OSごとにIEの各バージョンの延長サポート終了時期(以下、単に「サポート終了時期」とする)を、一目で分かるように図で表してみた。Windowsシステムのライフサイクル管理に役立てていただきたい。

クライアントWindows OSのIEサポート終了時期

クライアントWindows OSのIEサポート終了時期は次の通り: Windows 2000 Professional+IE5/IE5.5/IE6: サポート終了。Windows XP+IE6/IE7/IE8: サポート終了。Windows Vista+IE7/IE8/IE9: サポート終了。Windows 7+IE8/IE9/IE10: サポート終了。Windows 7+IE11: 2020年1月15日。Windows 8+IE10: サポート終了。Windows 8.1+IE11: 2023年1月11日。Windows 10+IE11: 2025年10月15日。

OS IE サポート終了日(日本時間)
Windows 2000 Professional IE5/IE5.5/IE6 すでにサポート終了
Windows XP IE6/IE7/IE8 すでにサポート終了
Windows Vista IE7/IE8/IE9 すでにサポート終了
Windows 7 IE8/IE9/IE10 すでにサポート終了
Windows 7 IIE11 2020年1月15日
Windows 8 IE10 サポート終了
Windows 8.1 IE11 2023年1月11日
Windows 10 IE11 2025年10月15日

Windows ServerのIEサポート終了時期

Windows ServerのIEサポート終了時期は次の通り: Windows 2000 Server+IE5/IE5.5/IE6: サポート終了。Windows Server 2003+IE6/IE7/IE8: サポート終了。Windows Server 2008+IE7/IE8: サポート終了。Windows Server 2008+IE9: 2020年1月15日。Windows Server 2008 R2+IE8/IE9/IE10: サポート終了。Windows Server 2008 R2+IE11: 2020年1月15日。Windows Server 2012+IE10: 2023年1月11日。Windows Server 2012 R2+IE11: 2023年1月11日。Windows Server 2016+IE11: 2027年1月12日。

OS IE サポート終了日(日本時間)
Windows 2000 Server IE5/IE5.5/IE6 サポート終了
Windows Server 2003 IE6/IE7/IE8 サポート終了
Windows Server 2008 IE7/IE8 サポート終了
Windows Server 2008 IE9 2020年1月15日
Windows Server 2008 R2 IE8/IE9/IE10 サポート終了
Windows Server 2008 R2 IE11 2020年1月15日
Windows Server 2012 IE10 2023年1月11日
Windows Server 2012 R2 IE11 2023年1月11日
Windows Server 2016 IE11 2027年1月12日

 IEのサポート終了時期について特に注意すべき点を以下に記す。

IE11より前のバージョンは(一部を除いて)既に終了

 IE11より前のバージョン、すなわちIE10やIE9、IE8、IE7などは、原則として2016年1月にサポートが終了した。例外は次の2つのOSに限られる。

  • Windows Server 2008: IE9が2020年1月までサポートされる
  • Windows Server 2012: IE10が2023年1月までサポートされる

 これらはサーバOSであり、エンドユーザーが直接利用するプラットフォームではない。このため、インターネット上のコンテンツ閲覧に用いられているIEのうち、今でもサポートされているのは事実上IE11だけといえる。

IEを最新版にしていればOSと同じ期限までサポートされる

 上図で説明したIEのサポート終了時期は、実は対象のWindows OS本体のサポート期限と同じである。つまり、Windows OSのサポート終了日まで、その上で稼働するIEもサポートされるということだ。

 ただし、IEは「最新版」にしておく必要がある。具体的には、まずIEそのものを可能なかぎり最上位バージョンにアップグレードする必要がある。前述の通り、ほとんどはIE11のはずだ。

 さらに、最新のセキュリティパッチをIEに適用し続ける必要もある。

Windows 10の場合はOS自身のサポート終了時期に要注意

 Windows 10でも、IEのサポート終了時期はOS本体と同じだ。ただし、Windows 10のサポート終了時期は、「1511」「1607」あるいは「November Update」「Creators Update」などと呼ばれている「バージョン」と、採用している「Branchモデル」によって大きく異なる。

 上図に記した「2025年10月まで」というのは原則であり、例えばアップグレードを怠るとそれより前にサポートが終わってしまうことがある(詳細は次の関連記事を参照)。

IE11の「エンタープライズモード」もOSと同じ期限までサポートされる

 IE11には、IE8との互換性を維持するために「エンタープライズモード」という機能が用意されている。

 これもIE11と同じく、OSのサポート終了時期までサポートされる。つまりエンタープライズモードが使えるなら、サポート終了後も解消できない脆弱性を抱えたまま古いIE8などを運用し続ける、といった苦労は不要ということだ。

■更新履歴

【2017/08/15】サポート終了日の一覧表を追記しました。Windows Server 2016など最新情報を反映しました。

【2015/12/14】Windows 10に対応しました。

【2015/03/11】初版公開。


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