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» 2015年04月15日 05時00分 UPDATE

Tech TIPS:格安SIMのSIMサイズにnano-SIMを選んでおく理由

格安SIMカードを購入する際に悩むのが、SIMカードのサイズ。「標準SIM(mini-SIM)」「micro-SIM」「nano-SIM」の3種類からどれを選ぶのがよいのか、そのコツを紹介しよう。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]
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解説

 これまで携帯電話やスマートフォン(以下、スマホ)を購入する際、その端末がどのようなSIMカードを利用しているのかは気にする必要がなかった。対応している通信規格(特に3Gの規格)やSIMカードのサイズは、携帯電話ショップが購入した端末に合わせて提供されたため、ユーザーは意識する必要がなかった。

 ところが、携帯電話会社などの通信回線を借りてサービスを提供しているOCNやIIJmio、日本通信などのMVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)が、提供しているサービスを利用する場合、ユーザーが自らSIMカードを利用する端末に合わせて購入しなければならない(格安SIMカードの選び方は「通信費削減の切り札『格安SIMカード』活用術」を参照のこと)。

●SIMカードのサイズは3種類

 通信規格は、MVNOが利用している携帯電話会社がNTTドコモかKDDIかで決まってくるので、どこのMVNOなのかを確認すればよい。問題はSIMカードの形状だ。現在使われているSIMカードの形状は、「標準SIM(mini-SIM)」「micro-SIM」「nano-SIM」の3種類があり、利用する端末に合わせたSIMカードを選ぶ必要がある。なお、nano-SIMを提供していないサービスもあるので、利用する端末のSIMサイズをMVNOの契約前に確認しておく必要がある。

 新しい端末では標準SIMを利用している機種はほとんどなく、LTE対応機種であれば、micro-SIMかnano-SIMのいずれかとなる。なお、これらのSIMカードは、サイズのみが異なり、機能は同じである。そのため、「SIMカッター」と呼ばれる、mini-SIMカードやmicro-SIMカードの一部を切り取って、nano-SIMカードにするツールも販売されている(ただし、SIMカードは携帯電話会社から貸与されているものなので、それを加工するのは契約違反となる可能性がある)。

SIMカードの形状 SIMカードの形状
左からnano-SIM(au)、micro-SIM(NTTドコモ)、mini-SIM(au)。auのmicro-SIMが手元になかったため、写真ではNTTドコモとなっているが、標準規格化されているので、携帯電話会社が異なってもSIM形状は同じである。

 原稿執筆時点で、nano-SIMを採用している端末は、iPhone/iPad、Xperia Z3、Nexus 6/9などとそれほど多くないので、これら以外の端末(Android端末)を利用するのであればmicro-SIMを買っておけばよいように思える。しかし早まってはいけない。NTTドコモでは「2014-2015冬春モデル」からnano-SIMを採用する機種が増えてきていることから、今後端末を買い替えた際、その端末がnano-SIMを採用している可能性が高くなってくる。micro-SIMを購入していた場合、端末の買い替えに際して、SIMカードのサイズを変更してもらわなければ、新端末に装着できない可能性が出てくるからだ(通常、SIMカードサイズの変更には2000円程度の手数料が必要となる。またサイズの変更が行えないサービスもある)。最初からnano-SIMにしておけば、こうした場合でもSIMカードサイズの変更は不要だ。

●SIMカードアダプターを使えば「小は大を兼ねる」

 では、nano-SIMをmicro-SIMの端末に使えるのかというと、実は全く問題ない。nano-SIMをmicro-SIMに変換するアダプターが販売されているので、これを使って、端末に差せばよい。このように今後nano-SIMの端末が増えてきた際に対応できるように、「小は大を兼ねる」でnano-SIMを選択しておくと汎用性が高い。

3種類のSIMカードアダプター 3種類のSIMカードアダプター
左から「nono-SIMをmicro-SIM」、「nano-SIMをmini-SIM」、「micro-SIMをmini-SIM」にそれぞれ変換するSIMカードアダプター。100円程度から販売されているので、こうしたアダプターを利用してnano-SIMカードを目的のSIMサイズに変換すればよい。

 こうしておけば、端末を変更した際に、新たな端末がnano-SIMカードを利用するものであっても、SIMカードを無理やり切ったり、SIMカードのサイズを変更したりしなくて済む。

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