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» 2015年04月24日 10時00分 UPDATE

塩漬けを回避するのがITプロの役目:ハイブリッドクラウド構築、認証、運用自動化、IoT、Power BI、機械学習――インフラ技術の実践的な知識と進化が分かるTechEdが帰ってきた

日本マイクロソフトが主催する国内最大級の技術イベント「de:code 2015」が5月26、27日に開催される。ITプロ向けトラックのセッションも充実していて、かつて開催されていた技術者向けイベント「TechEd」が、de:codeと名前を変えて帰ってきた、と見ることもできよう。そこで本稿では、Windows技術を中心にインフラ運用管理に従事するITプロ向けのセッションの見どころの一部を紹介する。

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 2015年5月26、27日の2日間にわたり、マイクロソフトの技術者向けカンファレンス「de:code」が開催される。昨年と同様に開発者向けのディープな内容も予定されているが、これに加えて今年からは新たにインフラやネットワークなど、企業システムの構築・運用に当たるいわゆる「ITプロフェッショナル」(以下、ITプロ)向けのセッションも加わり、規模が大幅に拡大しての開催となった。

 事実、開催されるセッションのトラックを見てみると、開発者向けの「開発プラットフォーム&ツール」「アーキテクチャ設計」「Windows&デバイス」などに加え、「クラウド&データセンタープラットフォーム」「システム管理と運用」「データプラットフォーム&BI」といったITプロ向けトラックのセッションも充実しているのが今年のde:codeの特徴だ。かつて開催されていた技術者向けイベント「TechEd」が、de:codeと名前を変えて帰ってきた、と見ることもできよう。

 そこで本稿では、Windows技術を中心にインフラ運用管理に従事するITプロ向けのセッションの見どころの一部を紹介する。ぜひ参考にしていただきたい。

マイクロソフトが提唱する次世代インフラの姿が明らかに〜「クラウド&データセンタープラットフォーム」トラック

 「クラウド&データセンタープラットフォーム」トラックは、Microsoft Azure(以下、Azure)やMicrosoft Windows Server(以下、Windows Server)、Microsoft System Center(以下、System Center)といったインフラ関連の製品・サービスのソリューションに関するさまざまな情報を紹介するセッションが含まれる。本トラックを担当する日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 クラウドインフラビジネス部 エグゼクティブプロダクトマネージャー 伊賀絵理子氏は、注目セッションとして3つを挙げる。

 1つ目が、「コンサルティングの現場から見えてきたAzure IaaSインフラ設計の最新ベストプラクティス」。タイトル通り、AzureのIaaS環境を設計する際のベストプラクティスやTipsを紹介するセッションだが、一般的な無償イベントのように製品担当者が製品・サービスを紹介するのではなく、日々顧客のAzure IaaS環境の設計や構築を支援しているマイクロソフトのコンサルタントが登壇し、日々のコンサルティング活動の中で培った実践的なノウハウを直接伝授する点がde:codeならではの特徴だという。

decode3_1.jpg 日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 クラウドインフラビジネス部 エグゼクティブプロダクトマネージャー 伊賀絵理子氏

 「de:codeでは、より生きたナレッジ、実践的な知識を参加者の皆さまに持ち帰っていただきたいと考えている。そのため、将来の夢を語るだけではなく、このセッションのようにITプロの方々にとって『今すぐ役立つ情報』を提供することも重視している」(伊賀氏)

 同氏が挙げる2つ目の注目セッションが、「Hybrid Identity〜認証システムデザインパターン」。オンプレミスのActive Directory環境と、Azureのクラウド上のActive Directory環境をいかに統合して管理・運用するか。今後ハイブリッドクラウド環境が普及するに従い、多くの企業が直面するであろう課題の解決策である「Hybrid IdP」について解説するセッションだ。

 なお本セッションは、これからの認証基盤の考え方としての「Hybrid IdP」を示すものだが、他にも、よりディープな技術情報をマイクロソフト本社のエキスパートが紹介するAzure Active Directoryに関するセッションも別途用意されている。

 そして3つ目の注目セッションが、2016年中のリリースが予定されている次期Windows Serverに関する情報を紹介する「クラウドプラットフォーム 次期Windows Server概要」だ。

 「次期Windows Serverは、『クラウドファースト』を体現する製品に生まれ変わって登場する予定。すでにテクニカルプレビュー版が出ていることもあり、一部の情報が提供されているが、de:codeではこれらをまとめて紹介するとともに、5月上旬に米国で開催される技術カンファレンス『Microsoft Ignite』で発表される予定の新情報も紹介する。もちろん、概要から個々の機能をより深く紹介するセッションを用意している」(伊賀氏)

ハイブリッドクラウド時代のインフラ運用管理の在り方とは?〜「システム管理と運用」トラック

 「システム管理と運用」トラックも同様に、Azure、Windows Server、System Centerに関する情報が中心となるが、よりシステムの運用管理を強く意識した内容の数々のセッションが含まれる。例えば、「Azureを使ったクラウドベースのバックアップシステム運用というセッションもその一つだ。

 「実際にAzureを活用しつつバックアップを運用する際のベストプラクティスやTips、例えばリストアする際の留意点など、de:codeならではの実践的なナレッジを提供する予定だ」(伊賀氏)

 また、社内に持ち込まれる多種多様なモバイルデバイスの管理と運用も昨今のシステム部門を悩ます大きな課題の一つだろう。それを効率的に、かつ安全に行うための技術群「Enterprise Mobility」についてのセッション「Enterprise Mobilityへの道しるべ〜多様化するデバイスとワークスタイルに応えるIT環境のご紹介〜」も用意されているという。モバイルデバイスとPCデバイスが混在したハイブリッド環境をより効率的に管理するために「何を管理する必要があるのか」「どのように展開していくのか」という視点での実践的な手法を学べる機会になるだろう。

 さらに、システム運用管理の世界で少し前から取りざたされている「オートメーション」、つまり運用管理の自動化ソリューションについてのセッションもいくつか用意されている。それも、単に「System Centerを使って自動化できます」というだけにとどまらず、今後のクラウド時代、さらにはクラウドとオンプレミスが混在したハイブリッド環境を効率的に一元管理するための自動化という、より未来を見据えた運用自動化ソリューションの姿を提示するという。

 「オンプレミス環境の運用自動化ソリューションとしては、『System Center Orchestrator』という製品がある。またクラウド環境の運用自動化は『Microsoft Azure Automation』で実現している。この両者をいかに連携させて、ハイブリッドクラウド環境の管理を効率的に行うか。次期製品の情報も含めて、このあたりに突っ込んだセッションも提供できる予定だ」(伊賀氏)

マイクロソフトのデータ活用ソリューションをエンドツーエンドで網羅〜「データプラットフォーム&BI」トラック

 一方、「データプラットフォーム&BI」トラックは、マイクロソフトが提供しているデータプラットフォーム製品・サービスと、データを可視化・分析するための仕組みに関するセッションを集めたもの。

 マイクロソフトのデータプラットフォームというと、どうしてもMicrosoft SQL Server(以下、SQL Server)をはじめとするデータベース製品を思い浮かべるが、本トラックを担当する日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 クラウドアプリケーションビジネス部 エグゼクティブプロダクトマネージャー 北川剛氏によれば、「このトラックのコンセプトは、いろいろなところからデータを収集してきて、分析できる形に集約、データストアに保管して、さらにそこからデータを可視化して分析するまでの一連のエンドツーエンドの全ての流れを網羅している」という。

 こうした一連の流れを網羅したマイクロソフトのデータプラットフォームソリューション全体を、近年注目を集めるIoT分析の切り口から概説するセッションが「マイクロソフトの IoT ビジョン 〜Create the Internet of Your Things〜」だ。北川氏によれば、まずは同セッションを聴講することで、マイクロソフトのデータプラットフォームソリューション全体を俯瞰できるという。

 その上で、収集したデータをためておくデータストアに関するセッションの中から、同氏は注目セッションとして3つを挙げる。

decode3_2.jpg 日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 クラウドアプリケーションビジネス部 エグゼクティブプロダクトマネージャー 北川剛氏

 「マイクロソフトではデータストアの技術として、オンプレミスのデータベース製品であるSQL Server、Azure上のクラウドデータベースサービスであるAzure SQL Database、そしてHadoopのファイルシステムであるHDFSを使ったソリューションの3つを用意している。SQL Serverについては、セッション『SQL Server on Azure 仮想マシン(IaaS)の可用性とパフォーマンス』でAzure環境上での運用ノウハウについて、Azure SQL Databaseについては『Azure SQL Database Best Practice』で、そしてHadoop関連については『Effective “Hadoop on Azure”〜HDInsightとゆかいな仲間たち〜』というセッションで、それぞれハイブリッドクラウド時代におけるベストプラクティスを紹介する」(北川氏)

 また、CPUコア240個という超高性能環境上でSQL Server 2014を稼働させた際の検証結果を紹介する「SQL Server 2014 スケーラビリティ検証〜240物理コア 4TBメモリーのモンスター〜」というセッションや、多くのDBAが注目する次期SQL Serverである「SQL Server 2016」の情報を紹介するセッションなど、SQL Serverのコアな技術情報を紹介するセッションも数多く用意されているという。

 さらには、こうした各種データストア製品・サービスからデータを可視化、分析するための各種技術、例えばPower BIや機械学習に関するセッションも用意されている。「これら一連のデータプラットフォームソリューションを全てきちんと理解していただくことが、本トラックの目的になっている」(北川氏)

「進化するエンジニアたち」に向けた最新コンテンツの数々

 このように、昨年はどちらかというと「アプリケーション開発者向けのカンファレンス」という性格が強かったde:codeが、今年からはITプロにとっても極めて貴重な情報収集の場となった。日本初公開となる情報や、新規コンテンツが目白押しとなる予定だけに、新たな情報をいち早く知りたいと思っているITプロにとってはまたとないチャンスになるだろうと伊賀氏は述べる。

 「5月上旬に米国で開催されるMicrosoft Igniteで発表された新情報や、次期製品の情報などはできるだけセッションに盛り込んでいきたい。マイクロソフトの技術やソリューションが今後向かっていく方向をいち早く知り、自社のIT戦略に反映させていきたいと考えているITプロの方々には、ぜひ参加をお勧めしたい」(伊賀氏)

 また北川氏も、今回のde:codeでITプロ向けに提供されるさまざまな情報は、単に役立つTipsというレベルにとどまらず、今後マイクロソフトの製品・サービスを使って企業システムを進化させていく上では必須ともいえる内容だと力説する。

 「プラットフォームやサービスを塩漬けせずに進化させていくためには、自社のビジネスの進化を支える上で、マイクロソフトが提供する新たな技術をどのように活用すればよいかをITプロは十分に考える必要がある。その上で、今回のde:codeで提供される情報は単なる『お役立ち情報』ではなく、もはや必須のスキルだと考えた方がいい。ぜひ会場に足を運び、こうしたスキルを積極的に摂取、活用してほしい」(北川氏)

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提供:日本マイクロソフト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年5月24日

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