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» 2015年05月15日 07時00分 公開

Oracle CloudWorld Tokyo 2015リポート:プライベートクラウド活用における三つの課題と解決方法、その成功事例

データベース管理にオンプレミスもクラウドもない――垣根を越えて、標準化・効率化・自動化を推進する「Enterprise Manager 12c」でできることとは? 「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」の特設サイト『ORACLE CLOUDWORLD ONLINE』から、注目セッションを紹介。[運用管理効率化][プライベートクラウド/データベース統合][Oracle Enterprise Manager]

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おことわり

 本シリーズは2015年4月9〜10日に開催されたイベント「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」の特設サイト『ORACLE CLOUDWORLD ONLINE』から、注目セッションのリポートを転載したものです(初出)。



PaaS導入率は5年以内に70%を超える

 2015年4月9〜10日に開催されたイベント「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」。「クラウドにおけるデータベース・マネジメントのベストプラクティス」と題した講演では米オラクル プロダクト マネジメント バイスプレジデント スディプ・ダッタ氏が登壇した。ダッタ氏は、講演の冒頭、PaaSの普及について「かつてシステム構成の多くは縦割りで、データセンターは分断されていた。しかし、数年前からインフラの標準化が一般的になり、それと同時にPaaSの採用が加速している。2014年に27%だったPaaSの導入率は、今後5年以内に72%にまで高まるとする調査結果もある」と説明した。

米オラクル プロダクト マネジメント バイスプレジデント スディプ・ダッタ氏

三つの課題を解決するEnterprise Manager

 PaaSの採用が目前に迫る中「現在、データベース管理者は、プライベートクラウド上でのデータベース管理の効率化が求められている」とダッタ氏は指摘する。その上で「大企業におけるデータベース管理には主に三つの課題がある」と分析する。

 一つ目の課題は「サーバーの乱立による資産管理の複雑化」。28%の企業でデータベースインスタンスが毎年20%以上増加している一方、未統合のサーバーは50%に上るという。この問題の解決には「統合」が最善の手段だ、とダッタ氏。

 二つ目の課題は「コンフィギュレーションの複雑化」。多種多様なパッチ適用状況やバージョンの混在がシステム構成の標準化を阻んでいる、とダッタ氏は指摘する。ダッタ氏はその例として、1400通りものシステム構成を保有しているある大手通信会社の例を示した。そして、この問題の解決策は「標準化」にあるという。

 三つ目の課題は「サービスデリバリーの遅延」。データベースを迅速にプロビジョニングし、サービスをユーザー部門へ提供する必要がある。この問題は「自動化」が解決するという。

「Enterprise Manager 12c」によるプライベートクラウド管理

 「Oracle Enterprise Manager 12c」(以下EM12c)が、どのようにして企業のプライベートクラウドの管理を効率化するのか、ダッタは次のように解説した。

 「EM12cを利用することで、仮想サーバーの配備が容易になる。実際に、マルチテナントデータベースへの統合シミュレーションや統合プランナーによって、あるアイルランドの銀行では従来の25%未満のテストリソースでデータベースプラットフォームの統合に成功した」(ダッタ氏)

 EM12cはサービスカタログの一元化、パッチ管理の統合、データベースの自動化などを支援する。特に「スナップクローン」技術によって、データベースクローニングを短時間で行える。

 ノルウェー労働福祉局では、6〜7日かかっていた新規データベースのプロビジョニングを18分に短縮したという。

 ダッタ氏は、データベースの自動化の例として、「Oracle Database 12c」におけるマルチテナント機能を活用した“Pluggable Database As A Service”の例や、EM12cを使って1Tバイトのデータベースを2分以内にプロビジョニングする例を示し、アジリティの高さを示した。

 この自動化とアジリティの高さを活用した、あるヨーロッパの金融機関では、データベースリフレッシュ処理を数分に短縮しており、また、米国の大手小売業ではデータベース導入に必要な時間を90%短縮、インフラの利用率を60%向上したという。

 ダッタ氏は講演の最後に、オラクルが提供するクラウドの将来構想を語った。

 「Oracle Cloudによって、オンプレミスとクラウドを単一画面で管理・監視できるようになる。インフラの変更を最低限に抑え、サービス品質管理、ライフサイクル管理などを含めた、ハイブリッドクラウドでの統合管理が実現していくだろう」

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月17日

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