ミドクラ、MidoNet商用版でコンテナをサポートネットワークの可視化機能も強化

ミドクラは2015年5月20日、OpenStack Summit Vancouver 2015の開催に合わせて、ネットワーク仮想化ソフトウエア「MidoNet」の商用版、「Midokura Enterprise MidoNet(MEM)」の最新版を発表した。

» 2015年05月22日 17時01分 公開
[三木 泉@IT]

 ミドクラは2015年5月20日、OpenStack Summit Vancouver 2015の開催に合わせて、ネットワーク仮想化ソフトウエア「MidoNet」の商用版、「Midokura Enterprise MidoNet(MEM)」の最新版を発表した。

 OpenStack Summit Vancouverでは、コンテナ技術への対応の進展がテーマの一つとなっている。MEMの最新版ではOpenStack Novaのプラグインであるnova-docker経由で、Docker環境をサポートした。つまり、Dockerによるコンテナ化アプリケーション単位で、仮想ネットワークグループを構成できるようになった。

 商用版で提供されている運用管理ツールの「MidoNet Manager」では、ネットワーク可視化・分析機能が強化された。仮想ポートのフロートレーシングによって、トラブルシューティングがしやすくなったほか、BGPゲートウェイのセッションビューにより、性能管理がしやすくなったという。また、設定情報、ログファイル、仮想ネットワークトポロジなど、ネットワークの状況を1つのファイルにまとめることができ、状況確認やトラブルシューティングがしやすくなったという。

 最新版は4月30日にリリースされたOpenStackのKiloリリースをサポートしている。

 最新版のMEMは、2015年5月20日に提供開始された。24時間365日サポート、ドキュメント、MidoNet Managerをセットとして、30日間無料で利用できるトライアルプログラムが提供されている。

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