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» 2015年06月17日 10時00分 UPDATE

サーバーOS移行『物理→仮想』編:Windows Server 2003移行、ピンチをチャンスに! ITの体質改善を図ろう

Windows Server 2003移行は、仮想化に取り組むのにちょうどいいチャンスだ。「なんだ仮想化か」と思わないでほしい。ITの体質改善に貢献する、仮想化の威力は過小評価すべきでない。仮想化に適したIT製品を選べば、「仮想化でかえって運用が複雑化し、コストが増大する」ということはない。

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仮想化は次世代インフラへの重要な一歩

 ITインフラの効率性や管理性を向上させるものとして、サーバー仮想化→複数サーバーをプール化した仮想インフラストラクチャ、さらにその先の選択枝として、プライベークラウド、ハイブリッドクラウドなど様々な選択肢が現実的に利用可能となっている。

 第一段階として、物理サーバ環境を仮想化することで物理集約とアプリケーション(サービス)の移動性向上を図り、ハードウエアコストや電力コスト、設置スペースを削減できるとともに、クラウド化にも対応できる準備となる。次にシステムリソースをこの部分は共通基盤として柔軟な利用が可能なリソース集合体(プール)化することで利用効率を高められる。さらに自動化ツールなどを導入することで、より迅速かつ柔軟な運用が可能になる。

 最終的には、外部データセンターシステムに任せられるアプリケーションや、突発的に必要になるシステムリソースはパブリッククラウドを利用することで、社内システム(プライベートクラウド)と連係させるハイブリッドクラウドにまで展開させることができる。コストの最適化と運用の俊敏性、柔軟性を最大限に発揮する状態だ。

 その次世代インフラの第一歩となるのがサーバー仮想化だ。ただし、物理サーバーの上に仮想化レイヤーが追加されるため、運用が複雑化しそうで好まないという人もまだいる。また、従来は、仮想化専用ソフトウェアが必要で、追加コストや技術習得が必要ということで、敷居が高いということで見送っていたということが多い。しかし、Windows Server 2003をバージョンアップするなら、Windows Server OS自体がサポートしているHyper-Vを利用すればいい。

 何よりも、Hyper-Vは導入しやすい。仮想化だけなら、(サーバーOSのバージョンによるが、)追加コストは発生せず、OSに備わっている機能を有効化するだけでいい。また管理ツールもWindows serverに集約されているため、利用しやすい。あとは必要に応じて、仮想化環境の運用自動化ツールを導入すればいい。スモールスタートするにもぴったりな仮想化技術だ。

 仮想化は、これに適したサーバーを使うかどうかで、コスト効率や運用性がまったく変わってくる。基本的スペックとしては、CPU性能とメモリ容量が鍵となる。その点、Cisco UCSなら、業界トップのベンチマークを数多く記録しており、最高レベルのプロセッサーでも、ブレードサーバーでもラックサーバーと同じように、特に制約なく構成でき、メモリ搭載量も確保できるサーバー製品が豊富に提供されている。

仮想化での最大の課題はネットワークにある

 「いずれにしても、仮想化環境における唯一で最大の懸念点は、ネットワーク運用でしょう」と、シスコシステムズ ユニファイドコンピューティング事業 UCSプロダクトマネージャの中村智氏は指摘する。

im_ait_02ciscowindows01.jpg シスコシステムズ ユニファイドコンピューティング事業 UCSプロダクトマネージャ 中村智氏

 仮想化環境では、物理的なサーバーの接続と、各仮想マシンの接続という、2種類のネットワーク設定がある。特に仮想マシンは、仮想マシンの移動性を考慮に入れながら、十分な帯域を確保と効率的な接続の設定や管理を行うのは難しく、従来は物理ネットワークポートを用途ごとに割り振るなどして対応しているが、これだと仮想マシンの数が増えるほど大変になる。Cisco UCSでは、これを解決するために仮想インターフェースカード(VIC)という技術を提供している。

 VICは、UCSサーバーに搭載することが可能なネットワークアダプターで、10Gのポートから複数の仮想NIC(ネットワークアダプター)と仮想HBA(ストレージネットワークアダプター)を論理的に作成し、いつでもその構成を変更することができる。つまり、物理レベルでのネットワーク接続を可能な限り集約し、シンプルにしながら、仮想マシンのニーズに応じて、これをきめ細かく配分し、さらに一度行った設定を、任意に変更できる。

 さらに、「社内のシステムすべてを仮想化するわけにはいかない、データベースサーバーのように仮想化は不要、もしくはアプリケーションが仮想化対応できないので物理サーバーとして構築する」という場合もあるだろう。『物理→物理』編で紹介したCisco UCS miniは、仮想化環境とベアメタルサーバーの両方に対応し、混在する環境でも、その違いを意識することなく管理できる。個別サーバーごとに運用されていた、様々なサーバー移行・統合する場合に、それらを集約し、仮想マシンと物理サーバーを同時に管理できる。

 Cisco UCS用の管理ソフトウエアであるCisco UCS Managerは、システム構成を「ユーザープロファイル」という論理的な(物理的に依存しない)設定パラメータとして登録する、このパラメータを読み込むことで簡単にサーバーを設定できる。ユーザープロファイルには、サーバーの設定だけでなく、ネットワーク環境を含んだ設定も含まれ、MACアドレス、ファイバーチャネルストレージのWorld Wide Nama、外部ストレージのマウントやブート順序なども定義できる。またネットワーク帯域は利用状態に応じて、UCSがダイナミックに帯域を割り振るため、ポートの割り当てなど、ネットワーク担当者への相談も不要で、専門家でなくても仮想化サーバー環境が構築可能だ。

 このため、サーバー担当とネットワーク担当といった体制は不要で、1人の担当者で管理できる。また、仮想化の運用に不安があれば、シスコやトレーニングパートナーから、Cisco UCSの使い方や設定を2日間程度で習得できる、「テストドライブ」というトレーニングコースも提供している。

 VICとCisco UCS Managerにより、仮想化環境の構築や運用、変更などの管理性は非常に高くなる。複数の管理者を置くほど人員に余裕がない場合でも、1人で管理可能だし、シンプルな運用になるためにミスも起きなくなる。シスコのサーバーは高いというイメージがあるが、これらの運用工数やシンプルな管理を考えれば、3年、5年というライフサイクル全体ではコストパフォーマンスのよいサーバーである。

真のハイブリッドクラウドを実現するCisco Intercloud

 一方で、Windows Server 2003の移行を機に、パブリッククラウドサービスの利用を検討していながら、いまだに利用を決め切れていない企業もあるだろう。なかには「パブリッククラウドを利用し始めることで使い続けることになるか、使わないか」という二者選択しかないという観念にかられている人もいるはずだ。

 だが、急ぐ必要はない。利用しても組織として安心だと考えたときに、安心だと考える使い方で利用できる、そんなパブリッククラウドは今、ちょうど発展段階にあり、自社にとって、より使いやすい環境が整備されてくるのはこれからだからだ。

 多くのパブリッククラウドサービスは、いったん導入・移行すると、そのサービスを提供するクラウドサービスにロックインされてしまい、他社のクラウドサービスや自社のプライベートクラウド環境にシステムを移動させることが困難となる。このような制約を取り払う取り組みが、シスコの進める先進的なクラウド接続技術、「Cisco Intercloud」である。このCisco Intercloudでは、クラウドの違いを意識することなく、複数のパブリッククラウドとプライベートクラウドとを安全に接続し、相互に連携し合う単一のクラウドプラットフォームであるかのように、社内の仮装環境の仮想マシンを移動させる感覚で、様々なクラウドで仮装マシンの移動性を確保できるようになる。

 現在、Microsoft AzureやAmazon Web Servicesをはじめ、22以上の主要なパブリッククラウドが、Cisco Intercloudの実装を進めており、CTCなどの国内のクラウドサービスを提供しているベンダーも参画している。異なるクラウド間のサーバー移動などが可能になり、クラウドサービスの利用費用やサービスレベルなどに合わせて、複数のクラウドを柔軟に使い分けられるようになると、テストサイトやディザスタリカバリ環境なども、コスト効率よく構築できるようになる。

 Windows Server 2003のサポート終了という、リスク回避の観点からのサーバー移行が喫緊の課題ではあるが、「もはやアプリケーションがただ安定して稼働すればいいという時代ではありません。ITインフラとして、ビジネスにどのようにメリットを提供できるかを考えるべきであり、将来を見据えた第一歩を踏み出して欲しいと思います。そうすれば、IT担当が単なるコスト部門ではなくなる日が来るでしょう」と、中村氏は話している。

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提供:シスコシステムズ合同会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2015年7月17日

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