連載
» 2017年10月27日 05時00分 公開

Tech TIPS:「メディア作成ツール」をダウンロードしてWindows 10インストール用のUSBメモリを作る

Window 10の「メディア作成ツール」を使えば、Windows 10へアップグレードしたり、新規インストールするためのUSBメモリやISOファイル、DVD-Rディスクを作成したりできる。最新の状況に合わせて記事を更新した。

[打越浩幸, 島田広道,デジタルアドバンテージ]
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連載目次

対象OS:Windows 7/Windows 8.1/Windows 10


 Windows 7やWindows 8.1を実行しているPCをWindows 10にアップグレードしたり、Windows 10を最新のバージョンにアップデートしたりするような場合、「Windows 10のメディア作成ツール(以下、メディア作成ツール)」を利用すると、インストール用USBメモリやISOイメージファイルなどが作成できる(このツールを使って直接Windows 10をアップグレードする方法は、TIPS「Windows 10のダウンロード ツールでWindows 10をアップグレードインストールする」を参照してほしい)。

 「メディア作成ツール」を使うと、「Windows 10 Home」もしくは「Windows 10 Pro」エディションをインストールするためのメディアを作成できる(Enterpriseなど、他のエディションは作成できない)。対象となるアーキテクチャは、32bit版か、64bit版、もしくはその両方が含まれる計3種類のイメージから選択できる。

Windows 10の「メディア作成ツール」でインストール用メディアを作成する Windows 10の「メディア作成ツール」でインストール用メディアを作成する
メディア作成ツールを使うと、「Windows 10 Home+Windows 10 Pro両用版」で、「32bit版」「64bit版」「32bit&64bitの両用版」のいずれかのインストール用メディアを作成できる。アップグレードまたは新規インストール(クリーンインストール)に利用可能だ。

Windows 10の「メディア作成ツール」の入手

 Windows 10用の「メディア作成ツール」は以下のサイトからダウンロードできる。

「Windows 10のダウンロード」ページからメディア作成ツールをダウンロードする 「Windows 10のダウンロード」ページからメディア作成ツールをダウンロードする
Webブラウザで「Windows 10のダウンロード」ページを開く。Windows 7以降なら、どのクライアントWindows OS上で実行してもよい。ここで、[ツールを今すぐダウンロード]をクリックして、メディア作成ツール(MediaCreationTool.exe)をダウンロードする。なお、作業の途中でインストールイメージや更新プログラムのダウンロードなどを行うため、以後の作業は全てインターネットに接続された状態で行う必要がある。

インストール用USBメモリをツールで作成する

 ダウンロードした「メディア作成ツール(MediaCreationTool.exe)」を起動すると、「Windows 10 セットアップ」というウィザードが始まるので、以下の手順で進めていく。

Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その1) Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その1)
これはメディア作成ツールを起動して最初に表示される画面。インストール用メディアを作成するだけなら、どのWindows OS上で実行してもよい。ライセンス条項を確認したら、[同意する]ボタンをクリックして次に進む。

Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その2) Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その2)
ここではツールの利用方法を選択する。[このPCを今すぐアップグレード]を選択すると、このPCに直接Windows 10をアップグレードインストールすることになる。イストール用メディアを作成する場合は、[別のPCのインストールメディアを作成する]を選んで先へ進める。

Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その3) Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その3)
ここではWindows 10の言語やエディション、アーキテクチャを選択する。デフォルトでは[この PC におすすめのオプションを使う]にチェックが入っていて、ツールを実行しているPCに合わせて自動的に「言語」や「エディション」が選択される。多数のPCにインストールする予定があるなら、このチェックを外し、「アーキテクチャ」を[両方]にするとよい。

Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その4) Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その4)
インストールイメージの作成先を選択する。USBメモリを作成する場合は「USBフラッシュドライブ」を選択する。USBメモリは、32bit/64bit/両方いずれも8GB以上の容量(空き容量ではなく、全容量)が要求される。

Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その5) Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その5)
書き込み可能なリムーバブルドライブの一覧が表示されるので、適切なドライブを選択する。元のUSBメモリの内容は全て消去されるので(FAT32形式でフォーマットされる)、必要ならあらかじめバックアップをしておくこと。

Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その6) Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その6)
Windows 10のイメージのダウンロードと検証、展開、書き込み先のフォーマット、ファイルの書き込みまでが自動的に行われる。環境にもよるが、1時間もかからない。次の画面が表示されるまで待つ。

Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その7) Windows 10のインストール用USBメモリを作成する(その7)
書き込みが完了するとこのように表示されるので、そのままUSBメモリのドライブを開いてアップグレード作業を始めてもよいし、他のシステムのアップグレード作業に使ってもよい。

インストール用DVD-R/ISOイメージファイルをツールで作成する

 以上の例ではUSBメモリを作成したが、DVD-Rに書き込んだり、(仮想マシンなどで利用するために)ISOイメージファイルを作成したりすることもできる。

 ISOイメージファイルを作成するには「使用するメディアを選んでください」の画面で[ISOファイル]を選択する。

Windows 10のインストール用ISOイメージを作成する(その1) Windows 10のインストール用ISOイメージを作成する(その1)
ISOファイルを直接利用する場合だけでなく、DVD-Rに書き込む場合も、まずISOファイルを作成しておく必要がある。ISOファイルを作成する場合は、ここで「ISOファイル」を選択する。

Windows 10のインストール用ISOイメージを作成する(その2) Windows 10のインストール用ISOイメージを作成する(その2)
ISOファイルの作成が完了すると、このような画面が表示されるので、必要なら自分でDVD-Rに書き込むこと。ISOファイルをDVD-Rなどに書き込むためには、Windows OS標準の書き込み機能が利用できる(「Windows 7/8.1/10でISO/IMGファイルをCD/DVD-Rに書き込む」参照)。

作成したメディアでWindows 10をアップグレードインストールする

 既存のWindows 7/8.1をWindows 10へ(無償)アップグレードするには、対象のWindows OSにログオン/サインインしてから、作成したUSBメモリやDVD-Rをシステムに挿入する。あるいは、作成したISOファイルをダブルクリックしてシステムにマウントする(Windows 8以降の場合。Windows 7では不可)。

 該当ドライブをエクスプローラーなどで開くと、そのルートフォルダにsetup.exeというファイルがあるので、これをダブルクリックして起動すればよい。

既存のWindows 7/8.1をWindows 10へアップグレードする 既存のWindows 7/8.1をWindows 10へアップグレードする
作成したメディアをアップグレードしたいWindows OSに挿入してエクスプローラーで開き、setupを起動する。

作成したメディアによるWindows 10の新規インストール

 作成したUSBメモリ/DVD-R/ISOイメージを使ってPCをブートさせると、Windows 10を新規インストールできる。その具体的な手順については、TIPS「Windows 10をクリーンインストールする手順と注意点」を参照してほしい。

 この方法は、現在のシステムがWindows 10でも正しく動作するかどうかの検証にも利用できるだろう(ライセンスキー入力画面はスキップしてインストールする。未認証状態でもすぐにはシャットダウンしないので、最低限の動作確認はできる)。インストール先を仮想ディスクファイル(VHDファイル)にしておけば、現状のシステムに影響を与えることなく、Windows 10などを試用できる。詳細は、TIPS「Windows 10を仮想ディスク(VHD/VHDX)にインストールして試用する」で解説しているので、こちらも参照してほしい。

 USBメモリやDVD-RからPCを起動させる方法については、TIPS「Windows 7/8/8.1のインストールUSBメモリを作る(diskpart編)」が参考になるだろう。

■更新履歴

【2017/10/27】最新の状況に合わせて更新しました。

【2016/04/13】最新のメディア作成ツールに合わせて手順の説明を更新しました。

【2015/08/06】初版公開。


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