EMCジャパン、ソフトウエア定義型ストレージとコモディティサーバーを組み合わせた「ScaleIO Node」を発表SDSを使いたいが検証の手間は掛けたくないケースも想定?

EMCジャパンが、ソフトウエア定義型ストレージソフトウエア「Scale IO」を搭載したサーバー製品を発表した。必要に応じてスイッチやラックも提供するという。

» 2015年10月06日 19時01分 公開
[原田美穂@IT]

 EMCジャパンは2015年10月5日、ソフトウエア定義型ストレージ(SDS:Software-Defined Storage)ソフトウエア「ScaleIO」とサーバーを組み合わせた検証済み構成の「ScaleIO Node」を発表した。2016年第1四半期(1〜3月)の提供開始を予定している。

 ScaleIOは、スケールアウト型のブロックストレージソフトウエア。汎用(はんよう)サーバー配下のストレージを仮想的に統合(ストレージプール化)して、接続コンピューター側からは通常のSCSIデバイスとして利用できるようにする。

 また、各サーバーノードで実行するOS/ハイパーバイザーを選択でき、単一システムの中で「容量サーバーノード」と「性能サーバーノード」を混在することもできる。筐体を選ばず、必要に応じてシステムを停止することなくストレージの追加や削除が可能で、スケールアウトした場合でもリニアにI/Oスループットが向上する。

 ScaleIO Nodeでは単一ラックで最大60サーバーノードまで拡張でき、複数ラックで3〜1000ノード以上の構成が可能だ。

 EMCジャパンでは、ScaleIO Node用サーバーだけでなく、ネットワークスイッチやラックもオプションで提供する。

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