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» 2015年11月12日 05時00分 UPDATE

まだ君は間に合う! 現役エンジニアに聞く、学生のときにやっておくべきこと(2):PDCAサイクルは、自分探しや就活にも生かせ (1/2)

本連載では、IT企業の最前線で活躍するトップエンジニアに、学生時代に行った就職活動の内容や、これから就職活動を行う学生へのアドバイスを聞いていきます。今回は、起業の経験を教訓にエンジニアへの道を志し、現在は企画業務も兼務してサービスのライフサイクル全体の効率化に取り組むビズリーチの栗田祐志氏に、就活生に向けたメッセージを伺いました。

[益田昇,聞き手:@IT編集部]

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 本連載「まだ君は間に合う! 現役エンジニアに聞く、学生のときにやっておくべきこと」では、IT企業の最前線で活躍するトップエンジニアに、学生時代に行った就職活動の内容や、これから就職活動を行う学生へのアドバイスを聞いていきます。


 IT企業の最前線で活躍するトップエンジニアは学生時代にどのような就職活動を行っていたのであろうか。今回は、起業の経験を教訓にエンジニアへの道を志し、現在は企画業務も兼務してサービスのライフサイクル全体の効率化に取り組むビズリーチの栗田祐志氏に、就活生に向けたメッセージを伺った。

madamani2_1.jpg ビズリーチ プロダクトマーケティング部 BizReach事業エンジニア 兼 サービス企画本部 プロダクトマネジメント部 BizReachチーム 栗田祐志氏

エンジニア職だけでなく企画職も兼務

編集部 ビズリーチでは、どのような仕事を担当されていますか?

栗田氏 2013年10月にエンジニアとして入社し、現在は、転職サイトの「ビズリーチ」サービスのエンジニアとして主にサーバーサイドの仕様の策定やコーディングなどの開発業務を担当しています。また、2015年2月からはBizReachの企画業務も兼務するようになりました。

madamani2_2.jpg ビズリーチ

編集部 なぜ企画業務も担当したいと考えたのですか?

栗田氏 モノを作って終わりにするのではなく、作ったモノでユーザーさんがどのような体験をして、ログイン率やスカウトの返信率などのKPIがどのように変化したのかを分析し、そこから得られた結果をまた企画に生かすという、サービスのライフサイクル全体に関わりたいという思いがあり、会社に希望を出しました。

編集部 希望はすんなりと受け入れてもらえたのでしょうか?

栗田氏 はい。もともと社内にはそのような声を上げやすい環境がありますし、希望を出し続けたことも奏功し、叶えることができました。

起業の経験を教訓にエンジニアを目指す

編集部 エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?

栗田氏 実は、ビズリーチに入社する以前の2013年2月ごろに、仲間と3人でキャリア支援の事業を大阪で起業した経験があります。この事業は、関西圏内にはうまく広めることができたのですが、全国レベルのビジネスへとスケールさせることができませんでした。その教訓から、全国に通用するビジネスを展開するにはWebの技術がどうしても必要だということを痛感し、もともとモノ作りに興味がありましたので、一からエンジニアを志すことを決意しました。

編集部 起業したビジネスは具体的にはどのようなものだったのですか?

栗田氏 二つのビジネスを立ち上げました。一つは、高校生を対象としたフリーペーパー『Life Collection』を発行するビジネスです。このフリーペーパーは、地元の高校を卒業して大学を経て就職した先輩にインタビューした記事を掲載するなど、高校生が身近に感じられるように編集し、実際に高校に営業に行って置かせてもらいました。もう一つは、アルバイトのマッチングビジネスです。アルバイトの求人案件と学生とのマッチングをTwitterやFacebook、メールを使って行うことで、定番のアルバイトだけでなく、学生が自身の将来に役立つアルバイトを見つけて体験できるようにしていました。

編集部 起業した後、ビズリーチに入社した経緯を教えてください。

栗田氏 たまたま起業仲間の一人がビズリーチの社長である南と知り合いで、南とCTOを務めていた竹内の2人に面談する機会がありました。その際に、ビジネスをスケールさせるためにはエンジニアリングが不可欠であり、何よりも私自身が企画も含めたビジネス全体を見られるエンジニアになりたいという話をし、ビズリーチ側でもそういうエンジニアを育てる必要があるということで、社員として入社することになりました。

自分のやりたいことを実践できる道を選択

編集部 ビズリーチに入社する以前に就職活動をした経験はありますか?

madamani2_3.jpg

栗田氏 先ほどお話しした起業を行う以前の大学院時代に本格的な就職活動をした経験があります。私は大学と大学院で化学を専攻していましたが、就職活動を行った結果、大手メーカーとコンサルティング会社の2社から内定もいただきました。

編集部 就職先の候補はどのような基準で選んだのですか?

栗田氏 その当時は、考え方がすごくミーハーでしたので、福利厚生がしっかりしている、みんなが名前を知っているなど、表面的な基準で選んだように記憶しています。ただ、自分のやりたいことを実践できるところで仕事をしたいとは思っていました。

編集部 就職活動ではどのようなツールを活用していましたか?

栗田氏 リクナビも使っていましたし、Facebookも活用していました。Facebookは就活のための特定のグループに参加していたわけではありませんが、大学が運営するグループから会社説明会などの情報が流れてきましたので、それを活用していました。

編集部 口コミサイトも利用しましたか?

栗田氏 少しだけ見たのですが、悪いことも結構書かれており、ネガティブな先入観を持ってしまう心配がありましたので、あえて見ないようにしました。やはり、企業の方と直接話してみないと本当のところは分かりませんから。

編集部 結果的に、内定を蹴って起業することを選択されたわけですが、そのいきさつをお聞かせください。

栗田氏 ちょうど内定をもらって就職先を決定する段階になって、本当に自分がやりたいことは何なのかについて真剣に考えるようになりました。そこでいろいろと悩んだ結果、モノを作るにしても、サービスを提供するにしても、最後に利用する人たち、つまりエンドユーザーを幸せにできる仕事に就きたいという結論に達し、ちょうど仲間と話し合っていた起業の道を選択することを決断したわけです。

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