内閣サイバーセキュリティセンター、初心者向けの解説冊子「情報セキュリティハンドブック」を公開「サイバーセキュリティ月間」始まる

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は2016年2月1日、サイバーセキュリティ初心者を対象にサイバー攻撃の実態や対策について解説する「情報セキュリティハンドブック」を公開した。

» 2016年02月02日 16時21分 公開
[@IT]

 内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は2016年2月1日、セキュリティに詳しくない人たちを対象にサイバー攻撃の実態や対策を網羅的に解説する「情報セキュリティハンドブック」を公開した。政府は2016年2月1日から3月18日までの期間を情報セキュリティに関する普及啓発活動を集中的に行う「サイバーセキュリティ月間」と定めており、本ハンドブック公開もその活動の一環となる。ハンドブックのダウンロードは、サイバーセキュリティ月間の開始に伴いリニューアルオープンしたサイト「みんなでしっかりサイバーセキュリティ」上から可能。再配付も許可されている。

 本ハンドブックは「現実の街の安全が警察や消防士などのプロフェッショナルだけでなくボランティアによって支えられているように、サイバー空間のセキュリティを各インターネット利用者が担えるようになること」を目指して、“ネットワークビギナー”を対象に作成されたもので、随所にイラストが入るなど、親しみやすさと分かりやすさを重視した構成になっている。

「ハッカー」の定義(NISC「情報セキュリティハンドブック」より抜粋)
スマホやPCの4段階のセキュリティ(NISC「情報セキュリティハンドブック」より抜粋)

 ただし、「ビギナー向け」といってもその内容は充実しており、「誤用/混同されがちなセキュリティ用語の定義」や「サイバー攻撃・攻撃者の分類」「PCやスマートフォン向けの4階層のセキュリティ対策」に関する詳細な説明など、ビギナー以外にも十分参考になる情報が含まれている。

 現在は全4章のうち、プロローグから第1章までが公開されており、第2章以降はサイバーセキュリティ月間中に随時公開される予定とのこと。

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