GW中に読みたいサイバーセキュリティ関連記事まとめ@ITセキュリティフォーラムGW特別企画(1/2 ページ)

本稿では、2016年1月〜4月に@IT「Security & Trust」で公開した記事の中から、「各月最も読まれた記事トップ3」を発表します。

» 2016年05月06日 05時00分 公開
[@IT]

 ゴールデンウイークも残すところあと3日となりました。気分を“仕事モード”に切り替えるにはまだ早いかもしれませんが、休み明けに備えて、今のうちに2016年のサイバーセキュリティ事情を振り返っておくのはいかがでしょうか?

 本稿では、2016年1月〜4月に@IT「Security & Trust」フォーラムで公開した記事の中から、「各月最も読まれた記事トップ3」を紹介します。これらの記事に目を通して、4月までに注目を集めたセキュリティ関連のトピックを総ざらいしておきましょう!

1月編

 「セキュリティ人材の不足」「セキュリティ教育/訓練の必要性」がしきりに叫ばれる現状を受け、「セキュリティ人材はどうすれば育てられるのか」を考えるべくスタートした連載「セキュリティ教育現場便り」。1月に最も読まれたのはその第1回「『セキュリティ人材』って、何ですか?――本当に必要なセキュリティ教育を考える」でした。

 筆者の富田一成氏はラックセキュリティアカデミー所属で、日々企業向けにセキュリティ教育を行っているまさに「現場」感覚の持ち主。ありていな意見ではなく、「そもそも『セキュリティ人材』という言葉の定義そのものが曖昧だ」という指摘から始まった同氏の連載は、セキュリティ業界の読者の方々から多くの共感を呼びました。

 次いで閲覧数第2位だったのは@IT初の動画連載「セキュリティのアレ」第8回でした。テーマは今特に警戒されている「ランサムウェア(身代金型ウイルス)」。日本国内では2015年末ごろから被害が報告され始め、2016年に入って一気にまん延したランサムウェアへの対策を、@ITではおなじみのインターネット イニシアティブ 根岸氏、ソフトバンク・テクノロジー 辻氏、そして@IT編集部 宮田が解説します。

 ちなみに、1月といえば芸能人の「LINE」のぞき見の件も話題になりましたが、そのあたりは記事「『LINE』に『Webカメラ』、のぞき見られた1月」で触れています。併せてご覧ください。

2月編

 「情報セキュリティにおける最大の弱点は人間だ」。セキュリティ界隈でよく聞く言葉ですが、「『誘導質問術』の恐怖――あなたにもある“六つの脆弱性”」では、「誘導質問術」の解説を通じて、知らずに情報を漏らしてしまう“人間の脆弱(ぜいじゃく)性”を明らかにしました。

 記事中で紹介しているFBI資料にある「自分の専門分野に関しては、十分な知識を持っていると思われたい」「他人の間違いを訂正しようとする」などの人間の傾向を突いた詐術には、優秀な人ほど引っ掛かってしまいそうですね。そんなちょっと恐ろしい本記事は、セキュリティ業界外からも大きな反響を呼びました。

 そして第2位には1月と同じく動画連載「セキュリティのアレ」から、「パスワードの管理方法」を扱った第13回がランクインしました。毎週金曜日に公開している本連載ですが、誰にとっても身近な話題だからでしょうか、「パスワード」に関する回は特に閲覧数が多い傾向にあります。ちなみに、最新回でも同じくパスワードに関して、今度は「パスワードの定期変更」をテーマに議論しています。しかも今回は、読者の皆さまのご要望に応えた文字起こし(ダイジェスト)付き! 文字起こしは次回以降も続けていく予定ですので、動画を見る時間のない方もぜひ本連載をお楽しみください。

 それから1月末には、「サイバーセキュリティ月間をあざ笑うAnonymous」でも取り上げた「DDoS攻撃」にフォーカスした連載「DDoS攻撃クロニクル」もスタートしました。「ただただ物量で攻める」という単純さ故に多くの組織が”お手上げ”状態にあるDDoS攻撃に真正面から向き合う骨太連載です。ぜひご一読ください。

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