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» 2016年06月03日 05時00分 公開

vNextに備えよ! 次期Windows Serverのココに注目(50):いつでも、どこからでも使える、Windows Server 2016向けリモート管理ツール「サーバー管理ツール」 (1/2)

「サーバー管理ツール」は、Windows Server 2016のリモート管理に対応した、Microsoft Azureのサービスです。最新のWindows Server 2016 TP5は、Nano Serverを含め、このツールでいつでも、どこからでも、どこにサーバがあってもリモート管理できます。

[山市良,テクニカルライター]
「vNextに備えよ! 次期Windows Serverのココに注目」のインデックス

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最新情報(2017年6月20日追記)

 「Azureサーバー管理ツール(プレビュー)」は、2017年6月30日にプレビュー提供を終了します。その後、正式版のサービスとして提供されることはありません。


「サーバー管理ツール」はオンプレミスのサーバのリモート管理ツールである

 「サーバー管理ツール」(現在は「プレビュー」提供)はMicrosoft Azureのサービスであり、Azureポータル(https://portal.azure.com)の「Azure Marketplace」からサービスを作成し、利用を開始することができます(画面1)。

画面1 画面1 「サーバー管理ツール」は、「Azure Marketplace」からサービスを作成し、利用を開始できる

 「サーバー管理ツール」の管理機能はAzureポータルに完全に統合されており、クラウドからオンプレミスのサーバをリモート管理できます(画面2)。現状、管理可能なサーバOSはWindows Server 2016 Technical Preview(TP)だけですが、Windows Server 2016 TPのインストールオプションの1つであるヘッドレスサーバ向けの「Nano Server」のリモート管理にも対応しています。

画面2 画面2 Azureポータルに統合された管理コンソールから、オンプレミスのサーバの管理者の資格情報を入力して接続する

 「サーバー管理ツール」は、オンプレミスの企業ネットワークに接続された1台のサーバ(Windows Server 2012 R2以降にインストール可能)にゲートウェイ(Server Management Tools Gateway)ソフトウェアをインストールし、このゲートウェイを介してオンプレミスのネットワーク上のWindows Server 2016 TPサーバをリモート管理します。

 クラウドのサービスとゲートウェイの接続は、ゲートウェイ側から接続が開始されたHTTPS接続、つまりTCPポート443への発信方向のTCPコネクションを通じて行われるため、ゲートウェイや管理対象のサーバはNAT(Network Address Translation:ネットワークアドレス変換)デバイスの背後にあっても管理できます。パブリックな固定IPアドレスの取得やDMZ(DeMilitarized Zone)への配置は不要ですし、追加でファイアウォールのポートを開く必要もありません。

 管理者は出先でも、自宅からでも、Azureポータルにアクセスできれば、企業内ネットワークのサーバをリモート管理できます(図1)。また、オンプレミスのサーバだけでなく、Azure IaaS(Infrastructure as a Service)上のAzure仮想マシンや、Amazon Web Services(AWS)上の仮想マシンを同じ仕組みで管理することができます。

図1 図1 「サーバー管理ツール」がオンプレミスのサーバを管理する
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