IBMとヴイエムウェアが戦略的提携を拡大、「VMware Horizon Air」を「IBM Cloud」で提供2016年第3四半期より提供開始

IBMとヴイエムウェアがクラウドに関する戦略的提携を発表。「VMware Horizon Air」を「IBM Cloud」で提供する。

» 2016年06月16日 12時00分 公開
[@IT]

 米IBMと米ヴイエムウェアは2016年6月14日(米国時間)、クラウドに関する戦略的提携を拡大すると発表した。IBMのクラウドサービスである「IBM Cloud」上で、ヴイエムウェアの仮想デスクトップサービス「VMware Horizon Air」のクラウドホステッドデスクトップとアプリケーションサービスを利用できるようになる。

 VMware Horizon Airは、ブラウザやクライアントソフトウェアから、サーバより配信されるデスクトップやアプリケーションを実行できるクラウド型の仮想デスクトップサービス(DaaS:Desktop as a Service)。「Horizon Air Desktop DR」と呼ばれる、災害対策のための仮想デスクトップ待機サービスなどの機能も備える。

 今回の提携により、VMware Horizon Airはヴイエムウェアのクラウドサービス「VMware vCloud Air」に加えて、IBM Cloudでも利用できるようにする。両社は、VMware Horizon AirがIBM Cloudで提供されることで、ユーザーは以下のメリットが得られると述べている。

  • エンタープライズグレードのクラウドインフラを利用したサービスデプロイを実現
  • 世界各地域の規制要件を満たしながらグローバルに展開可能
  • IBMネットワークによるパフォーマンスとグローバルデータセンター間通信速度の優位性
  • 柔軟な月額サブスクリプション料金制により、クラウドホステッドデスクトップおよびアプリケーションの経済的なプロビジョニングが可能

 IBM CloudでのVMware Horizon Airの提供は、2016年第3四半期から開始される予定だ。

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