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» 2016年06月23日 05時00分 UPDATE

Windows PowerShell基本Tips(2):【 New-Item 】コマンドレット――ファイル/フォルダを新規作成する

本連載は、Windows PowerShellコマンドレットについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、「New-Item」コマンドレットです。

[新井慎太朗,株式会社ソフィアネットワーク]
「Windows PowerShell基本Tips」のインデックス

連載目次

 本連載では、Windows PowerShellの基本的なコマンドレットについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、ファイルやフォルダの操作で役に立つ「New-Item」コマンドレットです。

New-Itemコマンドレットとは?

 New-Itemコマンドレットは、ファイルやフォルダを作成するためのコマンドレットです。指定したパスに、新たなファイルやフォルダを作成することができます。

 コマンドプロンプトにはフォルダを作成するコマンドとして「mkdir」コマンドがありますが、PowerShellのNew-Itemコマンドレットはファイルだけでなく、フォルダも作成できます。また、New-Itemコマンドレットにはエイリアス(別名)として「ni」が既定で設定されているので、エイリアスで実行することもできます。


New-Itemコマンドレットの書式

New-Item [ディレクトリパス] [オプション]

※[ ]は省略可能な引数を示しています



New-Itemコマンドレットの主なオプション

 New-Itemコマンドレットの主なオプションは次の通りです。

オプション 意味
-Path ディレクトリパスを指定する。省略可能
-ItemType 作成する種類を指定する。省略時はファイル作成となる
-Force 既存のファイルがあっても上書きする
-Value 指定した文字列をデータに含める


ファイル/フォルダを作成する

 「New-Item ディレクトリパス」として実行すると、指定したパスにファイルが作成されます。ディレクトリパスを省略した場合には、カレントディレクトリにファイルが作成されます。カレントディレクトリとは、入力行の「>」の左側に表示されている「現在の場所」のことです。

 以下の実行例では、「C:\Work」フォルダ内に「Test1.txt」ファイルを作成しています(画面1)。パスに含まれるフォルダは事前に作成しておく必要があり、存在しない場合にはエラーになります。

コマンドレット実行例

New-Item C:\Work\Test1.txt


画面1 画面1 「New-Item C:\Work\Test1.txt」で「C:\Work」フォルダ内に「Test1.txt」ファイルが作成される

 フォルダを作成する場合は、「-ItemType」オプションを付けて「Directory」と指定します。存在しないフォルダがパス内にあった場合でも、再帰的に作成されます。以下の実行例では、「C:\Work」フォルダ内に「Sub」というフォルダを作成しています(画面2)。

コマンドレット実行例

New-Item C:\Work\Sub -ItemType Directory


画面2 画面2 「New-Item C:\Work\Sub -ItemType Directory」で「C:\Work」フォルダ内にサブフォルダ「Sub」が作成される


既存のファイル/フォルダが存在する場合でも上書きで作成する

 ディレクトリパスで指定した場所に、既にファイルやフォルダが存在する場合には、既定ではエラーになります(画面3)。

画面3 画面3 「New-Item」コマンドレットで、ディレクトリパスで指定した場所にファイルやフォルダがあるとエラーになる

 既存のファイルやフォルダが存在する場合でも、“上書き”で作成するには「-Force」オプションを作成します。以下の実行例では、「C:\Work」フォルダ内に「Test1.txt」が存在している前提で、同じ名前のファイルを上書き作成しています(画面4)。

コマンドレット実行例

New-Item C:\Work\Test1.txt -Force


画面4 画面4 「-Force」オプションを付けると、ファイルやフォルダが既にあっても、“上書き”で作成できる


「abc」という文字列を含んだファイルを作成する

 New-Itemコマンドレットで作成したファイルの中身は、既定では“空”になっています。特定の文字列を含めてファイルを作成したい場合には、「-Value」オプションを使用します。なお、文字コードは「UTF-8」で固定です。

 以下の実行例では、「abc」という文字列を含めたテキストファイルを作成しています(画面5)。

コマンドレット実行例

New-Item C:\Work\Test2.txt -Value abc


画面5 画面5 「-Value」オプションを使用すると、文字列を含んだファイルを作成できる


筆者紹介

新井 慎太朗(あらい しんたろう)

株式会社ソフィアネットワークに所属。2009年よりマイクロソフト認定トレーナーとして、Windowsを中心としたサーバおよびクライアント管理、仮想化技術に関するトレーニングを提供している。無類の猫好き。共同執筆者である国井家で飼われている猫に夢中。


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