「IoT&ビッグデータ環境を2週間で導入してビジネス立ち上げ」もOracle Cloud Platformなら本当にできる!デバイス管理からデータ分析、業務連携までを一気通貫でサポート(3/5 ページ)

» 2016年08月08日 07時00分 公開
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欧米企業はビジネス最適化の武器として活用

 一方、欧米の企業では、さらに踏み込んだ活用が進んでいる。

 例えば、ある大手製造業では、工場の生産設備とバックエンドの基幹ERPアプリケーションをつなげて情報を可視化し、本社などの営業スタッフが生産状況を逐次把握する仕組みを実現した。工場の生産ラインで何らかのトラブルが生じた際には営業スタッフにもアラートが通知され、そのトラブルがどの顧客からの注文に影響するのかを速やかに把握。大口顧客からの注文を生産するラインでトラブルが生じた際には、代替ラインを速やかに確保するなどしてビジネス上の悪影響を最小限に抑えるといったことが可能になったという。

 また、欧米のプラント会社では、それまで日次や週次の集計処理を経てレポーティングしていたプラント設備品の生産情報を、オラクルのIoT&ビッグデータソリューションによってリアルタイムに可視化。それにより、経営層やマネジャー向けのレポーティングを強化しただけでなく、生産中の設備品がどの地域の顧客向けかを把握して配送計画などを最適化し、効率化やコスト削減も図っているという。

 「欧米の先進的な企業では、IoT&ビッグデータを活用してビジネスのさまざまな状況を可視化するだけでなく、そこから進んで業務最適化やビジネス視点によるリスク管理など、業務との連携によるビジネス価値の創出に意欲的に取り組み、成果を上げています。さらに、その成果を基にして改善を図りながら、同じ仕組みを他の事業領域に横展開していこうという意欲も旺盛です。こうした流れは今後、国内にも波及するでしょう」(杉氏)

散在するデバイスのリモート管理に必要な機能を網羅的に提供

 オラクルのIoT&ビッグデータソリューションには、このようにさまざまな道具立てが用意されている。それらについて、まずは即時アクション指向IoTに最適なパブリッククラウドであるOracle IoT Cloud Serviceから見ていこう。

 IoTシステムの一般的なアーキテクチャは、大別して(1)各デバイスから情報を取得するゲートウェイ、(2)デバイスの管理や事前に設定されたロジックに従ってデータを制御するストリーム処理、(3)業務処理やデータ分析を行う外部システムとの接続部分の3要素から成る。Oracle IoT Cloud Serviceでは、こうした要件に対応するために「Connect」「Analyze」「Integrate」という3つのテーマの下に機能を提供している。

IoTの典型的なアーキテクチャ

 オラクルは、従来よりデバイスに組み込み可能なデータ処理機構「Oracle Edge Analytics」やサーバ側でストリーミングデータのフィルタリングや集計を行う「Oracle Stream Analytics」、外部サービスとの連携を実現する「Oracle SOA Suite」など、IoT活用を支援するソリューションを提供してきた。オンプレミス環境では、それらを個別に組み合わせてIoT環境を構築することになるが、Oracle IoT Cloud Serviceでは初めから全てが組み合わせて提供されるため、IoT環境をすぐに導入できる。

Oracle IoT Cloud Service

 それぞれの機能を見ていくと、まずデバイスとクラウドをつなぐConnectには、個々のデバイスのID管理やデジタル証明書による認証、通信内容の暗号化といった機能が備わる。デバイスの状態監視やコマンド発行などの制御をREST APIを介して行えるほか、デバイス側にユーザー独自のロジックを組み込むこともできる。先に国内製造業の事例で登場した、クラウド側からデバイスに組み込んだソフトウェアをリモートでアップデートする機能もConnectの1機能として提供される。

デバイス側ソフトウェアからクラウドまでの連携を加速化

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年9月7日

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