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» 2016年09月26日 07時00分 公開

データベース基盤と管理の「それって本当?」――スペシャリストが真実を暴く(2):サーバ仮想化で運用コストは本当に減らせるの? データベース運用の効率化は“サービス”視点で考えよう! (2/3)

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「リソース」を「サービスとして提供する」ならば、どうするのがベスト?

 ITリソースの供給を「サービス」と考えてみましょう。

 IT部門が管理する「リソース」は、いわばお客さまに提供するための「商品」「サービス」です。「できるだけ原価率を抑えて、効率よく、一定の品質で提供するにはどうすればよいか」ということですね。

 店舗経営者ならこう答えることでしょう。「商品提供に直接関係がないムダを、極限まで排除すること」。つまり、サービス提供に注力することです。

 では、どうすればサービス提供「だけ」に集中できるでしょう?

photo 「ショッピングモールの運営」をイメージしてみてください

 その答えは、「まとめられることをまとめて実施すること」にあります。現代的なショッピングモールの運営をイメージしてみてください(図3)。

photo 図3 個別の店舗では重複部分にリソースが必要。しかし、ショッピングモール型ならば、共通部分を一括運用してリソースを削減し、管理も一元化できる

 例えば、駐車場の確保やポイントカードの発行/運用について。路面店では、それらを個別に行う必要があるため、コスト増加につながります。しかし、ショッピングモールへの出店ならば、他店と共有、共通化できるので、低コストかつ標準的なサービスを提供できます。売り場のスタッフも接客対応に集中することで、パフォーマンス(=売り上げ)も増加することでしょう。店舗運営の固定費を削減できれば、営業利益率の向上にもつながります。

 ショッピングモール方式の利点はもう1つあります。それは、セキュリティ、ガバナンスの確保です。路面店の場合は、近隣の環境の変化は予想がしにくいでしょうし、営業活動の阻害要因も出てくるかもしれません。店舗ごとのサービスレベルもばらつきがでるかもしれません。一方、ショッピングモールでは出店に際し一定の利用規約が設けられ、運営会社によるチェックがあります。自分勝手な運営はできず、結果として一定のルールが守られる保証が得られます。

 もし運営する店舗が1つだけならば、路面店に手を入れ、古株スタッフの経験に頼って販売していくことも可能でしょう。しかし、ビジネス拡大を視野に、どんどん店舗を増やしていくことを考えるならば、標準化というプロセスを避けることはできません。そもそも、昔ながらのやり方が正しいとは限りません。今の環境、これからの環境に合わせて最新のツールやデータを使いこなし、スタッフの経験に依存せずに一定品質の接客を実現していくことが、売り上げ拡大には欠かせません。

 需要の大きな地域へ出店するにも、ショッピングモール方式ならば迅速に実現できます。逆に、店舗の売り上げが伸びないと判断したら、すぐに撤退できます。これが路面店ならば、計画から出店するまで時間や初期投資がかかります。「業者側のスケジュールが遅れた」などのように、さまざまな要因によって当初の計画通りに進まない恐れもあります。

 これらをデータベースシステムの運用に置き換えてみましょう。

 個々のデータベースの独立性は維持したいところです。しかし一方で、バックアップやパッチ適用などは、どのデータベースでも実施する部分です。なおかつ、こうした運用は「サービス提供」の視点では、ついつい軽視しがちな部分です。重要なことではありますが、適切に行われていないこともよく見かけます。データベースのバージョンや構成がバラバラではオペレーションが煩雑になり、ミスも発生しやすくなるでしょう。

 データベースの層を標準化し、必要なオペレーションを1度で確実に行うことで、先ほどのページで紹介したハイパーバイザーを利用した仮想化による、メモリやCPUリソースのムダと同じように、運用のムダも排除され、より効率のよい運用が可能になります。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年10月25日

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