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» 2016年11月30日 05時00分 UPDATE

Linux基本コマンドTips(69):【 whoami 】コマンド/【 groups 】コマンド――自分の名前と所属するグループを表示する

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、「whoami」コマンドと「groups」コマンドです。

[西村めぐみ,@IT]
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 本連載では、Linuxの基本的なコマンドについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、現在ログインしている自分の名前を表示する「whoami」コマンドと、自分が所属するグループを表示する「groups」コマンドを紹介します。

whoamiコマンド/groupsコマンドとは?

 「whoami」は自分のユーザー名を表示するコマンド、「groups」は自分が所属するグループの名前を表示するコマンドです。


whoamiコマンド/groupsコマンドの書式

whoami

groups




whoamiコマンド/groupsコマンドの主なオプション

 whoamiコマンドおよびgroupsコマンドの主なオプションは次の通りです。

短いオプション 長いオプション 意味
--help 使い方を表示して終了する
--version バージョン情報を表示して終了する


自分のユーザー名を表示する

 「whoami」を単独で実行すると、現在(自分自身)のユーザー名が表示されます。

 「su」コマンド(本連載第67回参照)で他のユーザー権限でシェルを実行していたり、「sudo」コマンド(本連載第68回参照)経由でコマンドを実行していたりすると、その時のユーザー名(実効ユーザー名)が表示されます。

コマンド実行例

whoami

(自分のユーザー名を表示する)(画面1の赤枠部分

sudo whoami

(sudoコマンド実行中のユーザー名を表示する)(画面1の青枠部分


画面1 画面1 「whoami」(赤枠部分)と「sudo whoami」(青枠部分)の実行結果。表示されるユーザー名が違うことが分かる


自分が所属しているグループを表示する

 「groups」を単独で実行すると、自分が所属しているグループが表示されます。

 CentOSの場合、デフォルトではユーザー名と同じ名前のグループに所属しているので、ユーザー名と同じグループ名が表示されます。複数のグループに所属している場合は、全ての所属グループ名が表示されます。

ワンポイント

 ユーザー名と同じグループ名を使ってユーザー管理するスタイルは、「UPG(ユーザープライベートグループ)」と呼ばれています。「adduser」コマンドでユーザーを追加すると、ユーザー名と同名のグループが自動で作成され、デフォルトのグループとして設定されます。

 例えば、ユーザー「study」はデフォルトでグループ「study」に所属し、グループ「study」にはユーザー「study」しか所属していないという状態になります。この後、例えば開発用のグループを作成し、開発チームのメンバーは自分自身のグループと開発用のグループに所属する、というように運用します。


コマンド実行例

groups

(所属しているグループを表示する)(画面2


画面2 画面2 自分が所属するグループを表示した。CentOSのデフォルトでは、ユーザー名と同じグループに所属する


ユーザーをグループに追加するには?

 ユーザーをグループに追加する場合は、「gpasswd」コマンドを使用します。gpasswdコマンドは「/etc/groups」を管理するためのコマンドです。

コマンド実行例

gpasswd -a ユーザー 追加するグループ(root権限が必要)

(指定したユーザーをグループに追加する)


 所属するグループはログイン時に設定されるので、いったんログアウトし、再度ログインしてgroupsコマンドを実行すると、所属グループが変わっていることを確認できます。以下の実行画面では、手軽に結果を表示するために「su」コマンドを使ってログインしています(画面3)。

画面3 画面3 suコマンドでrootユーザーになり、gpasswdでユーザーstudyをwheelグループにも所属させた


筆者紹介

西村 めぐみ(にしむら めぐみ)

PC-9801N/PC-386MからのDOSユーザー。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。のち退社し、専業ライターとして活動を開始。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『はじめてでもわかるSQLとデータ設計』『シェルの基本テクニック』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。


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