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» 2017年03月09日 05時00分 UPDATE

基礎から理解するLinuxサーバー[Cent OS 7.0編](4):システムの設定を変更してみよう (1/2)

本連載は、Linuxサーバーに初めて触れる人、基本から学習したい人に向けて、「CentOS 7」をベースにLinuxサーバーの基礎を解説していきます。今回は、システムの設定を変更してみましょう。

[中島能和,著]

連載目次

たった2日でわかる Linuxサーバー Cent OS 7.0対応

書籍の中から有用な技術情報をピックアップして紹介する本シリーズ。今回は、秀和システム発行の書籍『たった2日でわかる Linuxサーバー Cent OS 7.0対応(2015年2月6日発行)』からの抜粋です。

ご注意:本稿は、著者及び出版社の許可を得て、そのまま転載したものです。このため用字用語の統一ルールなどは@ITのそれとは一致しません。あらかじめご了承ください。


※編集部注:前回記事「サーバーでの設定を変更しよう」はこちら

システムの設定を変更しよう

ネットワークを設定する

 本書の学習環境では、ネットワークの設定はDHCPによって自動的に設定されます。しかし、実際のサーバーでは、サーバー管理者がサーバーのネットワーク設定を個々に設定するのが一般的です。

 ネットワーク関連の設定には次のようなものがあります。

用語解説

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)はネットワーク設定を自動的に配布する仕組みです。個々のコンピューターにネットワークを設定しなくても自動的にIPアドレスが割り当てられ、ネットワークを利用できるようになります。


  • サーバーのホスト名
  • サーバーのIPアドレス
  • デフォルトゲートウェイ

 サーバーのホスト名は/etc/hostnameファイルで設定します。

/etc/hostname
centos7.example.com

 サーバーのIPアドレスは、ネットワークインターフェースの設定ファイルで設定します。CentOS 7では、ネットワークインターフェースの種類によって、ファイル名が異なります。本稿では、ネットワークインターフェース名はenp0s3となっています。その場合、設定ファイルは/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-enp0s3となります。「/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-」+ネットワークインターフェース名となるわけです

参考情報

ネットワークインターフェース名は設定によって変更することもできます。以前はeth0という名前が一般的でした。


/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-enp0s3
TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=dhcp
DEFROUTE=yes
PEERDNS=yes
PEERROUTES=yes
IPV4_FAILURE_FATAL=no
IPV6INIT=yes
IPV6_AUTOCONF=yes
IPV6_DEFROUTE=yes
IPV6_PEERDNS=yes
IPV6_PEERROUTES=yes
IPV6_FAILURE_FATAL=no
NAME=enp0s3
ONBOOT=yes

 これはDHCPで利用する場合の設定例です。

 実際にサーバーとして利用する場合は、DHCPではなくIPアドレスを固定で割り当てます(IPアドレスがコロコロ変わると、クライアントからサーバーに接続できません)。以下に、IPアドレスを固定で割り当てる設定例(変更箇所のみ)を挙げておきます。ここでは、IPアドレスは「172.16.0.10」となっています。

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-enp0s3
BOOTPROTO=none
IPADDR="172.16.0.10"
GATEWAY="172.16.0.1"
DNS1="172.16.0.1"

 これらのファイルを書き換えるには、いずれもrootユーザーの権限が必要です。一般ユーザーでは設定を変更することはできません。

ONEPOINT

 rootユーザーのみが設定を変更できます。また、NetworkManagerが動作しているときは、手動で変更しないようにしてください。


ファイアウォールを管理する

 ファイアウォールは、ネットワーク攻撃を防御する仕組みの1つです。ネットワークを流れるデータをパケット単位でチェックし、あらかじめ許可した通信だけを通過させる仕組みです。

 ファイアウォールの設定は取り上げませんので、ファイアウォールを無効にしておくことにします。サーバー構築中にファイアウォールが有効になっていると、ファイアウォールが原因でうまくいかないのか、設定ミスが原因なのか、切り分けが困難になるからです。

参考情報

ファイアウォールの設定にはネットワークの詳細な知識が必要になるため、本書の範囲を超えてしまいます。「オンにすれば安全性アップ」のように単純に考えないようにしてください。


 ファイアウォールを停止し、次回のシステム再起動以降も無効の状態を維持するには、次のコマンドを実行します。

ファイアウォールの停止
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