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» 2017年01月12日 07時00分 公開

「12c」に向けた最大の関門も、この組み合わせで楽々突破!:もうデータベースアップグレードは怖くない! 「Oracle RAT+Oracle Cloud」で簡単、省コストにテストする (5/6)

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1:テスト環境の準備

 初めに、本番環境のデータベースをOracle Database Cloud Serviceにコピーして、12c R2のテスト環境を作成する。

 それには、Oracle Database Cloud Serviceのサービスコンソールで「サービスの作成」を行い、データベース作成画面で「サービス・レベル」や「請求頻度」「ソフトウェア・リリース」(Oracle Databaseのバージョン)「ソフトウェア・エディション」などを指定する。このうち、「ソフトウェア・エディション」では、Oracle RATを使うために「Enterprise Edition - High Performance」を指定する(次の画面は2016年11月時点のもの)。

 さらに、詳細画面でデータベース名や仮想マシンに付与するCPU数、メモリ容量などを指定してデータベースを作成すると、数分〜数十分後に指定したバージョン/エディションのOracle Databaseインスタンスが作られ、割り当てられたパブリックIPにSSHで接続できるようになる。

 オンプレミスからOracle Database Cloud Serviceへのデータベースのコピーに関して、特別な作業は必要ない。

 「Oracle Database Cloud Serviceでは仮想マシンのレイヤーにアクセスできるため、オンプレミスと同様の手順でExport/Import、トランスポートなどによってデータベースをコピーできます。トランスポートで移行する場合、オンプレミス側でデータベースをエクスポートし、そのファイルとメタデータをOracle Database Cloud Serviceに転送してインポートするだけです」(長内氏)

 なお、Oracle Database Cloud Serviceで12cのデータベースを作る場合、デフォルトではプラガブルデータベース(PDB)によるマルチテナント構成となる。コンテナデータベースではない(非CDB)構成のデータベースからPDBにデータベースを移行する方法はバージョンによって異なるため、事前に確認されたい。

非CDBからPDBへの移行方法

2:STSの作成

 テスト環境を準備したら、本番環境でSTSを作成する。この作業はOracle Enterprise Managerで行える。具体的には、Oracle Enterprise Manager上で本番環境のデータベースを選択し、「パフォーマンス」メニューから「SQL」→「SQLチューニング・セット」を選ぶ。するとSTS作成画面が表示されるので、ここでSTS名(SQLチューニング・セット名)やSTSの取得条件などを指定すると、その条件でSTSが作成される。

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3:STSのエクスポート/インポート

 続いて、作成したSTSを本番環境からエクスポートし、Oracle Database Cloud Serviceのテスト環境にインポートする。

 それには、Oracle Enterprise Manager上で対象のSTSを選んでダンプファイルを作り、これをOracle Database Cloud Serviceに転送する。

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 次に、Oracle Enterprise ManagerでOracle Database Cloud Service上のテスト環境のデータベースにログインし、転送したダンプファイルをインポートする。

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 以上でテスト環境の準備は完了だ。

4:本番環境の性能情報の抽出

 テスト環境が準備できたら、インポートしたSTSから本番環境の性能値を抽出する。

 具体的には、Oracle Enterprise Managerの「パフォーマンス」メニューから「SQL」→「SQLパフォーマンス・アナライザ・ホーム」を選び、表示された画面で「ガイド付きワークフロー」をクリックする。その結果、画面の指示に従って一連のテスト作業が行える「ガイド付きワークフロー」画面が表示されるので、後はこの画面の指示に従ってテスト作業を進めればよい。

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 「ガイド付きワークフロー」によるテストは5つのステップから成り、ステップ1、2までの操作でSTSから性能値を抽出する。

ガイド付きワークフローによるSTSの抽出手順

  • ステップ1:テストタスクの作成。タスク名や使用するSTSを指定する
  • ステップ2:初期環境へのSQL試行の作成。ここでは現行と同等の環境に対してSQLを実行し、その性能値を取得する。本番環境でSTSを作成し、その中に含まれる性能値を使う場合は、「作成方法」の項目で「SQLチューニングセットから作成」を指定する

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5:テスト環境の性能情報の取得

 次に、「ガイド付きワークフロー」のステップ3で、テスト環境に対してSQLを実行して性能値を取得する。「作成方法」から「SQLをローカルで実行」を選ぶと、STSに記録された本番環境と同じSQLがテスト環境で順次実行され、その性能値が記録される。

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6:比較結果のレポーティング/チューニング

 テスト環境におけるテストが完了したら、「ガイド付きワークフロー」のステップ4に進み、テスト結果の比較方法(レポーティング方法)を指定する。比較は、「オプティマイザ・コスト」や「経過時間」など、さまざまな観点で行える。

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 次に「ガイド付きワークフロー」のステップ5で、指定した比較方法によるテストレポートを確認する。

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 この画面で「エラーのあるSQL文」の数字をクリックすると、テスト環境でエラーとなるSQL文の内容とエラーメッセージが表示される。

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 また、「SQL文の数」の「新規計画」をクリックすると、実行計画の変更によって性能が低下したSQL(下向き矢印が付いたSQL)を確認できる。

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 これらのレポートの内容を参考にしてSQLをチューニングしたら、再びテスト環境に対してテストを行う。それには、このテストタスクで「SQL試行の作成」を実行する。

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 すると、再びテスト環境に対してSTSを使ったテストが実行され、本番環境との比較結果のレポートが作成される。このレポートにより、チューニングによって性能がどう改善したかを見ることができる。

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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年2月11日

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