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» 2018年07月27日 05時00分 公開

Tech TIPS:Windows 10をセーフモードで起動する方法

障害が発生した際などにセーフモードで起動したいことがある。しかしWindows 10では起動時に[F8]キーを押してもセーフモードにするための画面が表示されない。そこで、Windows 10をセーフモードで起動する方法を紹介する。

[小林章彦,デジタルアドバンテージ]
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対象:Windows 10


 Windows 10がサポートしている「高速スタートアップ」機能は、前回の状態(シャットダウン直前のメモリやCPUの状態)を「休止状態としてディスクに保存」しておき、「起動時にはその休止状態から復帰」させている。これにより、起動時の初期化処理を省略して、起動を高速化している(高速スタートアップの詳細は、Windows 8レボリューション「第17回 素早い起動を可能にする『高速スタートアップ』」参照のこと)。

 一方、高速スタートアップにより、起動が高速化されたことで、起動時に[F8]キーを押してもセーフモードにするための画面が表示されなくなってしまった。そこで、本稿ではWindows 10をセーフモードで起動する方法を解説する。

[Windowsの設定]画面から順番にたどる方法

 Windows 10をセーフモードで起動させるには、少々煩雑な操作が必要となる。最も一般的な方法は、[Windowsの設定]の[更新とセキュリティ]画面からたどる方法だろう。

 [更新とセキュリティ]画面の左ペインで「回復」を選び、右ペインの「PCの起動をカスタマイズする」セクションの[今すぐ再起動する]ボタンをクリックして、再起動を行う。再起動後、[オプションの選択]画面が表示されるので、[トラブルシューティング]−[詳細オプション]−[その他の修復オプションを表示]−[スタートアップ設定]を選択する。

 機種によっては、画面に表示される項目が異なり、[その他の修復オプションを表示]がなく、[詳細オプション]画面に[スタートアップ設定]があるものもある。

 [スタートアップ設定]画面の[再起動]ボタンをクリックすると、再起動が実行され、[スタートアップ設定]画面が表示される。ここで、「4) セーフモードを有効にする」「5)セーフモードとネットワークを有効にする」「6)セーフモードとコマンドプロンプトを有効にする」のいずれかを目的に合わせて選択すればよい。

 サインイン画面が表示されるので、サインインを行うとセーフモードによる作業が行える。セーフモードで起動した場合は、画面の四隅には「セーフ モード」と表示される。

[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(1) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(1)
セーフモードで起動するには、[Windowsの設定]画面を開き、[更新とセキュリティ]を選択する。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(2) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(2)
[更新とセキュリティ]画面の左ペインで[回復]を選択し、右ペインの「PCの起動をカスタマイズする」セクションにある[今すぐ再起動]というボタンをクリックする。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(3) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(3)
再起動後、[オプションの選択]画面が開くので、[トラブルシューティング]をクリックする。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(4) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(4)
[トラブルシューティング]画面で[詳細オプション]をクリックする。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(5) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(5)
[詳細オプション]画面で[その他の修復オプションを表示]をクリックする。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(6) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(6)
この画面で、[スタートアップ設定]をクリックする。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(7) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(7)
[スタートアップ設定]画面が開くので、ここで[再起動]ボタンをクリックする。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(8) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(8)
再起動後、[スタートアップ設定]画面が開くので、ここでスタートアップのオプションを選択する。セーフモードで起動するには、4〜6のいずれかを目的に合わせて選択する。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(9) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(9)
サインイン画面が表示されるので、通常通り、パスワードを入力してサインインする。
[Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(10) [Windowsの設定]画面からセーフモードで起動する(10)
セーフモードで起動すると、画面の四隅に「セーフ モード」と表示される。

[電源]アイコンにある[再起動]を[Shift]キーを押しながらクリックする

 上述の手順で[Windowsの設定]画面から順番にたどって、[オプションの選択]画面を開くのは少々面倒だ。このような場合、手っ取り早く[オプションの選択]画面を開く方法がある。

 それは、サインイン画面や[スタート]メニューの[電源]アイコンをクリックし、[Shift]キーを押しながらメニューの[再起動]をクリックすればよい。再起動後、[オプションの選択]画面が開かれる。後は、上述の方法と同様、[スタートアップ設定]画面まで進み、[再起動]ボタンをクリックすれば、セーフモードを選択できる。

[スタート]メニューの[電源]アイコンから[オプションの選択]画面を開く [スタート]メニューの[電源]アイコンから[オプションの選択]画面を開く 
[スタート]メニューにある[電源]アイコンをクリックして、メニューの[再起動]を[Shift]キーを押しながらクリックする。すると、再起動後に[オプションの選択]画面が開く。

サインイン画面の[電源]アイコンから[オプションの選択]画面を開く(1) サインイン画面の[電源]アイコンから[オプションの選択]画面を開く(1)
サインイン画面にある[電源]アイコンをクリックして、メニューの[再起動]を[Shift]キーを押しながらクリックする。
サインイン画面の[電源]アイコンから[オプションの選択]画面を開く(2)  
警告ダイアログが表示されるので、確認した上で、[強制的に再起動]ボタンをクリックする。すると、再起動後に[オプションの選択]画面が開く。

msconfigコマンドを使ってセーフモードで起動する設定を行う

 上の2つの方法は、[オプションの選択]画面を表示させて、[スタートアップ設定]画面まで進む必要があり、少々工数が多い。実は[システム構成]ダイアログ(msconfig.exe)を使うと、もう少し楽にセーフモードでの起動が行える。

 Windows 10で[Windows]+[R]キーを押し、[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開く。「名前」に「msconfig」と入力し、[OK]ボタンをクリックする。

 [システム構成]ダイアログが表示されるので、[ブート]タブを開き、「セーフブート」にチェックを入れて、[OK]ボタンをクリックする。再起動を促すダイアログが表示されるので、[再起動]ボタンをクリックして、システムを再起動すると、サインイン画面が表示される。通常通りパスワードを入力して、サインインすれば、セーフモードで作業が行える。

[システム構成]ダイアログの[ブート]タブの画面 [システム構成]ダイアログの[ブート]タブの画面
[システム構成]ダイアログの[ブート]タブを開き、「ブートオプション」セクションの「セーフブート」にチェックを入れて、オプションを選択する。デフォルトでは「最小」が選択されているが、ネットワーク接続を利用したい場合は「ネットワーク」を選ぶ。再起動後、サインイン画面が表示され、サインインすると、セーフモードによる作業が行える。

 msconfigでセーフモードの起動を設定した場合、次回以降もセーフモードによる起動となる。通常モードで起動させるには、セーフモードの状態でmsconfigコマンドを実行して、[システム構成]ダイアログを開き、[ブート]タブで設定した「セーフブート」のチェックを外せばよい。

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