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» 2017年03月03日 05時00分 UPDATE

Linux基本コマンドTips(91):【 help 】コマンド――Bashのビルトインコマンドの使い方を表示する

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、「help」コマンドです。

[西村めぐみ,@IT]
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 本連載では、Linuxの基本的なコマンドについて、基本的な書式からオプション、具体的な実行例までを分かりやすく紹介していきます。今回は、Bashのビルトインコマンド(シェルの組み込みコマンド)の使い方を表示する「help」コマンドです。

helpコマンドとは?

 「help」は、Bashのシェルに組み込み済みのコマンド(ビルトインコマンド)の使い方を表示するためのコマンドです。「help コマンド名」で「cd」コマンドや「echo」コマンドなどの使い方が表示されます。なお、help自身もBashのビルトインコマンドです。



helpコマンドの書式

help [オプション] コマンド名

※[ ]は省略可能な引数を示しています




helpコマンドの主なオプション

 helpコマンドの主なオプションは次の通りです。

オプション 意味
-d 短い説明を表示する
-m 疑似的なmanページ形式で表示する
-s 使用法を表示する


ビルトインコマンドのマニュアルを表示する

 「help コマンド名」で、指定したコマンドの使い方が表示されます。対象となるコマンドはBashのビルトインコマンドで、help自身もbashのビルトインコマンドです。

 helpの他、コマンドの使い方を表示するコマンドとしては、「man」があります。manコマンドの場合、ビルトインコマンドは「man bash」の中、および「man builtin」でまとめて表示されます。

コマンド実行例

help コマンド名

(Bashのビルトインコマンドの使い方を表示する)(画面1


画面1 画面1 「help echo」でechoコマンドの使い方を表示した


コマンドの使い方だけを表示する

 「help -s コマンド名」で、コマンドの簡単な使い方だけを表示することができます。

コマンド実行例

help -s コマンド名

(ビルトインコマンドの簡単な使い方を表示する)(画面2


画面2 画面2 「help -s echo」で簡単に使い方だけを表示した


コマンドの概要を一覧表示する

 helpコマンドは「help "c*"」のように、“パターン”を指定することができます。そこで、「-m」オプションを使い、「help -m "*"」でビルトインコマンドと概要を一覧表示することができます。

help -m コマンド名

(指定したコマンドの概要を表示する)

help -m "*"

(ビルトインコマンドと概要を一覧表示する)(画面3


画面3 画面3 「help -m "*"」でビルトインコマンドと概要を一覧表示する(件数が多いので「more」コマンドを使用しています)


筆者紹介

西村 めぐみ(にしむら めぐみ)

PC-9801N/PC-386MからのDOSユーザー。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。のち退社し、専業ライターとして活動を開始。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『はじめてでもわかるSQLとデータ設計』『シェルの基本テクニック』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。


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