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» 2017年03月16日 07時00分 公開

Database Cloudも活用し、移行期間を大幅短縮:リコーが次期統合IT基盤の1つにOracle Exadataを採用 保守コストを2割削減し、バッチ処理は27倍高速化 (3/3)

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Oracle Database Cloud ServiceでExadata納入前からデータベース移行/テストを行い、工期を短縮

 Oracle Exadataへの移行に際しては、Oracle Databaseのパブリッククラウドである「Oracle Database Cloud Service」も活用している。

 セントラルウェアハウス(CWH)システムのOracle Exadataへの移行において、早期にOracle Database 12cの環境が必要となったが、予算やリソースの都合からオンプレミスに環境を用意することができなかった。そこで、Oracle Database Cloud Serviceを使い、それまでCWHで使われていたPostgreSQLからOracle Databaseへの移行、およびマルチテナント機能の検証を行ったのだ。これにより、コスト削減と移行期間を短縮できたと宮腰氏は評価する。

 「データベースの移行に際して最も気を配ることの1つはSQLの動作確認ですが、その検証を机上だけで済ませるのではなく、実機に近い環境で行えたことは非常に良かったと思う点です。オラクルから『Oracle Database Cloud Serviceは本番環境に近い開発環境として使える』と聞いていましたが、実際に使ってみて本当にその通りだと感じました」(宮腰氏)

新DB基盤導入時の課題と解決策

 リコーにOracle Exadataが納入されたのは2016年7月だが、それ以前からOracle Database Cloud Serviceを利用してデータベース移行の作業が進められており、実機の導入を待たずに検証作業まで行えた。これがOracle Exadata納入以降のスケジュールの大幅短縮につながったわけである。

リコーグループは、Oracle Cloudを活用してコストと期間を削減した

5年間の保守コストを2割削減。CWHの性能は最大27倍高速化

 こうして導入されたOracle Exadataは、リコーに大きな恩恵をもたらした。宮腰氏はその効果の1つとして、5年間の保守費用を含めたランニングコストを20%程度削減できたと明かす。パフォーマンスについても、手の込んだチューニングを行うことなく、CWHでは最大約27倍の性能向上が確認されている。業績管理システムでも、これまで42分以上を要していたバッチ処理が1分35秒で終わるなど、従来の環境を大きく凌ぐ性能が得られた。なお、下図ではCWHの一部の処理で処理時間が延びているが、これについては「今後のチューニングで改善したい」(宮腰氏)という。

新規版の導入効果
ノンチューニングながら、前基盤比で最大27倍のパフォーマンス向上があった

 リコーでは今後、導入したOracle Database 12cを12c R2にアップグレードすることも検討している。R1まではコンテナデータベース(CDB)の単位で文字コードを統一する必要があったが、R2ではCDB内のプラガブルデータベース(PDB)の単位で文字コードを設定できるようになったためだ。

 「CDBを開発用と本番用の2つだけにするのが理想でした。しかし、現状は文字コード単位でCDBを分ける必要があるため、本番用のShift_JISとUTF-8、開発用のShift_JISとUTF-8といった具合にCDBをたくさん作らざるをえません。この問題が解消されるR2には大いに期待していますし、早いタイミングでR2にアップグレードしたいと思っています」(宮腰氏)

 以上、ここではリコーが推進する基幹データベースシステムのOracle Exadataへの移行プロジェクトの概要を紹介した。長年利用してきたデータベースプラットフォームをOracle Exadataに刷新することで、大幅なコスト削減やバッチ処理の時間の短縮など、多くの成果を得た同社は今後、さらなるデータベース環境の最適化を見据え、オラクルの最新テクノロジーを積極的に活用していく考えだ。

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