グレープシティ、「Forguncy 3」を発表 50以上の新機能ExcelライクなノンプログラミングのWebアプリ開発ツール

グレープシティが、業務用Webアプリケーション開発ツール「Forguncy」の新バージョンを発表。2017年5月29日に発売する。50以上の新機能を備えた。

» 2017年04月28日 11時00分 公開
[@IT]

 グレープシティは2017年4月27日、ノンプログラミングで業務用Webアプリケーションを開発できる「Forguncy」の新バージョン「Forguncy 3」を2017年5月29日に発売すると発表した。

photo 「Forguncy 3」のユーザーインタフェース

 Forguncyは、Microsoft Excel(以下、Excel)のようなスプレッドシートを用いてWebアプリケーションを構築できるソフトウェア。セルの書式設定や数式、関数、グラフなど、Excelと同等の機能を使いながら業務アプリケーションを作成できる。新バージョンのForguncy 3では、PDF帳票出力やExcelデータの一括取り込み、行や列の分割、他のシステムとForguncyシステムを連携させるシングルサインオンなど、50以上の機能を新たに備えた。

 PDF帳票出力機能では、複数データを一括出力したり、複数ページわたるレコードを出力したりすることができる。従来のバージョンでは、Forguncyで作成した画面をExcelにエクスポートする機能を備えていたものの、PDF出力はできなかった。

 行や列の分割機能は、全体のレイアウトを崩さずに行や列を増やす機能。Excelで行または列を挿入すると、挿入した行や列の分だけセルが下や右にずれてしまうことがある。Forguncy 3の行/列の分割機能では、指定した行または列の幅を半分にして行または列を増やすことで、表示を崩さずに追加できる。

 Forguncy 3は、「開発ライセンス」(Forguncy 3 Builder)と「運用ライセンス」(Forguncy 3 Server)、2種類のライセンスを用意する。開発ライセンスは、ここから「Basic」と「Pro」の2種類のエディションに分けられる。2つの違いは、外部データベースへの接続機能と、JavaScriptで記述した独自のクライアントスクリプトをForguncyで開発したアプリケーションに組み込む機能の有無。これらは「Pro」エディションのみで利用できる。

 一方の運用ライセンスは、「Lite」「Standard」「Enterprise」の3つのエディションがある。LiteはForguncyアプリのホスティングのみ。Standardは、Liteの機能に加えてユーザー認証機能を実装。Enterpriseはさらに、SSL暗号化通信機能を備える。

 価格は、Forguncy 3 Builder Basicの保守なしプランが3万9800円(税別、以下同)/初年度保守付きプランが9万2500円。Forguncy 3 Builder Basic(1年保守付きプラン)からForguncy 3 Builder Pro(1年保守付き)へのアップグレードライセンスが8万7000円。Forguncy 3 Server Liteが9万2500円(初年度保守付き)。Forguncy 3 Server LiteからForguncy 3 Server Standardへのアップグレードライセンスが16万3000円。Forguncy 3 Server LiteからForguncy 3 Server Enterpriseへのアップグレードライセンスが40万6000円。

 評価版は同社のWebサイトからダウンロードできる。

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