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» 2017年05月15日 11時00分 公開

2017年後半にリリース予定のWindowsの次期大型アップデート:「Windows 10 Fall Creators Update」に搭載される新機能まとめ (1/2)

マイクロソフトはWindowsの次期大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update」を2017年後半にリリースすると発表。Windows MRやiOS/Androidも包括したマルチプラットフォーム対応など、コンシューマー/技術者それぞれに向けた新機能を多数リリースする。

[@IT]

 米マイクロソフトは2017年5月11日(米国時間)、同社の年次開発者会議「Build 2017」で、Windows 10の次期大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update」の詳細を発表した。

 Windows 10 Fall Creators Updateは、2017年後半にリリースされる予定。マイクロソフトによると月間アクティブ台数が5億台に達したというWindows 10デバイス上で、アプリ開発のための新しいデザインシステム、Windows/iOS/Androidで共通したマルチプラットフォーム対応の開発環境、新しいWindowsストアアプリ、開発者がWindowsを快適に利用できる新ツール、マーカーを不要とするWindows Mixed Reality(MR)モーションコントローラーなどを提供する。

 マイクロソフト Windows & Devices担当エグゼクティブバイスプレジデントのテリー・マイヤーソン氏は、「マイクロソフトは、誰もが持つクリエイター精神を支援するためにWindows 10を設計している。Windows 10 Fall Creators Updateの新機能によって、これまでなかった(MRなどの)革新的な機能や、モダンな統一されたデザインによるデバイス間で共通の体験、そして、コンピューティングの未来に向けた開発者の創造活動を支援する」と述べている。

Windowsデバイスでの「次世代の創造性」を築く新デザインシステム

 Windows 10 Fall Creators Updateでは、アプリ開発のための新たなデザインの仕組みとなる「Microsoft Fluent Design System」を採用する。これは、あらゆるデバイスにおいて動きや見た目、操作体系などを共通化できるようにする環境を提供するもの。マルチプラットフォーム対応の表現力豊かなアプリの構築を支援する。

Windows、iOS、Androidで共通のWindows体験を提供

 Windows 10 Fall Creators Updateでは、iOSやAndroid搭載デバイスにおいても、Windows PCと同じ「共通のWindows体験」を提供する機能を拡充させる。

 例えば、クラウドを軸に人、会話、プロジェクト、コンテンツの連携を支援するフレームワーク「Microsoft Graph」を用い、Windows、iOS、Androidの各デバイスをシームレスに横断できる仕組みを用意する。主要な機能は以下の通り。

Timeline

 使うデバイスや利用場所を問わずに、直前まで作業していたファイル、アプリ、Webサイトを再開、または過去の作業へさかのぼれるようにする「Timeline」機能を提供する。

photo 「Timeline」機能の様子

コルタナの機能強化

 Windows 10 Fall Creators Updateでは、音声認識対応アシスタント機能「コルタナ」の利用範囲も拡充。上記のTimelineと連携し、Windows、あるいはiOS、Androidのどのデバイスからでも、中断した作業をすぐ再開できる仕組みを実装する。

photo コルタナによる作業再開支援機能

デバイス間のクリップボード共有機能

 異なるデバイス間でクリップボードを共有できる機能を提供する。例えば、Windows PCでコピーした内容を、スマートフォンの検索窓にペーストするといった連携を手軽に行えるようにする。

OneDrive Files On-Demand

 OneDriveの「Files On-Demand」機能がWindows 10にも加わる。OneDrive上に保存するデータをローカルと完全同期せず、使うときだけダウンロードして活用したり、クラウドのままリードオンリーで表示したりできる機能。Windowsエクスプローラには、そのファイルが「どこにあるのか」「どう管理するファイルなのか」のステータスが表示されるようになる。「(セキュリティ性確保のために)ローカルに残さない」といった運用も容易になる

photo OneDrive Files On-Demand

写真と動画の新しい活用シーンを提案する「Windows Story Remix」

 AI(Artificial Intelligence:人工知能)とディープラーニングを活用して、ユーザーの写真と動画を整理して動画ストーリーを自動作成するWindowsストアアプリ「Windows Story Remix」を提供する。

 Windows Story Remixは、Microsoft Graphを使用してデバイス間でユーザーを結び付ける。日記、写真、動画を組み合わせて、サウンドトラック、テーマ、トランジションなどを駆使したムービーを自動的に作り出す。写真や動画に3Dオブジェクトを追加してMR(Mixed Reality:混合現実)を駆使した新しい方法でストーリーを表現したり、写真や動画をキャンバスにしてWindows Inkで書き込んだりすることもできる。

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