GitHubとSlackの連携の基本&知られざる便利機能Wiki、Releases、Graphs、Pulseこっそり始めるGit/GitHub超入門(13)(2/5 ページ)

» 2017年05月29日 05時00分 公開
[平屋真吾クラスメソッド]

リポジトリに関する各種データの確認や分析を行う「Graphs」

 Graphsとは、リポジトリに関する各種データの確認や分析を行うための機能です。

 Graphsページを表示するには、リポジトリのメインタブの「Graphs」を選択します。

図5 リポジトリトップページ

 Graphsページが表示されました。上部のタブを選択することによって、表示されるデータを切り替えることができます。デフォルトでは「Contributors」タブが選択されます。

図6 Graphsページ

 表示されるデータをタブごとに見ていきましょう。

Contributors

 このタブを選択すると、リポジトリに貢献した回数のグラフを確認できます。一番上にリポジトリ全体のグラフが表示され、その下にユーザーごとのグラフが表示されます。

図7 Graphsページ(Contributors)

Traffic

 このタブを選択すると、リポジトリへのアクセスに関する下記のデータを確認できます。

  • クローンされた数
  • 訪問者の数
  • 流入元のリスト
  • よく見られているコンテンツのリスト
図8 Graphsページ(Traffic)

Commits

 このタブを選択すると、コミット回数のグラフを確認できます。

 上部の棒グラフは、1週間ごと、1年分のコミット回数を表します。

 下部の折れ線グラフは、「選択中の週」の曜日ごとにおけるコミット回数の分布を表します。上部グラフのうち下に点が付いている週が「選択中の週」であり、左右の十字キーを使用すると「選択中の週」を他の週に変更できます。

図9 Graphsページ(Commits)

Code frequency

 このタブを選択すると、下記の数を表すグラフを確認できます。

  • 1週の間に追加した行の数
  • 1週の間に削除した行の数
図10 Graphsページ(Code frequency)

Punch card

 このタブを選択すると、曜日/時間帯ごとの、リポジトリの更新頻度を表すグラフを確認できます。円のサイズにはコミット頻度が反映されます。

図11 Graphsページ(Punch card)

Network

 このタブを選択すると、リポジトリのブランチの歴史のグラフを確認できます。

図12 Graphsページ(Network)

Members

 このタブを選択すると、リポジトリをフォークしたユーザーのリストを確認できます。フォークとは、リポジトリの複製を作る操作のことです。

 フォークしたユーザーがいなければ、図13のような表示になります。

図13 Graphsページ(Members)

Dependents

 このタブを選択すると、ソフトウェアパッケージの依存に関するデータを表示できます。

 他のリポジトリから依存されている場合は、ここにリポジトリのリストが表示されます。Ruby gemsでパッケージ管理されている場合のみが対象のようです。

 他のリポジトリからの依存がない場合は、図14のような表示になります。

図14 Graphsページ(Dependents)

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