ドローンを飛ばしてプログラミング学習――ソフトバンクC&Sが知育ドローン「Airblock」を発売水陸両用ホーバークラフトにもなれる

ソフトバンクC&Sは2017年7月6日、プログラミングも学べるMakeblockの知育ドローン「Airblock」を2017年7月14日に発売することを発表した。※飛んでいる様子の動画あり

» 2017年07月07日 18時00分 公開
[中尾太貴@IT]

 ソフトバンク コマース&サービス(C&S)は2017年7月6日、STEM教育のソリューションを提供するMakeblockのドローン「Airblock」を、2017年7月14日に販売開始することを発表した。Airblockは、モジュールを自由に組み立てることができ、プログラミングも学べる知育ドローンだ。

Airblock
Makeblock Japan Branch Managerのクリス・リュー氏

 Airblockは、制御するための「マスターコントロールモジュール」を中心に、プロペラの付いた6個の「パワーモジュール」で構成される。マスターコントロールモジュールとパワーモジュールは、磁石と専用の端子によって接続される。

 Airblockは、スマートフォンやタブレットの専用アプリを使って操作ができる。この専用アプリは、Airblockを動かせるコントローラーになっているだけではなく、「動きや条件が書かれたブロックを組み合わてプログラミングすることもできる」とMakeblock Japan Branch Managerのクリス・リュー氏は述べる。プログラミング機能は、子どもでも容易にできるように、コードを書かずにブロックを組み合わせてできる「Scratch」が基になっているという。そのためブロックを動かすだけで、「コントローラー画面のボタンを押したときに、ドローンをの電源をONにし3秒待った後にドローンを上昇させる」といった行動をプログラミング可能だ。このプログラミングを応用すると、自分の好みにコントローラーを編集することもできる。

専用アプリでのプログラミングの様子

 また組み合わせるモジュールの数や配置を変更することで、さまざまな形態に組み替え可能だ。付属の「ホバークラフトベース」を組み合わせると地上や水上で動かせるホーバークラフトにも変形できる。

ホーバークラフトに変形後のAirblock
ソフトバンクC&S 新規事業推進統括部 ロボット・IoT事業推進部 ロボット事業推進課で課長を務める引地広明氏

 ソフトバンクC&Sは、Airblockを使ってプログラミング教育の取り組みを進めることを予定しているという。その背景には、プログラミングへの関心が高まっていることが挙げられる。2020年に全国の小学校でプログラミング教育が必修化され、また子どもにさせたい習い事の1位に「プログラミング教育」がランクインしている(2016年12月、イー・ラーニング研究所調べ)。「一般公開のイベントではありませんが情報科学専門学校と連携して、2017年の夏に小学生向けドローンプログラミング講座を開催予定だ。子どもにドローンを通してプログラミングの楽しさを伝えていきたい」とソフトバンクC&S 新規事業推進統括部 ロボット・IoT事業推進部 ロボット事業推進課で課長を務める引地広明氏は述べた。

 Airblockの対象年齢は8歳から。1回の充電で、ドローン状態だと約8分、ホーバークラフトだと約16分動作が可能だという。参考標準価格は2万2000円(税別)で、一部の家電量販店やECサイトから購入できる。

Airblock

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