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» 2017年09月11日 05時00分 公開

SQL Serverトラブルシューティング(58):数年間安定稼働しているシステムで、システムデータベースが肥大化した(ファイル管理トラブル) (1/2)

本連載は、「Microsoft SQL Server」で発生するトラブルを「どんな方法で」「どのように」解決していくか、正しい対処のためのノウハウを紹介します。今回は、「システムデータベースが肥大化したトラブルの解決策」を解説します。

[内ヶ島暢之,ユニアデックス株式会社]

連載バックナンバー

 本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で発生するトラブルについて、「なぜ起こったか」の理由とともに具体的な対処方法を紹介していきます。

トラブル 47(カテゴリー:ファイル管理トラブル):システムデータベースの肥大化

 「Windows Server 2012 R2」上に「SQL Server 2016 RTM」をインストールした環境を想定して解説します。

トラブルの実例:数年間安定稼働しているシステムで、「システムドライブ容量の枯渇」のアラートが出た。

 このまま放っておくとOSの動作にまで影響するのは確実なために早急の対処が必要だが、構築当時の担当者が既に退社しており、へたに触ることができずに困っている。

トラブルの原因を探る

 SQL Serverでシステムのストレージ容量が急に足りなくなったならば、「ファイルの肥大」が疑われます。まず、どのファイルが大きくなっているのかを確認しましょう。

 今回の例では、SQL Serverが関わる部分のシステムデータベースである「msdb」が特に巨大になっていました。msdbは主に以下の情報を持っています。

  • SQL Serverのバックアップ情報
  • SQL Server Agentの実行履歴
  • SQL Server Agentのジョブ設定
  • SQL Server Integration Servicesの実行プログラム
  • SQL Serverで作成した警告の内容

 このシステムではレプリケーションを多数利用していたことから、レプリケーションの履歴情報がmsdbに「長年、ため続けられていた」ことが肥大化した原因の1つでした。

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