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» 2017年09月22日 05時00分 公開

ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(29):愛媛編:中予においでんか、南予にきさいや――地方との相性問題を考える (1/4)

工業の東予、観光の中予、自然の南予――愛媛県は地方ごとに特徴や魅力がある。では、言語やパーソナリティー、移住しやすさなどにも違いがあるのだろうか。

[薬師寺聖(セイザインデザイン),@IT]

 「セイザインデザイン」の薬師寺聖です。「U&Iターンの理想と現実:愛媛編」、前回はモノづくりが盛んな「東予地方」を解説しました。今回は「中予地方」と「南予地方」を取り上げます。

クリエーター輩出の土壌「中予」

中予地方、松山市の「風土」〜のどかな温泉地の学術都市〜

図1 松山市の概要

 中予地方は、海と丘陵、住宅街、学術機関、観光施設が、バランス良くまとまっている。県庁所在地の松山市は、そこそこ田舎でそこそこ都会、いいとこどりの暮らしやすい町だ。市内には総合大学があり、県内の教育と研究の拠点でもある。

 日本最古の温泉「道後温泉」や、お城好きに高く評価されている「松山城」があり、観光客が多い。市内を縦横無尽に路面電車が走っており、マッチ箱のような坊ちゃん列車もある。

 考古学イベントがしばしば開催され、遺跡や出土品が見つかることもある。四国八十八か所の札所があり、一般道でお遍路さんとすれ違う。松山市内は、日常の中に古代と現代の行き交う面白さがある。

 気候は温暖で、晴天の日が多い。マイナスポイントは、市内北側の石手川水系の水不足が懸念されること。なお、中予には離島があるので、アウトドア好きなら島への移住も考えられるかもしれない。

道後温泉街の人力車(左)と坊ちゃん列車(右)(2017年8月 筆者撮影)
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