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» 2017年10月11日 05時00分 公開

SQL Serverトレースフラグレファレンス(3):【トレースフラグ 3604】──トレースフラグによる「出力」を制御する

「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「トレースフラグ」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は「トレースフラグ3604の詳細」を解説します。

[内ヶ島暢之,ユニアデックス株式会社]

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 本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で発生するトラブル対策を踏まえた「SQL Serverのトレースフラグ」の使いこなしTipsを紹介していきます。

 今回は「トレースフラグ3604」の詳細と使い方を解説します。

 トレースフラグ3604を有効にすると、該当セッション内で実行された一部のDBCCコマンドなどによる詳細な結果がコマンド実行ウィンドウに出力され、DBCCコマンドを実行することによって得られる追加出力までを視認できるようになります。ちなみに、標準状態(無効状態)では、コマンドの成功ステータスと、エラーがあった場合にはそのエラー内容が出力されるのみです。トラブルシューティングのための情報量に違いがあります。

設定可能なスコープ

トレースフラグ3604
設定方法 可/不可 要/不要
スタートアップ
グローバルスコープ
セッションスコープ
クエリスコープ

動作例

 「SQL Server Management Studio」でトレースフラグ3604を有効にすると、以下のような情報が出力されます(図1)。

photo 図1 トレースフラグ3604有効時のDBCC PAGE出力例

 図1では、トレースフラグ3604無効時にDBCC PAGE出力のコマンドを入力したとき、続いてトレースフラグ3604を有効にして、DBCC PAGE出力のコマンドを入力したときの違いを示しています。無効時は何も情報が出力されません。一方、トレースフラグ3604を有効にすると、DBCC PAGEによって該当セッションにおけるPAGEの詳細情報が出力されるようになりました。

 なお、今回紹介したトレースフラグ3604(やDBCC PAGE)はMicrosoftの公式ドキュメントには目立つ記載はありませんが、システム情報の確認を行う上ではかなり役立つ情報が出力されるトレースフラグです。ぜひ覚えていただき、今後のシステム管理に活用してみてください。

 ※本Tipsは、Windows Server 2012 R2上に「SQL Server 2016 RTM」をインストールした環境で解説しています

筆者紹介

内ヶ島 暢之(うちがしま のぶゆき)

ユニアデックス株式会社 NUL System Services Corporation所属。Microsoft MVP Data Platform(2011〜)。OracleやSQL Serverなど商用データベースの重大障害や大型案件の設計構築、プリセールス、社内外の教育、新技術評価を担当。2016年IoTビジネス開発の担当を経て、2016年現在は米国シリコンバレーにて駐在員として活動中。目標は生きて日本に帰ること。

椎名 武史(しいな たけし)

ユニアデックス株式会社所属。入社以来 SQL Serverの評価/設計/構築/教育などに携わりながらも、主にサポート業務に従事。SQL Serverのトラブル対応で社長賞の表彰を受けた経験も持つ。休日は学生時代の仲間と市民駅伝に参加し、銭湯で汗を流してから飲み会へと流れる。


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