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» 2017年11月10日 05時00分 公開

Linux基本コマンドTips(159):【 whois 】コマンド――ドメイン情報を表示する

本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、ドメインの所有者などをはじめとするドメイン情報を表示する「whois」コマンドです。

[西村めぐみ,@IT]
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 本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、ドメインの所有者などをはじめとするドメイン情報を表示する「whois」コマンドです。

whoisコマンドとは?

 「whois」コマンドは、インターネット上でのドメイン名やIPアドレスの所有者を検索し、ドメイン情報を表示するために用います。

 CentOSやUbuntuには、デフォルトではwhoisコマンドがインストールされていません。「yum install whois」や「apt install whois」でインストール可能です。実行にはroot権限が必要です(連載第68回)。



whoisコマンドの書式

whois [オプション] 対象ドメイン

※[ ]は省略可能な引数を示しています。




whoisの主なオプション ※1

短いオプション 長いオプション 意味
-h サーバ --host サーバ 使用するWHOISサーバ(whois.jpなど)を指定 ※2
-p ポート番号 --port ポート番号 使用するポート番号(デフォルトは43)
-H 免責事項(legal disclaimers)を表示しない
--verbose 問い合わせ内容を表示

※1 RIPEなどWHOISサーバによっては検索用のオプションが使用可能(--helpで確認)
※2 WHOISサーバによっては提供可能なドメイン情報が限られている場合がある



主なWHOISサーバ

地域 WHOISサーバ
アジア、太平洋地域(APNIC) whois.apnic.net
日本(JPRS) whois.jprs.jp
北米(ARIN) whois.arin.net
欧州、中東、中央アジア(RIPE) whois.ripe.net
南米とカリブ海地域(LACNIC) whois.lacnic.net
アフリカ(AFRINIC) whois.afrinic.net


ドメイン情報を表示する

 「whois ドメイン」でドメインの所有者やネームサーバ、登録日などのドメイン情報を表示します(画面1)。ドメインを指定する際、「www.」の部分は不要です。

コマンド実行例

whois 対象ドメイン

whois google.co.jp

(google.co.jpのドメイン情報を表示)(画面1


画面1 画面1 ドメイン情報を表示したところ


使用しているWHOISサーバを確認する

 whoisコマンドは、ドメインやIPアドレスなどの所有者を検索するためのプロトコルWHOISを使います。検索の際、応答するサーバをWHOISサーバと呼びます。

 ドメインやIPアドレスは、IANA(Internet Assigned Numbers Authority、アイアナ)と、各地域のNIC(Network Information Center)が管理しており、NICはWHOISによる問い合わせに応じてドメイン情報を返します。

 例えば日本のドメインは日本レジストリサービス(JPRS)が管理しており、WHOISの問い合わせはwhois.jprs.jpで受け付けています(Webサイトからも検索可能)。

 whoisコマンドがどのWHOISサーバを使用しているか、「--verbose」オプションで確認できます(画面2)。画面2ではheadコマンドで冒頭部のみ表示しています。

コマンド実行例

whois --verbose 対象ドメイン

(問い合わせ先を表示してから結果を表示する)(画面2


画面2 画面2 ドメイン情報を問い合わせたWHOISサーバを併せて表示したところ


IPアドレスから検索する

 「whois IPアドレス」で、IPアドレスからドメイン情報を探し出して表示することも可能です(画面3)。

コマンド実行例

whois IPアドレス

(IPアドレスに相当するドメイン情報を表示する)


画面3 画面3 IPアドレスからドメイン情報を検索したところ


訂正 記事の掲載当初、以下の誤りがありました。お詫びして訂正いたします。主なWHOISサーバとして「日本(JPNIC) whois.jprs.jp、whois.jp」としておりましたが、正しくは「日本(JPRS) whois.jprs.jp」です。「日本のドメインは日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が管理」とありましたが、正しくは「日本レジストリサービス(JPRS)が管理」です。上記記事は既に修正済みです。(2017/11/10)

筆者紹介

西村 めぐみ(にしむら めぐみ)

PC-9801NからのDOSユーザー。PC-486DX時代にDOS版UNIX-like toolsを経てLinuxへ。1992年より生産管理のパッケージソフトウェアの開発およびサポート業務を担当。著書に『図解でわかるLinux』『らぶらぶLinuxシリーズ』『はじめてでもわかるSQLとデータ設計』『シェルの基本テクニック』など。2011年より、地方自治体の在宅就業支援事業にてPC基礎およびMicrosoft Office関連の教材作成およびeラーニング指導を担当。


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