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» 2017年12月15日 11時00分 公開

2018年春から開講:社会人および学生が対象――日本IBMと金沢工業大学、AI人材育成プログラムを開講

金沢工業大学は、AI人材育成のための社会人向け教育コース「AI ビジネスエンジニアリングプログラム」を同大学の虎ノ門大学院で2018年春に開講する。日本IBMが教育用コンテンツを開発する他、専門性の高い講師を派遣する。

[@IT]

 金沢工業大学は2017年12月14日、日本IBMの協力を受け、AI(人工知能)人材育成を目的とした社会人向け教育コース「AI ビジネスエンジニアリングプログラム」を同大学の虎ノ門大学院で2018年春に開講すると発表した。AI活用の需要が高まる産業界に向けて、即戦力となる人材の早期育成を目指す。同大学の学生も参加可能。日本IBMは、教育用コンテンツの開発や、専門性の高い講師の派遣を行う。

 同コースは、日本IBMが「IBM Watson」関連事業を通して得た知見と、金沢工業大学の教育ノウハウを統合し、AI導入に必要なスキルを体系化して開発した。ビジネスと技術の両面からAIスキルの育成を図る。ビジネス課題を解決するためのAIプロジェクトの企画立案や、AI活用に関する法的課題、実際の導入事例を基にしたケーススタディーやディスカッション、最先端技術のハンズオンなどのメニューを用意する。

画像 日本IBMがWatsonに関する教育コース開発で学校法人を支援するのは、これが初めてだという。

 金沢工業大学では、2016年11月から、教職員による学生指導にIBM WatsonやIBM Watson Explorerを活用し、学生の自己成長を支援する「コグニティブ・キャンパス」の実現を進めてきた。こうしたコグニティブへの取り組みを背景に、新たに開講するコースでは、「AIの活用によって、より現実的な課題を解決できる人材を育成する」としている。

 同大学では、次の4つのコースを開設し、各コース当たり2時間の授業を8回行う。

  1. 「AI基本コース」:AIの活用を検討するビジネスパーソンを対象にする。AIの技術動向や活用法、法的課題、プロジェクト実施時の考慮点などを学び、AI導入プロジェクトの企画立案能力の習得を目指す。
  2. 「AIビジネスコース」:企業のIT部門やエンジニアが対象。実際のAI事例を基にしたケーススタディーやディスカッションを通して、AI導入プロジェクトの提案書作成能力の習得を目指す。
  3. 「AI技術基礎コース」:Watson認定技術者試験の合格に必要な知識習得を目指す。AIビジネスコースと同様、企業のIT部門やエンジニアが対象。既存のAI技術を活用したアプリケーション構築をハンズオン型で学ぶ。
  4. 「AI技術上級コース」:エンジニアが対象。機械学習や深層学習に加え、AIが適用可能な領域や考慮点、限界点などを理解する。新たなAI製品のサービス開発に役立つスキルの習得を目指す。

 金沢工業大学では、同コースのトライアル版を2018年2月と3月に開講する他、同コースの内容を大学生向けに改訂し、2019年度から大学1年生向けの選択科目として開設する予定だ。

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