連載
» 2018年07月04日 05時00分 公開

Google Chrome完全ガイド:Google Chromeの閲覧履歴やブックマークをPCとスマホの間で同期・共有する (1/3)

PCやスマートフォンなど複数の端末でWebブラウザを使っていると、ブックマークや閲覧履歴を共有したくなりませんか? これをGoogle Chromeの「同期」と呼ばれる機能で実現する手順を解説します。

[島田広道,デジタルアドバンテージ]
「Google Chrome完全ガイド」のインデックス

連載目次

 本稿では、Google Chromeの閲覧履歴やブックマークなどを端末間で共有できる「同期」について説明します。

Google Chromeの「同期」とは?

 Webブラウザには、ブックマークや閲覧履歴、Webページの認証に使ったID/パスワードなど、固有の情報が蓄えられます。Google Chrome(以下、Chrome)には、こうした情報を複数のChrome間で共有できる仕組みが備わっています。それが「同期」と呼ばれる機能です。

Chrome同士の同期機能 Chrome同士の同期機能

 例えば、会社のChromeでブックマークを追加しておくと、スマートフォンのChromeのブックマークにも反映され、外出中にそのブックマークを開く、といったことが可能です。また認証が必要なサイトでは、ID/パスワードを保存しておけば、どの端末のChromeでも同じように認証ができます。同期は双方向のため、スマートフォンで変更した設定もPCに反映されます。

 同期できるデータは次の通りです。

複数のChrome間で同期できる項目 複数のChrome間で同期できる項目

 あらかじめ同期の設定をしておくと、新しいPCやスマートフォンを導入したとき、Chromeをインストールして同期の設定をするだけで、同じ環境を自動的に再現できるというメリットもあります。

Chromeの同期にはGoogleアカウントが必須

 Chromeの同期機能には、Googleが提供している「Googleアカウント」が必須です。Googleアカウントは、GmailやGoogleカレンダーといったGoogleが広く一般に公開しているネットサービスでユーザーの識別や認証などに用いられます。個人向けアカウントは無料で作成できます。

 Googleアカウントには、ユーザーのプライベートなデータを安全に保持する機能が備わっています。Chromeはこれを利用して、閲覧履歴やブックマークなどのデータをインターネット経由でGoogleにアップロードしつつ、同じGoogleアカウントでログインしている他の端末のChromeからアップロードされたデータも統合して、Googleアカウント上に最新のデータを保持し続けます。さらに、その最新データをダウンロードして反映することで、各端末のChromeも最新の状態になります。

 いったん同期の設定を済ませれば、後はインターネットに接続している限り、Chromeがバックグラウンドで自動的に同期を行います。そのため、ユーザーが同期のために何か手動で操作しなくても、ある端末で変更したデータが自動的に他の端末にも速やかに反映されます。

●Chromeの同期に用いるGoogleアカウントの選択

 すでにGoogleアカウントを利用している場合、この後に説明するGoogleアカウントの作成手順はスキップして、Chromeの同期設定に進んでください。

 特にAndroidスマートフォン/タブレットを使っている場合は、それに設定してあるGoogleアカウントを流用するのが手っ取り早くて簡単です。

 企業や教育機関などで「G Suite」を利用している場合、そこから発行されたGoogleアカウントをChromeの同期に使うこともできます。ただしG Suiteのアカウントはその管理者によって機能が制限されている場合があり、個人向けGoogleアカウントと同じことができるとは限らないので注意してください。

 Googleアカウントを作ったことがなければ、まずはGoogleアカウントを新たに作成しましょう。その手順を説明します。

●Googleアカウントを新たに作成するには

 新たにGoogleアカウントを作るには、まずWebブラウザで次のGoogleのページを開きます。

 すると以下のような入力フォームが複数の画面にわたって表示されますので、画面の指示に従って入力していきます。

Googleアカウントの新規作成(1/6) Googleアカウントの新規作成(1/6)

 ユーザー名(ID)は、(他人が作成した分も含めて)すでにあるGoogleアカウントと同じものは作成できません。そのため、よくある単語や名前などはすでに作られており、なかなかいいユーザー名が見つからないかもしれません。そのような場合は、途中に数字を入れるなど工夫するとよいでしょう。メールアドレスは「<ユーザー名>@gmail.com」になります。

 パスワードは簡単に類推されないよう、最低限、次の条件を全て満たすような文字列を指定しましょう。

  • 12文字以上
  • 英数字だけでなく記号を混ぜます
  • 辞書に載っているような単語以外の文字も含めます
  • 誕生日や親しい人、ペットの名前など、調査されるとすぐ判明しそうな個人情報は避けます

 Gmailを使う予定がなければ、手持ちのメールアドレスでGoogleアカウントを作ることもできます。それには[代わりに現在のメールアドレスを使用]をクリックします。

Googleアカウントの新規作成(2/6) Googleアカウントの新規作成(2/6)

 最初の画面で[次へ]ボタンをクリックすると、パスワードの保存を問い合わせるダイアログが表示されます。[保存]ボタンをクリックすると、作成中のGoogleアカウントでChromeにログインする際、自動的にパスワードが記入されるようになります。

 Googleアカウントは、日本では13歳以上でないと作成できません(国によって制限が異なります)。生年月日は、それを確認するために入力するものです。生年月日を詐称すると、アカウントが無効になることがあるそうなので正しい生年月日を入力した方がよいでしょう(そのアカウントで保存されているデータなどが失われる可能性があります)。

Googleアカウントの新規作成(3/6) Googleアカウントの新規作成(3/6)

 携帯電話番号は必須ではないため、ここで入力する必要はありません(後で設定することもできます)。ただ、指定しておくとパスワードを忘れたときに復旧しやすいなどのメリットがあります(この辺りの設定については後述します)。指定するなら、SMSを受信できる携帯端末の番号を設定しましょう(SMSで通知が届くことが多いからです)。

 メールアドレスも必須ではありません。しかし、例えばGoogleがアカウントに対する不正アクセスを検知したときに、このメールアドレスに通知してくれるといったメリットがあります。PC用メールを受信できる既存のメールアドレスがあるなら、指定しておいて損はないでしょう。

 上記で入力する個人情報の詳細については、次のGoogleのページを参照してください。

 電話番号を指定した場合、[次へ]ボタンをクリックすると、「電話番号の活用」画面が表示されます。電話番号の利用範囲を制限するには、[その他の設定]をクリックします(本稿では、Gmailのメールアドレスを作成する設定で説明します)。

Googleアカウントの新規作成(4/6) Googleアカウントの新規作成(4/6)

 次の画面で、[アカウントのセキュリティ保護目的でのみ電話番号を追加します]を選択すると、アカウント復旧などセキュリティ上の用途以外には電話番号が使われなくなります。これや[電話番号を追加しない]以外を選ぶと、ビデオ通話などのGoogleのサービスにも電話番号が使われるようになります。

Googleアカウントの新規作成(5/6) Googleアカウントの新規作成(5/6)

 最後にプライバシーと利用規約を確認して[同意します]ボタンをクリックすると、実際にGoogleアカウントが作成されます。

Googleアカウントの新規作成(6/6) Googleアカウントの新規作成(6/6)

 以上でGoogleアカウントの作成作業は完了です。Googleアカウントの設定は、次のページで変更できます(Googleアカウントでのログインが必要です)。

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