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» 2018年01月16日 11時00分 公開

Visual Studio最新プレビュー版に多数の新機能を追加:Microsoft、Windows用/Mac用の「Visual Studio 2017」最新バージョンのプレビュー版を公開

Microsoftは、Windows用の統合開発環境の最新バージョンのプレビュー版「Visual Studio 2017 version 15.6 Preview 2」とMac用の「Visual Studio for Mac version 7.4 Preview」を公開した。

[@IT]

 Microsoftは2018年1月10日(米国時間)、Windows用の統合開発環境の最新バージョンのプレビュー版「Visual Studio 2017 version 15.6 Preview 2」とMac用の「Visual Studio for Mac version 7.4 Preview」を公開したと発表した。

 Visual Studio 2017 version 15.6 Preview 2は、2017年12月にリリースされたVisual Studio 2017 version 15.6 Previewをベースに、新機能の追加、バグ修正、フィードバックに基づく改良が行われている。Visual Studio for Mac version 7.4 Previewは、Version 7.4の初プレビュー版。

 概要は以下の通り。

パフォーマンス

 ソリューションのロード性能改善が続けられている。特に、マシンでプロジェクトが既に開かれている場合の改善に重点が置かれている。Microsoftのラボの測定では、大規模なC#およびVisual Basicソリューションのロードが顕著に高速化しているという。

生産性

 貼り付けバッファーの内容を失うことなく、1行のコードをコピーできるようになった([Ctrl]+[E]/[V]キー)。また、デコンパイルされたソースへのナビゲート機能が追加された。

デコンパイルされたソースへのナビゲート(出典:Microsoft、以下同)

診断

 CPU使用率ツールは、[Alt]+[F2]キーで開く「パフォーマンスプロファイラ」ツールで事後プロファイリングを行っているときに使うと、非同期コードの論理コールスタックを表示するようになった(非同期コールスタックスイッチング)。これにより、非同期コードのナビゲートとそのパフォーマンス特性の把握が容易にできる。

CPU使用率ツールのコールスタックスイッチング

C++開発

 C++17の標準ライブラリの実装が進んだ。またincludeファイルが足りない場合、ワークスペースルートに存在していれば、C++オープンフォルダで自動的に見つかるようになった。非アクティブな構成のIntelliSenseエラーが、エディタ内で紫の波線で示されるようになった。

IntelliSense

 CMakeも改良された。CMakeプロジェクトでCTest、Google Test、Boost.Testが自動的に発見され、テストエクスプローラに表示されるようになった。

テストの発見と表示

 テンプレートについては、「Boost.Testアイテムテンプレート」が含まれ、「Boostダイナミックライブラリ」がサポートされた。

 C++コード分析では、整数オーバーフローに関する5つの新しいチェックの強制ルールが追加された。また「C++ Core Guidelines」「C++ Core Guidelines Checker」の拡張からもルールが追加された。「コード分析」コマンドでは、コード生成は行われなくなり、これによって分析がスピードアップした。

コード分析

Microsoft Azure開発

 プレビューでは、「Web App for Containers」をターゲットとするASP.NET CoreプロジェクトやDockerサポートによるソリューションの継続的デリバリーを構成できるようになった。新しいソース管理プロバイダーもサポートされた。

テストエクスプローラ

 Visual Studioのテストエクスプローラでは、テストをプロジェクト、名前空間、クラスで整理できる階層ビューが導入された。この機能により、テストのナビゲートが容易になるだけでなく、テストに関する優れたフィードバックを一覧できる。

階層ビュー

 また今回のプレビューでは、マネージドプロジェクトを作成しなくても、「Roslyn」アナライザを使ってリアルタイムにテストを発見し、テストエクスプローラを立ち上げられる新機能がデフォルトで有効になった。これにより、テストを大幅かつ迅速に発見できるだけでなく、テストエクスプローラと、テストの追加、削除などのコード変更を同期させておくことができるようになった。

Xamarin

 Xamarin.Android 8.2以降を使って作成したXamarin.Androidアプリは、Androidの最新版である「Android 8.1 Oreo」で新たに提供されている各種APIを利用できる。

 Windows上でのVisual Studioを使ったiOSアプリ開発は、これまでよりさらに簡単になっている。このリリースでは、「macOS環境プロビジョニング」という新機能が導入された。Macビルドマシンを手動でインストール、更新するのではなく、Macに接続すれば、セットアップを全てWindowsから行えるようになった。

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